余興の衣装の選び方|安く・手作りで・面白く見せるコツ

ハンガーラックの上着とエプロンを見比べて衣装を選ぶ人

余興の衣装は、全身をそろえるより「いつもの正装に小物を1つ足す」のがおすすめです。はちまきや蝶ネクタイを1つ足すだけで役が伝わり、費用も1人数百円ほどで済みます。着替えがいらないので、披露宴の途中でもすぐに出番に入れます。

この記事では、ネタに合う小物の選び方と、100円ショップなどで手に入る材料での作り方を紹介します。動きやすさの確かめ方や、会場の格式に合わせた考え方もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 余興の衣装は「小物1つ」で十分な理由
  2. ネタ別・足すと伝わる小物の例
  3. 100円ショップの材料で作る小物3つ
  4. 動きやすさは本番の服と靴で確かめる
  5. 会場の格式に合わせた選び方
  6. 当日の持ち運びと身につける時間
  7. よくある質問
  8. まとめ

余興の衣装は「小物1つ」で十分な理由

結婚式のゲストは、もともとスーツやドレスで来ています。その正装を土台にして、小物で「役」だけを足すと、きちんとした場の空気を崩さずに笑いが取れます。

正装と小物の差が笑いになる

スーツ姿の大人が、そろって真剣な顔ではちまきを締めて出てくる。それだけで、会場にはくすっと笑いが起きやすくなります。全身を作り込んだ仮装より、きちんとした服と小物の差のほうが、品よく笑いにつながります。

着替えがいらず、出番の前後があわただしくない

全身の衣装だと、更衣室を借りたり、着替えの時間を取ったりする必要があります。小物なら出番の直前に席で身につけ、終わればすぐに外せます。料理や歓談の時間を削らずに済むのも、うれしいところです。

写真や動画に残っても困らない

余興の様子は、新郎新婦のアルバムや動画に残ります。小物だけなら、何年かたって見返しても恥ずかしくなく、親族に見られても安心です。

ネタ別・足すと伝わる小物の例

小物は「見た瞬間に役が分かるか」で選びます。説明しなくても伝わる物を1つ選べば、ネタの最初の数秒がぐっと楽になります。

ネタ足す小物の例会場に伝わること
漫才おそろいの蝶ネクタイ、同じ色のネクタイ2人がコンビであること
店員や駅員になるコントエプロン、帽子、名札どこの場面か
応援団・エールはちまき、たすき、白い手袋本気で応援しに来たこと
手品蝶ネクタイ、黒いマント手品師の役であること
ニュース・天気予報風指し棒、原稿をはさむボードキャスターの役であること
ダンスおそろいの色のスカーフやバンダナ全員が1つのチームであること
クイズの司会大きな名札、卓上のベル進行役であること

人数が多いときは、小物の色を1色に決めると、写真に写ったときもまとまります。新郎新婦の好きな色や、式のテーマカラーを選ぶと喜ばれます。

小物は多くても2つまで

小物を3つ以上重ねると、どこを見ればいいのか分からなくなります。いちばん見せたい1つを決め、足すとしても2つまでにしましょう。

最後は小物を外してお祝いを言う

小物は、締めの一言の前に外すと、場面がはっきり切りかわります。役のままお祝いを言うより、素の自分に戻って話すほうが、気持ちがまっすぐ届きます。

例文小物を外して締める一言

(はちまきを外して手に持ち、一歩前に出る)
ここからは応援団ではなく、〇〇くんの友人として一言だけ言わせてください。
〇〇くん、〇〇さん、本日は本当におめでとうございます。
これから先も、私たちはずっと2人の応援団です。

