結婚式の余興ダンスを簡単に盛り上げるには?振り付けの作り方と練習

扇子を持って並ぶ6人と、真ん中で頭をかく1人

結婚式の余興ダンスは、「同じ動きのくり返し」「全員で同じ動き」「最後の決めポーズ」の3つで作ると、簡単でも盛り上がります。動きの数を5つほどにしぼれば、ダンスが苦手な人がいても、1か月で会場が手拍子したくなるダンスに仕上がります。

この記事では、振り付けの作り方と、そのまま使える振り付け表、練習の回数の目安、笑いを入れる場所を紹介します。曲の権利と会場に確かめることも、最後にまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 苦手な人でも踊れる振り付けの3つの決まり
  2. 曲は「手拍子しやすい速さ」で選ぶ
  3. そのまま使える振り付け表
  4. 笑いを入れる場所は1か所にしぼる
  5. 練習の回数の目安
  6. 曲の権利と会場のことを確かめる
  7. 全員で集まる時間が取れないときは
  8. よくある質問
  9. まとめ

苦手な人でも踊れる振り付けの3つの決まり

余興のダンスで会場が見ているのは、一人ひとりの上手さではありません。全員がそろって楽しそうに踊っているかどうかです。振り付けを作るときは、次の3つを守りましょう。

同じ動きをくり返す

1つの動きは、最低2回続けてくり返します。1回だけの動きは覚えにくく、本番で忘れやすいからです。サビは1回目と2回目で同じ振り付けにすると、覚える量が半分で済みます。

全員で同じ動きをする

人によって違う動きをするパート分けは、見栄えはしますが、練習の手間が何倍にも増えます。全員が同じ動きをするだけで、人数が多いほど迫力が出ます。ずれが目立たないよう、動きは大きく、ゆっくりめにしましょう。

最後は決めポーズで止まる

ダンスの終わりがはっきりしないと、会場は拍手をするタイミングに迷います。最後は全員で同じポーズを作り、3秒止まって終わりましょう。止まった瞬間に、大きな拍手が起きやすくなります。

曲は「手拍子しやすい速さ」で選ぶ

苦手な人がいるダンスでは、曲の速さが仕上がりを左右します。速すぎる曲は動きが追いつかず、遅すぎる曲は間が持ちません。次の3つを目安に選びましょう。

  • 歩くくらいの速さで、自然に手拍子が打てる
  • サビがはっきりしていて、どこから盛り上がるか分かる
  • 歌詞が明るく、別れや失恋の歌ではない

候補の曲を流しながら、その場で足ぶみと手拍子をしてみてください。無理なく続けられる速さなら、振り付けも楽に合わせられます。歌詞の確かめ方や、会場の多くの人が知っている曲の選び方は「結婚式の余興で歌うなら」も参考になります。

そのまま使える振り付け表

ダンスの動きは、1から8まで数えたまとまりで作ります。これを「8カウント」といい、1回の8カウントは、曲の速さにもよりますが3〜5秒ほどです。まず、次の6つの動きを全員で覚えましょう。どの動きも、1回が8カウントです。

動きやり方苦手な人向けのコツ
A 足ぶみ手拍子足ぶみを続けながら、2拍に1回手をたたく手が合わなければ、足ぶみだけでよい
B 横ステップ足をそろえながら右へ2歩、左へ2歩。腕は自然に振る歩幅を小さくすると、隣の人とぶつからない
C 腕回し両腕を前から上へ、大きくゆっくり2回まわす回す向きを全員でそろえる
D ハートで揺れる両手で頭の上にハートを作り、左右に揺れる揺れる向きは「右から」と決めておく
E ウェーブ端の人から順に、1拍ずつずらして両手を上げる(9人以上なら2人ずつ)「右の人が上げたら自分」と覚える
決めポーズ全員で新郎新婦のほうへ両手を伸ばす止まったら、3秒動かない

この6つを、曲の部分ごとに割り当てると、振り付けの完成です。

曲の部分8カウントの数動き
前奏2背中を向けて並び、1人ずつ振り向いて新郎新婦に手を振る
Aメロ4Aを2回、Bを2回
Bメロ2Cを1回。次の8カウントは止まって、全員で新郎新婦を指さす
サビ4Dを2回、Eを2回
間奏2〜4笑いの場面(次の見出しで紹介)
最後のサビ4〜8サビと同じ動きをくり返す
終わり1決めポーズで3秒止まる

曲の長さに合わせて、Aメロやサビの数を増やしたり減らしたりしてください。踊る部分は1分半〜2分ほどにすると、苦手な人も最後まで集中が続きます。

時間
3分(ダンス2分と、前後の一言)
人数
3〜10人ほど
準備物
曲の音源、そろいの小物(扇子や同じ色のハンカチなど)
難しさ
★★

振り付けを決める手順

  1. 曲を決め、踊る部分を1分半〜2分に縮める
  2. 曲を前奏・Aメロ・サビなどに分け、それぞれの8カウントの数を数える
  3. 上の表の動きを部分ごとに割り当てる(サビは同じ動きのくり返しにする)
  4. 最後の決めポーズを決める
  5. 笑いの場面を1か所だけ入れる
  6. いちばん苦手な人に通しで踊ってもらい、無理な動きがないか確かめる

