男性向けの簡単な一発芸15選|体を張らずに笑いが取れるネタ

胸を張り、気取った歩き方で舞台を横切る人

男性向けの簡単な一発芸は、体を張るより「なりきり」で笑いを取るのが、今の宴会に合う形です。スポーツ選手や職人、大物スターのような「かっこいい型」をまねて、最後に少しだけ崩すと、誰も傷つけずに笑いが起きます。脱いだり痛い思いをしたりしなくても、十分に盛り上がります。

この記事では、男性が気軽に演じられる一発芸を15個、やり方とウケるコツつきで紹介します。上司や取引先がいる宴会での選び方もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 体を張らずに笑いを取る考え方
  2. 歩き方と姿勢で見せる一発芸4つ
  3. スポーツの1場面を切り取る一発芸4つ
  4. 職人になりきる一発芸4つ
  5. 表情と間で見せる一発芸3つ
  6. 上司や取引先がいる宴会での選び方
  7. よくある質問
  8. まとめ

体を張らずに笑いを取る考え方

一発芸の笑いは、「かっこいい型」と「ちょっとした崩れ」の差から生まれます。決めるところまでは本気で演じ、最後の一瞬だけ崩すのがコツです。本気の部分が長いほど、崩れたときの笑いが大きくなります。

昔からある宴会の芸には、今の職場では避けたいものもあります。代わりにする工夫と合わせて、次の表にまとめました。

やりがちな芸避けたい理由代わりにする工夫
服を脱ぐ、裸で踊る見たくない人がいるうえ、ハラスメントになることもある服は着たまま、歩き方や姿勢で役になりきる
熱い物を食べる、痛いことをするやけどやけがのおそれがある見えない物を使い、熱さや重さを演技で見せる
下ネタ笑えない人が多く、場の空気が冷える仕事や暮らしの「あるある」を題材にする
上司や同僚のものまね本人が笑っていても、周りが気をつかう職業や有名な場面など、特定の人でない型をまねる
お酒の一気飲み体に危険があり、強要にもつながるお酒を使わないネタにする

昔ながらの宴会芸を今どきに直す方法は、「宴会芸の定番一覧」で詳しく紹介しています。ここからのネタの難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。

歩き方と姿勢で見せる一発芸4つ

歩き方や姿勢を変えるだけで、人は「別の誰か」に見えます。体の向き・歩幅・目線の3つを決めておくと、役がぶれません。役の作り方は「コントのキャラクターの作り方」も参考になります。

1. 歩き方だけで3人を演じ分ける

会場の端から端まで、同じ道を3回歩きます。1回目はファッションモデルのように胸を張って、2回目は誰かを尾行する刑事のように物陰に隠れながら歩きます。3回目は遅刻した人のように背中を丸めて、そっと自分の席に戻ります。

ウケるコツは、3人目の「遅刻した人」のまま、自分の席に座ってしまうことです。歩き終わりが席なので、終わり方に迷いません。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

2. 月面を歩く宇宙飛行士

見えないヘルメットをかぶるしぐさをして、月の上を歩くように、ゆっくり大きく弾みながら進みます。1歩ごとにふわりと浮いて、ゆっくり着地します。最後に旗を立てて敬礼し、「……地球の重力が恋しいです」と言います。

ウケるコツは、着地のときに膝をやわらかく曲げることです。高く跳ばなくても、膝の曲げ伸ばしだけで浮いているように見えます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

3. 大物スターの空港到着

サングラスをかけるしぐさをして、空港に着いた大物スターのように登場します。見えないファンに手を振り、カメラのフラッシュに手をかざします。最後は迎えの車が来ていないことに気づき、「……電車で帰ります」と言って、見えないスーツケースを自分で引いて去ります。

ウケるコツは、手を振るときに会場の一人ひとりと目を合わせ、本気でスターになりきることです。なりきった分だけ、最後の一言との差が大きくなります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

4. 忍者のおかわり

忍者のように腰を落とし、物陰から物陰へ、音を立てずにすばやく移動します。目当ては、テーブルの大皿の料理です。取り皿にそっと1つ取ったら、また忍び足で席に戻り、小声で「……おかわり、完了」と言います。

ウケるコツは、移動のたびに左右を見回し、誰かと目が合ったら固まることです。見つかりそうで見つからない様子に、会場が引きこまれます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし(会場の料理と取り皿を使う)
難しさ
★

