簡単でうける一発芸20選|道具なし・30秒でできるネタとコツ

両手を左右に突き出し、見えない壁を押すような姿勢の男性

簡単でうける一発芸は、「誰でも知っている物や場面を、体と声でまねる」ものです。説明がいらないので30秒ほどで終わり、見ている人もすぐに笑えます。道具なしでできるネタを1つ持っておけば、急に振られたときもその場で始められます。

この記事では、道具なし・30秒でできる一発芸を20個、やり方とウケるコツつきで紹介します。前に出てから席に戻るまでの流れの例と、場面別のおすすめもまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 一発芸がうける3つの条件
  2. 物や機械になりきる一発芸5つ
  3. よくある場面を演じる一発芸7つ
  4. 見えない物を使う一発芸4つ
  5. 会場を巻き込む一発芸4つ
  6. 30秒を「始め・なか・終わり」で組み立てる
  7. よくある質問
  8. まとめ

一発芸がうける3つの条件

一発芸とは、宴会などで短い時間に見せる、ちょっとした芸のことです。うける一発芸には、次の3つの共通点があります。

  1. 題材を誰でも知っている:洗濯機やお風呂のように、説明しなくても分かる物や場面を選ぶ
  2. 最初の3秒で何をしているか分かる:始める前に「〇〇をやります」とタイトルを言ってもよい
  3. 終わりがはっきりしている:決めの一言とおじぎで、拍手のきっかけを作る

反対に、人の見た目をまねる、服を脱ぐ、下品な言葉を使うネタは、その場で笑いが起きても、あとで気まずさが残ります。ここで紹介するネタは、どれも誰も傷つけずに笑える内容にしています。難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。

物や機械になりきる一発芸5つ

身近な機械や物になりきるネタは、動きと音をまねるだけで伝わります。最初に挑戦するなら、このグループがおすすめです。

1. 脱水中の洗濯機

足を少し開いて立ち、洗濯機の「脱水」になりきります。最初は小さくカタカタ、だんだん全身をガタガタと大きく揺らし、最後に「ピー、ピー、ピー」と言ってぴたりと止まります。

ウケるコツは、止まったあとに真顔で「ふたを開けてください」と言うことです。激しい動きと静かな一言の差で、笑いが起きます。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

2. 人間ロボット掃除機

腰を少し落とし、すり足でまっすぐ進むロボット掃除機になります。壁やテーブルの手前で「コツン」と止まり、向きを変えてまた進みます。最後は「充電に戻ります」と言いながら、自分の席まで帰ります。

ウケるコツは、向きを変えるときに体ごとカクッと回ることです。席に戻るところまでがネタなので、終わり方に迷いません。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし(会場の壁やテーブルを使う)
難しさ
★

3. ポップコーン

しゃがんで小さく丸まり、「パチ……パチ」と言いながら体を少しずつ揺らします。音をだんだん速くして、最後に「ポン」と言って立ち上がり、両手を広げて弾けます。

ウケるコツは、弾けたあとに「バターしょうゆ味です」と味を名乗ることです。会場から「何味?」と聞かれる前に言い切ると、きれいに終われます。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

4. 人間ししおどし

日本庭園の「ししおどし」になります。片腕を竹の筒に見立てて斜めに上げ、水がたまるように少しずつ体を前に傾けます。いちばん下まで傾いたら「カコーン」と言って、勢いよく元に戻ります。

ウケるコツは、3回くり返して、3回目だけ戻ってこないことです。傾いたまま「……水が多すぎました」と言えば、終わりの合図になります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

5. 首振り扇風機

まっすぐ立ち、首だけをゆっくり左右に振る扇風機になります。会場の人に「強」と言ってもらったら速く、「弱」でゆっくりにします。最後は「タイマーが切れました」と言って首を止め、一礼します。

ウケるコツは、首と一緒に「ブーン」と低い音を口で出し続けることです。速さに合わせて音の高さを変えると、それだけで笑いが起きます。

時間
30秒
人数
1人(強弱を言う人は会場から)
準備物
なし
難しさ
★

よくある場面を演じる一発芸7つ

誰もが経験したことのある場面は、「あるある」と共感されて笑いが起きます。表情を大きめに作るのがコツです。

6. 熱いお風呂に入る人

見えない湯船の前に立ち、つま先からそっとお湯に入ります。「あつっ」と足を引っこめてはまた入り、少しずつ肩までつかったところで「はぁ〜」と長い息をつきます。

ウケるコツは、最後の「はぁ〜」をたっぷり長くすることです。会場に「ご一緒にどうぞ」と声をかけると、何人かが「はぁ〜」と返してくれます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

7. くしゃみが出そうで出ない人

「は……は……」と顔をくしゃっとさせ、くしゃみが出そうな表情を何度もくり返します。会場が身構えたところで、すっと真顔に戻り、「出ませんでした」と言います。

ウケるコツは、出そうになるたびに、少しずつ間を長くすることです。3回目あたりで会場から「早く」と声がかかれば成功です。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

