言葉だけでできる一発芸|ダジャレ・回文・言い間違いで笑わせるネタ

洗濯ばさみを手に、ワニの絵を描いたノートの前でひらめく女性

言葉だけでできる一発芸は、回文や早口言葉、ダジャレのような言葉遊びを、30秒ほどの短い発表にしたものです。体を動かさなくてよいので、座ったままでも、マイク1本でもできます。例文を用意しておけば、読み上げるだけでも形になります。

この記事では、言葉遊びの一発芸を8種類、そのまま使えるオリジナルの例文と一緒に紹介します。伝わりやすくする言い方のコツもまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 言葉の一発芸が向いている場面
  2. 回文:上から読んでも下から読んでも同じ
  3. 早口言葉のアレンジ
  4. あいうえお作文
  5. ダジャレと言い間違いを一発芸にする
  6. なぞかけ・逆さ言葉・オノマトペ
  7. 言葉の一発芸を伝わりやすくするコツ
  8. よくある質問
  9. まとめ

言葉の一発芸が向いている場面

言葉の一発芸は、体を動かすのが苦手な人や、座敷の宴会、年配の人が多い会に向いています。言葉遊びは世代を問わず楽しめるうえ、動きが小さいので、どの席からでも同じように笑えます。

8種類の特徴を、先に表でまとめました。難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。

種類どんな芸か時間難しさ
回文上から読んでも下から読んでも同じ文を言う30秒★
早口言葉のアレンジその場の言葉で作った早口言葉に挑戦する30秒★★
あいうえお作文言葉の1文字ずつを頭にして、文を作る30秒〜1分★★
ダジャレ3連発テーマをそろえたダジャレを3つ続ける20秒★
わざと言い間違える乾杯乾杯の挨拶を、3回言い間違えながら進める30秒★★
なぞかけ「〇〇とかけて△△と解く」の形で答える20秒★★★
逆さ言葉挨拶を逆から言い、出てくる言葉を見つける30秒★
オノマトペ今日1日を「ぎゅうぎゅう」のような言葉だけで話す20秒★

回文:上から読んでも下から読んでも同じ

回文とは、上から読んでも下から読んでも、同じ音になる文のことです。言ったあとに自分で逆から読み直して見せると、会場が「本当だ」と感心して、拍手が起きます。

例文宴会で使える回文の例

ダンスが済んだ(だんすがすんだ)
イカ、食べたかい(いかたべたかい)
肉の国(にくのくに)
留守に何する(るすになにする)
キツネの寝つき(きつねのねつき)
鶏とワニ(にわとりとわに)

一発芸にするときは、1つ目は成功させて、2つ目でわざと失敗する流れにすると、笑いが起きやすくなります。

台本回文に挑戦(約30秒)

自分今から、上から読んでも下から読んでも同じ文、回文を言います。

自分「ダンスが済んだ」。

自分逆から読みます。だ、ん、す、が、す、ん、だ。

(会場から拍手)

自分では、もう少し長いのに挑戦します。「今日の宴会、楽しいな」。

自分逆から読みます。な、い、し、の、た……

(指を折って数えながら、途中で止まる)

自分……失敗しました。でも、楽しいのは本当です。

(一礼)

逆から読むときは、1音ずつ指を折りながら、ゆっくり読みます。紙に大きく書いて見せると、後ろの席の人にも伝わります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし(回文を書いた紙があると伝わりやすい)
難しさ
★

早口言葉のアレンジ

昔からある早口言葉の「形」だけを借りて、言葉をその場のものに入れかえると、オリジナルの早口言葉になります。料理や会社にまつわる言葉で作ると、会場の人も挑戦したくなります。

借りる形作った早口言葉
「なま〇〇、なま△△、なま〇〇△△」の形生春巻き、生ハム巻き、生ハム春巻き
同じ音を4回重ねる幹事の感じのいい漢字の看板
「しゃ・しょ・しゅ」をまぜる社員食堂の写真集
「きゃ」を3回入れる客席の脚立の客

一発芸の流れは、「ゆっくり→ふつう→速く」と3回言ってみせ、最後にいちばん簡単な言葉でかむ、という形がおすすめです。

台本早口言葉に挑戦(約30秒)