たすきを使うなら、裏側にメンバー全員でメッセージを書いておく方法もあります。最後に新郎の肩に掛けて渡せば、そのまま記念の贈り物になります。

100円ショップの材料で作る小物3つ

小物の材料は、100円ショップなどの手芸・文具・パーティー用品の売り場でそろうことが多いです。どの売り場で何を探すかを先に決めておくと、買い物が1回で済みます。

売り場見つかる物の例使い道
手芸フェルト、リボン、ゴムひも、不織布蝶ネクタイ、たすき、ベスト
文具画用紙、両面テープ、マスキングテープ文字、名札、仮留め
パーティー用品蝶ネクタイ、帽子、めがねそのまま使える小物
服飾小物白い手袋、スカーフ、ヘアゴム応援団、ダンスのそろい

ここからは、どのネタにも使いやすい3つの作り方を紹介します。費用は、材料の量による目安です。

1. 名前入りのたすき

たすきは、肩から斜めに掛ける帯です。役名や「新郎応援団」などの言葉を書くと、誰が何の役かが遠くの席からも分かります。

作る時間
20分ほど
材料
幅10cmほどの布かリボン(長さ1.6mほど)、白い画用紙、両面テープ、安全ピン
費用の目安
1本数百円
難しさ
★
  1. 布を片方の肩から反対側の腰まで掛けて、長さを決めて切る
  2. 画用紙に文字を書き、1文字ずつ四角く切り抜く
  3. 文字を布の前側に、両面テープで貼る
  4. 布の両端を重ねて、安全ピンで留めて輪にする

文字は、布の幅いっぱいの大きさで書くと読みやすくなります。手書きに自信がなければ、パソコンで印刷した文字を貼ってもかまいません。

2. フェルトの蝶ネクタイ

漫才や手品、司会の役に合う小物です。フェルトは切っても端がほつれにくいので、縫わずに作れます。

作る時間
15分ほど
材料
フェルト(20cm角ほど)、細いゴムひも、ホチキスか布用の接着剤
費用の目安
2つで数百円
難しさ
★
  1. フェルトを、横12cm・縦6cmの長方形と、幅2cmの細い帯に切る
  2. 長方形のまん中をつまんで、ちょうちょの形にする
  3. 細い帯をまん中に巻き、裏側をホチキスか接着剤で留める
  4. 裏の帯にゴムひもを通し、首回りの長さに合わせて結ぶ

ゴムひもが苦手なら、裏に小さなクリップを付けて、シャツの襟元にはさむ形にしてもかまいません。

3. 頭から通すだけのベスト

不織布(ふしょくふ)は、切っても端がほつれにくい布です。半分に折って頭の穴を開けるだけで、スーツやドレスの上から羽織れるベストになります。

作る時間
30分ほど
材料
不織布(60×120cmほど)、リボン、画用紙かフェルト(飾り用)
費用の目安
1着数百円
難しさ
★★
  1. 不織布を半分に折り、折り目のまん中に頭が通る穴を切る
  2. 前側だけ、穴から裾までまっすぐ切り開く
  3. 脇の下あたりの前と後ろにリボンを付け、左右で結べるようにする
  4. 背中にチーム名や2人の名前を、画用紙かフェルトで貼る

羽織って結ぶだけなので、10秒ほどで身につけられます。人数分作れば、大人数の余興でもそろって見えます。段ボールを使った大がかりな衣装を作りたいときは、「忘年会の仮装のアイデア」も参考になります。

動きやすさは本番の服と靴で確かめる

小物を足すと、思った以上に動きにくくなることがあります。ダンスやコントのように動くネタなら、本番と同じ服と靴で、少なくとも1回は通して練習しましょう。

通し練習で確かめること

  • 腕を上げたときに、たすきや小物がずれないか
  • 帽子やかぶり物が、前を見る目をふさがないか
  • 手袋をはめたまま、マイクや小道具をしっかり持てるか
  • 靴が床で滑らないか(革靴やヒールは特に)
  • 小物を付けたり外したりするのが、10秒ほどで済むか

留め具は服を傷めない物を選ぶ

ドレスや借りたスーツに安全ピンを刺すと、穴が残ることがあります。服に付ける小物は、クリップではさむか、ゴムで掛ける形にしましょう。

照明の下は思ったより暑い

照明が当たる場所は、客席より暖かいことが多いです。上着やかぶり物を重ねる場合は、出番の直前に身につけ、終わったらすぐ外します。振り付けのある余興なら、「余興ダンスの振り付けの作り方」で練習の進め方も確かめておきましょう。