8. 蚊と戦う人

口で「プーン」と蚊の音を出し、見えない蚊を目で追いかけます。顔の前でパチンと手をたたき、そっと手のひらを開きますが、いません。何度かくり返したあと、腕をかきながら「……やられました」と言います。

ウケるコツは、蚊が飛ぶ道すじを目でしっかり追うことです。視線が定まっていると、見ている人にも蚊が見えてきます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

9. 強風で傘が裏返る人

見えない傘をさして歩き出し、強い風に体ごと押し戻されます。傘がバサッと裏返り、慌てて直したところで、また裏返ります。最後は傘を閉じ、何事もなかった顔で歩いて去ります。

ウケるコツは、風が来る方向を決めて、体の傾きをそろえることです。何事もなかった顔で去る最後が、いちばんの笑いどころです。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

10. 改札で止められる人

見えない改札で、カードをタッチして通ろうとします。「ピンポーン」と口で言って止まり、首をかしげてもう一度。財布ごと、かばんごとと押し当てたあと、「……残高が足りませんでした」と言います。

ウケるコツは、止められるたびに後ろを振り返り、見えない行列に「すみません」と頭を下げることです。後ろに並ぶ人まで見えてきます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

11. 熱々のたこ焼きを食べる人

見えないたこ焼きを、つまようじで1つ口に入れます。熱さに目を見開き、口の中で転がしながら「はふ、はふ」と言います。やっと飲みこんだら、満足した顔でもう1つ口に入れます。

ウケるコツは、2つ目を入れる直前に、一瞬だけためらうことです。分かっているのにやめられない様子に、見ている人が共感します。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

12. 自動ドアに気づいてもらえない人

見えない自動ドアの前に立ちますが、開きません。一歩下がってから近づく、手を振る、背伸びをする、と試していきます。最後は、あきらめて帰ろうと背中を向けたとたんに開いてしまい、慌てて振り向きます。

ウケるコツは、試すたびに動きを大きくしていくことです。背中を向けた瞬間に「ウィーン」と口で言うと、ドアが開いたことが伝わります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

見えない物を使う一発芸4つ

道具がなくても、手の形と目線で「そこに物がある」ように見せられます。物の大きさと重さを最初に決めておくと、動きがぶれません。

13. 見えない階段を下りる

会場のテーブルやカウンターの向こうに立ち、横に歩きながら少しずつ体を沈めます。見ている人からは、階段を下りていくように見えます。下まで沈んだら、またすぐ上ってきて「忘れ物をしました」と言います。

ウケるコツは、膝を曲げる速さを一定にすることです。上半身はふだんどおり歩く姿勢のままにすると、本当に下りているように見えます。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし(会場のテーブルやカウンターを使う)
難しさ
★★

14. 見えない壁

両手のひらを前に出し、見えないガラスの壁にぴたりと当てます。手を少しずつずらして壁をなぞり、横にも後ろにも壁があって、閉じこめられたことを見せます。最後に壁を「コンコン」とたたき、自分で「はーい」と返事をして、ドアを開けて出ていきます。

ウケるコツは、手のひらを当てたら、手首から先を動かさないことです。手がぴたりと止まって見えると、本当に壁があるように見えます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★★

15. 見えないボウリング

見えないボールを持って構え、助走をつけて投げます。ボールの行方を目で追い、体を右に左に傾けて念じます。最後に両手を挙げてストライクを喜び、そのあと「……隣のレーンでした」と言います。

ウケるコツは、念じる時間をたっぷり取ることです。体の傾きが大きいほど、最後の一言が効きます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

16. 溶けていくソフトクリーム

見えないソフトクリームを受け取り、うれしそうに食べ始めます。すぐに溶けてきて、手首をつたうクリームを慌ててなめ、くるくる回しながら追いかけます。最後は上の部分がぽとりと落ち、床を見つめたまま固まります。

ウケるコツは、溶ける速さに合わせて、動きをだんだん速くすることです。落ちたあとに3秒ほど固まると、笑いが起きやすくなります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

会場を巻き込む一発芸4つ

会場の人に少しだけ手伝ってもらうネタは、前に出る人の緊張がやわらぎます。手伝ってもらうことは、始める前に短く伝えましょう。

17. 人間ボリュームつまみ

会場に「おー」と声を出してもらい、自分は音量のつまみになります。手を上げると声が大きく、下げると小さくなる決まりで、上げ下げをくり返します。最後に手を一気に下げて会場をしんとさせ、「以上、音量の調整でした」と一礼します。