自分早口言葉に挑戦します。「生春巻き、生ハム巻き、生ハム春巻き」。

自分まずはゆっくり。生春巻き、生ハム巻き、生ハム春巻き。

自分次はふつうの速さで。生春巻き、生ハム巻き、生ハム春巻き。

自分最後は速く。生春巻き生ハム巻き生ハム春巻き。

(会場から拍手。満足そうに一礼する)

自分ありがとうごじゃいました。

(照れ笑いをして、もう一度一礼)

難しい早口言葉が言えたあとに、簡単な「ありがとうございました」でかむ落差が笑いになります。職場の言葉で作る早口言葉のほかの例は、「忘年会の出し物を1人でやるなら」で紹介しています。早口言葉で滑舌もよくしたい人は、「滑舌の練習文」も参考になります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

あいうえお作文

あいうえお作文とは、言葉の1文字ずつを頭にして、つながった文を作る言葉遊びです。会の主役に向けて作ると、笑いと感謝の両方が伝わります。

例文送別会で主役に贈る「おつかれさま」

お 思い出すのは
つ つらい日も笑っていた
か 〇〇さんの横顔と
れ 冷静な一言と
さ 差し入れのお菓子です
ま またいつでも、遊びに来てください

会場から短いお題をもらって、その場で作る形にすると盛り上がります。3文字くらいの言葉なら、少し考えれば作れます。

例文会場からもらったお題で作る例

(お題「おすし」)
お お祝いの日は
す 少し背伸びして
し しょうゆを、いつもより1滴多めにします

(お題「いちご」)
い いつも
ち ちょっとだけ
ご ごほうびを、先に食べてしまいます

その場で作るのが不安なら、食べ物や季節の言葉でよく出る頭の文字(か・さ・た・な・は)ごとに、使える言葉をメモしておくと安心です。

時間
30秒〜1分
人数
1人(お題を出す人は会場から)
準備物
なし(文字を書いたフリップがあると見やすい)
難しさ
★★(その場で作るなら★★★)

ダジャレと言い間違いを一発芸にする

ダジャレも言い間違いも、1つだけだと流れてしまいがちです。3つ重ねて「芸」にすると、会場が笑う準備をしてくれます。

ダジャレ3連発

テーマを1つに決めて、ダジャレを3つ続けます。3つ目だけ少し長くしたり、しぐさをつけたりすると、締まりが出ます。

例文宴会の料理で3連発

締めのラーメンが出てきて、しめしめです。
追加の一品が、まさに逸品です。
おでんを食べていたら、お電話です。(電話に出るしぐさで)はい、〇〇です。

例文冬の宴会で3連発

乾杯したら、寒波も怖くありません。
唐揚げを食べたら、空元気が本当の元気になりました。
幹事さんは、今日もいい感じです。

ダジャレのあとに、学者のような口調で「ただいまのダジャレを解説いたします。『おでん』の3音が、『お電話』の頭の3音と重なっております」と、まじめに解説する形もあります。会話では解説すると滑りやすいのですが、一発芸では解説そのものが笑いになります。会話の中でダジャレを言うコツは、「ダジャレを面白くするには?」にまとめています。

時間
20秒(解説をつけるなら40秒)
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

わざと言い間違える乾杯

乾杯の挨拶を、わざと言い間違えては言い直しながら進めます。言い間違える言葉は、音が似ていて、悪口に聞こえないものを選びます。

台本言い間違えながら乾杯(約30秒)

自分それでは、乾杯の音痴を……失礼しました、音頭を取らせていただきます。

自分みなさま、グラスをお持ちください。

自分みなさまのご健闘と……失礼しました、ご健康と、

自分〇〇部のますますのご発見……いえ、ご発展を祈りまして。

(ひと呼吸おいて、はっきりと)

自分乾杯。

言い間違えは3回までにして、最後の「乾杯」だけははっきり言いましょう。乾杯の合図がぶれると、会場がグラスを上げるタイミングに迷ってしまいます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
飲み物の入ったグラス(お酒でなくてよい)
難しさ
★★