会場の格式に合わせた選び方

同じ衣装でも、会場によって受け止め方が変わります。ホテルの披露宴と、貸し切りの店での二次会とでは、ちょうどよい「くだけ具合」が違います。

会場衣装の目安気をつけること
ホテル・格式のある式場正装のまま、小物を1つ足す大きな衣装や着替えは控えめにする
ゲストハウス・専門式場小物か、羽織るだけのベストまで着替える場所があるか先に確かめる
レストラン小物を中心に、身につける物は小さく通路が狭く、テーブルに当たりやすい
二次会(貸し切りの店)かぶり物や仮装も楽しめることが多い店の人に確かめ、店の外では着ない

迷ったら、使う小物を見せて「これを使ってもいいですか」と会場の人か新郎新婦に聞くのが確実です。マイクや音響の確認と一緒に、「余興の前に会場と確かめること」で済ませておきましょう。

親族や年配のゲストが多い式では

親族が多い式では、笑いよりも「きちんと感」を残すほうが安心です。はちまきや蝶ネクタイのように、昔からある分かりやすい小物を選ぶと、年配の人にも意図が伝わります。

結婚式で避けたい衣装

衣装は、出る人が楽しくても、会場の誰かを困らせることがあります。次のような衣装は選ばないようにしましょう。

結婚式で避けたい衣装

  • 白いドレスや白いタキシードなど、主役の2人とかぶる衣装
  • 新郎新婦の昔の髪型や服装をまねて、からかう衣装
  • 露出が多い服や、体の線が目立つ服
  • 性別や国・民族そのものを笑いの種にする衣装

当日の持ち運びと身につける時間

小物は、1人分ずつ袋に分けて持っていくと、会場で配る手間が省けます。袋に名前を書いておけば、取り違えもありません。

  1. 前日までに、1人分ずつ袋に分けて名前を書く
  2. 会場では、出番まで手元に置けるかを確かめる(大きな物はクロークへ)
  3. 出番の5〜10分前に、席でそっと身につける
  4. 終わったら外して袋に戻し、そのまま席に戻る

着替えが必要な衣装なら、更衣室を借りられるかを会場に確かめておきます。乾杯のすぐあとの出番だと、着替える時間はほとんどありません。出番の順番と合わせて、司会の人に確認しておきましょう。

よくある質問

衣装はレンタルしたほうがいいですか?

小物で足りるなら、手作りか買うほうが安く済みます。全身の衣装がネタの中心になる場合は、パーティー用の衣装を借りる方法もあります。返す日や、汚したときの決まりを先に確かめておきましょう。

かぶり物や着ぐるみを使ってもいいですか?

二次会なら楽しめることが多いですが、披露宴では会場と新郎新婦に確かめてからにしましょう。使うなら顔が見える物を選び、出番の間だけ身につけます。顔が隠れたままだと、誰からのお祝いなのかが伝わりにくくなります。

おそろいのTシャツを作ってもいいですか?

披露宴でスーツやドレスの上にTシャツを着ると、ちぐはぐに見えやすくなります。そろえたいなら、色を合わせた小物か、羽織るだけのベストがおすすめです。Tシャツは、くだけた二次会に向いています。

衣装の費用は誰が出しますか?

出る人で等分することが多いです。小物1つなら1人数百円ほどで済むので、最初に予算の上限を決めておくと、あとで気まずくなりません。

まとめ

  • 余興の衣装は、正装に小物を1つ足すのが基本
  • 小物は「見た瞬間に役が分かるか」で選び、多くても2つまでにする
  • たすきや蝶ネクタイは、100円ショップなどの材料で数百円から作れる
  • 本番の服と靴で通し練習をし、会場の格式に合わせて控えめにする
  • 最後は小物を外して、素の自分でお祝いを言う
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