ウケるコツは、手を上げるときに体ごと伸び上がることです。自分の動きで会場の声が変わるので、前に出るのが初めての人でも盛り上がります。

時間
30秒
人数
1人(会場の全員が参加)
準備物
なし
難しさ
★

18. 人間採点マシン

カラオケの採点機になりきって、会場の人の一言を採点します。誰かに「お疲れさまでした」と言ってもらい、機械のような声で「ピピピ……92点。声の張り、よし。笑顔、満点」と読み上げます。

ウケるコツは、点数をほめる方向だけにすることです。言ってくれた人が気持ちよく笑えるので、2人目、3人目と手が挙がります。

時間
30秒
人数
1人(言ってくれる人を会場から2〜3人)
準備物
なし
難しさ
★

19. 人間ガチャガチャ

カプセルが出てくる「ガチャガチャ」の機械になります。会場の1人に、見えないハンドルを回してもらいます。回すのに合わせて体を回し、「ガチャ、ガチャ、ポン」で両手で丸いカプセルを差し出して、中身を発表します。

ウケるコツは、中身を「明日の朝、少しだけ早く起きられる券」のような小さな幸せにすることです。回してくれた人へのプレゼントになり、場が温かくなります。

時間
30秒
人数
1人(ハンドルを回す人を会場から1人)
準備物
なし
難しさ
★★

20. 会場がやまびこ

最初に「みなさんは、やまびこになってください」と頼みます。山の頂上に立ったつもりで「やっほー」と叫び、会場に同じ言葉を2回、だんだん小さく返してもらいます。何度かくり返し、最後に「来年もよろしくお願いしまーす」と長い言葉を言って終わります。

ウケるコツは、言葉をだんだん長く、返しにくくしていくことです。会場が言い切れずに笑ったところで、一礼して戻ります。

時間
30秒
人数
1人(会場の全員が参加)
準備物
なし
難しさ
★

30秒を「始め・なか・終わり」で組み立てる

どのネタも、「始め(タイトルを言う)」「なか(見せる)」「終わり(決めの一言とおじぎ)」の3つに分けると、30秒に収まります。見ている人も、どこで笑えばいいかが分かりやすくなります。6の「熱いお風呂に入る人」で、前に出てから席に戻るまでの流れを紹介します。

台本前に出てから席に戻るまで(約30秒)

(名前を呼ばれて前に出る)

自分〇〇部の〇〇です。「熱いお風呂に入る人」をやります。

(見えない湯船の前に立ち、つま先をそっと入れる)

自分あつっ。

(足を引っこめ、もう一度ゆっくり入る。少しずつ肩までつかる)

自分はぁ〜〜〜。

自分……みなさんも、ご一緒にどうぞ。

(会場から「はぁ〜」の声)

自分いいお湯でした。ありがとうございました。

(一礼して席に戻る)

どれを選ぶか迷ったら、場面に合わせて次の表から選んでください。

場面おすすめのネタ理由
急に振られて、考える時間がない7 くしゃみ、11 たこ焼き練習しなくてもできる
座敷で、立って動きにくい5 扇風機、16 ソフトクリーム座ったままでもできる
年配の人が多い4 ししおどし、6 お風呂誰でも知っている題材
前に出るのが初めて17 ボリュームつまみ、20 やまびこ会場が一緒に参加してくれる
会場が広く、後ろの席が遠い9 傘、15 ボウリング動きが大きく、遠くからも見える

女性向け・男性向けのネタは「女子向けの簡単な一発芸15選」「男性向けの簡単な一発芸15選」にまとめています。相方がいるなら「2人でできる一発芸12選」も参考にしてください。

よくある質問

一発芸は、いくつ用意しておけばいいですか?

2つあれば安心です。1つ目がうけなかったときや、「もう1つ」と言われたときに使えます。体を使うネタと、会場を巻き込むネタを1つずつ持っておくと、その場の空気に合わせて選べます。

うけなかったときは、どうすればいいですか?

最後まで同じ調子でやり切り、「以上です。ありがとうございました」と明るく言って戻りましょう。途中でやめたり言い訳をしたりするより、やり切った人のほうが拍手をもらえます。次の機会のために、自分で作ってみたい人は「一発芸が思いつかないときの作り方」が参考になります。

一発芸をどうしてもやりたくありません。

無理にやる必要はありません。「今日は見る係で」と笑顔で返したり、会場を巻き込むネタの手伝い役に回ったりする方法もあります。断り方の例は「忘年会の出し物をやりたくないときの乗り切り方」で紹介しています。

まとめ

  • うける一発芸は、誰でも知っている物や場面を、体と声でまねるもの
  • 30秒は「タイトル→見せる→決めの一言とおじぎ」の3つで組み立てる
  • 最後の一言と、おじぎのあとの間で、拍手のきっかけを作る
  • 人の見た目をまねる、脱ぐ、下品なネタは選ばない
  • 2つ用意しておくと、うけなかったときも落ち着いて対応できる
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