なぞかけ・逆さ言葉・オノマトペ

なぞかけ

なぞかけとは、「〇〇とかけて△△と解く。その心は」の形で、2つの物の共通点を1つの言葉で言い当てる言葉遊びです。同じ音で意味が2つある言葉を使うと作れます。

例文なぞかけの例

初めてのスピーチとかけて、天ぷらと解きます。その心は、どちらもすぐに「あがり」ます。
春の雪とかけて、算数のテストと解きます。その心は、どちらも「とけ」るとうれしいものです。
お正月とかけて、プレゼントの箱と解きます。その心は、どちらも「あけて」うれしいものです。
宴会の終わりとかけて、閉店間際のお店と解きます。その心は、どちらもしっかり「しめ」ます。

会場からお題をもらう形にしたいときは、答えを用意したお題を3つ紙に書いておき、その中から選んでもらうと安心です。

時間
20秒
人数
1人(お題を選ぶ人は会場から)
準備物
お題を書いた紙(あれば)
難しさ
★★★

逆さ言葉

ふだんの挨拶を、逆から読んで言います。会場の人に元の言葉を当ててもらったあと、逆から読むと出てくる言葉を発表します。

例文逆から読むと出てくる言葉

おつかれさまです → すでまされかつお(最後に「かつお」)
よろしくおねがいします → すましいがねおくしろよ(途中に「くしろ」)
ごちそうさまでした → たしでまさうそちご(途中に「うそ」)

最後は「ごちそうさまでした、を逆から読むと『うそ』が入っています。でも、今日の料理がおいしいのは本当です」と締めると、明るく終われます。

時間
30秒
人数
1人(当てる人は会場の全員)
準備物
なし(ひらがなで書いた紙があると伝わりやすい)
難しさ
★

オノマトペで今日1日

オノマトペとは、「ぎゅうぎゅう」「わくわく」のような、音や様子を表す言葉です。今日1日の出来事を、オノマトペだけで話します。

例文今日1日をオノマトペで

朝は、ぼーっ。
電車は、ぎゅうぎゅう。
メールは、どっさり。
お昼は、もぐもぐ。
午後は、てきぱき。
定時の5分前から、そわそわ。
そして今、わくわく。

最後の1つを「今の気持ち」にすると、宴会への期待が伝わって、拍手で終われます。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

言葉の一発芸を伝わりやすくするコツ

言葉のネタは、聞き逃されると笑いが起きません。次の4つを守ると、会場の後ろの席までしっかり届きます。

  1. ふだんの話し方より、ゆっくり、はっきり言う
  2. 回文やあいうえお作文は、紙に書いて見せる
  3. 笑いどころの言葉の前に、半拍の間をおく
  4. 最後に「以上です」と言って一礼し、拍手のきっかけを作る

いちばん大事なのは1つ目の「ゆっくり」です。宴会場はにぎやかなので、言葉が少しでも速いと、音の重なりや言い間違いが伝わりません。

よくある質問

紙を見ながらやってもいいですか?

大丈夫です。回文やあいうえお作文は、むしろ紙に書いて見せたほうが伝わります。紙を持つなら、書いた文字を会場に向けて、読み上げるときだけ自分のほうに向けましょう。

体を使う一発芸と組み合わせてもいいですか?

組み合わせると、ネタの幅が広がります。言葉のネタで笑いを取ったあとに、短い体のネタで締めると、メリハリがつきます。体を使うネタは「簡単でうける一発芸20選」から選んでください。

オンラインの宴会でも使えますか?

使えます。言葉のネタは画面越しでも伝わりやすく、回文や逆さ言葉はチャットに書いて見せることもできます。オンラインならではの遊び方は、「オンライン忘年会のゲームと出し物」にまとめています。

まとめ

  • 言葉の一発芸は、座ったままでも、マイク1本でもできる
  • 回文や早口言葉は、1回成功させてから、わざと失敗すると笑いになる
  • ダジャレは3つ重ねて「芸」にし、言い間違いは3回までにする
  • なぞかけは、答えを用意したお題から選んでもらうと安心
  • ふだんよりゆっくり、はっきり言うのがいちばんのコツ
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