会場の床はすべりやすいことがあり、当日はドレスや革靴で踊る人もいます。ジャンプや回転は小さめにして、当日の服で踊れる動きにしておきましょう。

笑いを入れる場所は1か所にしぼる

ダンスに笑いを入れるなら、間奏が向いています。歌の部分は踊りに集中し、間奏で1回だけ笑わせると、メリハリがつきます。笑いの入れ方は、次のような形があります。

入れる場所笑いの入れ方気をつけること
前奏全員がまじめな顔で並んだあと、1人だけ遅れて走ってくる遅れる人は、走らずに早歩きにする
間奏1人だけ違う動きをして、全員がその人をじっと見る違う動きは、見てすぐ分かる大きなものにする
間奏全員がぴたりと止まり、新郎の口ぐせを全員で言う口ぐせは、本人が笑って聞けるものにする
最後決めポーズで、1人だけ違うポーズをしている最後の3秒だけにして、すぐ全員でおじぎをする

いちばん手軽なのは、間奏で1人だけ違う動きをする形です。たとえば、全員が止まっている中で1人だけ扇子をあおぎ続け、周りに見られて頭をかく、という流れなら、練習も1回で済みます。笑いは1か所だけにして、最後の決めポーズは全員でまじめにそろえましょう。

ダンスの前後には、短い一言を入れると、誰のための余興かがはっきりします。

例文踊る前と後の一言

(踊る前)
〇〇くん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。新郎のフットサル仲間です。
今日はお二人のために、1か月練習したダンスをお贈りします。
いちばん盛り上がるサビでは、皆さんもぜひ手拍子をお願いします。

(踊ったあと)
ありがとうございました。
〇〇くん、〇〇さん、これからも2人で息を合わせて、楽しい毎日を過ごしてください。
本当におめでとうございます。

練習の回数の目安

ダンスの余興は、集まって練習する回数で仕上がりが決まります。本番の1か月前から始めるなら、集まる練習は3〜4回が目安です。

時期集まる練習すること
4週間前なし(決める人だけ)曲と振り付けを決め、お手本の動画を撮って全員に送る
3週間前1回目6つの動きを覚え、曲に合わせてゆっくり通す
2週間前2回目立ち位置を決め、笑いの場面と決めポーズを練習する
1週間前3回目当日の服と小物で通し、スマホで撮って見直す
前日〜当日4回目(できれば)会場か近くの広い場所で、並び方と入退場だけ確かめる

集まらない日は、それぞれお手本の動画を見ながら1日10分ほど練習します。全員がそろわないときの練習のまとめ方は、「余興の練習の進め方」で紹介しています。10人以上で踊るなら、「結婚式の余興を大人数でやるなら」の並び方も参考になります。

曲の権利と会場のことを確かめる

市販の曲を会場で流して踊るときは、曲の権利の手続きが必要になることがあります。結婚式場では会場がまとめて手続きを済ませていることが多いのですが、扱いは会場によって違います。必ず会場の担当者に確かめましょう。

会場に確かめること

  • この曲を流して踊ってよいか
  • 音源を何で渡すか(CD、USBメモリーなど)と、渡す期限
  • 短く編集した音源を流してよいか(市販のCDだけ、という会場もある)
  • 編集できない場合、音を小さくして止める場所を伝えられるか
  • 踊れる広さと、床がすべりやすくないか
  • 新郎新婦の席の前まで出てよいか

編集した音源が使えない会場では、音響の人に「2分10秒で音を小さくして止めてください」のように、時間で伝えます。踊っている様子を動画にしてムービーで流す場合は、会場で流すのとは別の手続きが要ることが多いです。くわしくは「余興ムービーの曲の選び方と著作権」を見てください。

全員で集まる時間が取れないときは

住んでいる場所がばらばらで、集まって練習するのが難しいこともあります。そんなときは、一人ひとりが同じ振り付けを踊った動画を撮り、つなげてダンスのムービーにする方法があります。

よくある質問

どうしても踊りが苦手な人がいます。

その人には、後ろの列で足ぶみ手拍子だけを続けてもらうか、扇子や名前のボードを持つ係に回ってもらいましょう。全員が同じ振り付けを踊らなくても、決めポーズさえそろえば、見ている人には一体感が伝わります。

衣装はそろえたほうがいいですか?

全身をそろえなくても大丈夫です。扇子、同じ色のハンカチ、そろいのリボンなど、小物を1つそろえるだけで、まとまって見えます。安く用意する方法は「余興の衣装の選び方」で紹介しています。

新郎を途中から一緒に踊らせたいです。

楽しい演出ですが、当日いきなり呼ぶと、新郎が戸惑うこともあります。新郎だけには前もって伝え、最後のサビの動きを1つだけ覚えてもらうと安心です。呼び込むタイミングは、司会の人にも伝えておきましょう。

まとめ

  • 振り付けは「くり返し・全員で同じ動き・決めポーズ」の3つで作る
  • 動きは5〜6個にしぼり、サビは同じ動きのくり返しにする
  • 笑いは間奏などの1か所だけにして、最後はまじめにそろえる
  • 1か月前から始め、集まる練習は3〜4回、集まらない日は動画で各自練習する
  • 曲の権利や音源の渡し方は、自分たちで判断せず会場に確かめる
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