スポーツの1場面を切り取る一発芸4つ

テレビの中継などで、多くの人が一度は見たことのある場面を切り取ります。試合の流れを説明しなくても、構えだけで伝わるのが強みです。

5. サインに首を振り続けるピッチャー

マウンドのピッチャーのように構え、キャッチャーのサインをのぞきこみます。首を横に振り、またのぞいては振る、を何度もくり返します。やっと大きくうなずいたと思ったら、両手を広げて「タイム」をかけます。

ウケるコツは、首を振るたびに、表情を少しずつ険しくしていくことです。会場から「早く投げて」と声がかかれば、狙いどおりです。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

6. 自分にイエローカードを出す審判

口で「ピーッ」と笛を鳴らし、サッカーの審判のように走ってきて止まります。胸ポケットから見えないカードを取り出して、高く掲げます。カードを向けた相手は、自分自身です。

例文カードを出す理由の例

「ただいまの一発芸、準備不足のため、イエローカードです」
「乾杯の前に、唐揚げを1つ食べたため、イエローカードです」
「本日、ネクタイが曲がっていたため、イエローカードです」

ウケるコツは、理由を自分の小さな失敗にすることです。会場の誰かにカードを向けるといじりになってしまうので、避けましょう。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

7. パットを読みすぎるゴルファー

見えないボールの後ろにしゃがみ、グリーンの傾きを読みます。立ち上がって反対側に回り、さらに横からも読みます。最後にやっと打つと、ボールはほんの少しだけ転がって止まり、静かに天を仰ぎます。

ウケるコツは、読む時間をたっぷり取り、打つ動きはほんの小さくすることです。長い準備と小さな結果の差で、笑いが起きます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

8. 応援で持ち上がるバーベル

見えないバーベルの前に立ち、手のひらに息を吹きかけて握ります。力いっぱい持ち上げようとしても、びくともしません。会場に「せーの」の掛け声をお願いし、その声に合わせると、すっと頭の上まで持ち上がります。

ウケるコツは、持ち上がらないときの顔を本気で作ることです。最後に「みなさんの応援のおかげです」と言えば、温かい拍手で終われます。

時間
30秒
人数
1人(掛け声は会場の全員)
準備物
なし
難しさ
★

職人になりきる一発芸4つ

職人の手さばきは、まねをするだけで「本物っぽさ」が出ます。手の動きはきびきびと、表情は真剣にするのがコツです。

9. 寿司職人のエア握り

見えないネタとしゃりを手に取り、寿司職人のように手早く握ります。1貫ごとに「へい、お待ち」と差し出しますが、握るたびにしゃりが大きくなっていきます。最後は両手で抱えるほどの大きさになり、重そうに差し出します。

ウケるコツは、握る手つきを最後まで本物の職人のように真剣にすることです。大きさだけが変わっていくおかしさで、笑いが起きます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

10. ラーメン屋の湯切り

麺をゆでるざる(てぼ)を両手で持つしぐさをして、「チャッ、チャッ」と湯切りをします。だんだん動きが大きくなり、最後は頭の上まで振り上げてしまいます。ふとざるの中をのぞきこみ、「……麺が、なくなりました」と言います。

ウケるコツは、湯切りの音を口で出し、腕の動きにぴったり合わせることです。音と動きがそろうほど、本物らしく見えます。

時間
20秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

11. 大工のかんながけ

見えない板に見えないかんなをのせ、「シュー」と口で言いながら手前に引きます。出てきた削りくずを持ち上げ、光にかざして満足そうにうなずきます。何度か引くうちに削りくずがどんどん長くなり、最後は会場の端まで伸ばしていって、「……今年いちばんの長さです」と言います。

ウケるコツは、削りくずを持ち上げたときに、薄さを確かめるように目を細めることです。小さな満足の表情が、職人らしさを出します。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

12. 切りすぎる植木職人

見えない植木ばさみを持ち、庭の松の枝を「チョキン」と切ります。少し離れて全体を眺め、また近づいて切る、をくり返します。切る回数がだんだん増え、最後に離れて眺めたところで、木がなくなっていることに気づいて固まります。

ウケるコツは、眺めるときに首をかしげる角度を、毎回少しずつ変えることです。固まったあとに3秒ほど黙ると、笑いが大きくなります。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

表情と間で見せる一発芸3つ

間(ま)とは、セリフや動きのあいだに置く、短い沈黙のことです。動きが少ないネタほど、この間で笑いが決まります。

13. 背中で語る男

会場に背中を向けて立ち、会場の人に気持ちを1つずつ言ってもらいます。「うれしい」「悲しい」「おなかがすいた」などを、背中と肩の動きだけで表します。最後のお題は「人生をふり返る」にしてもらい、ゆっくり振り向いて、遠くを見つめる顔で終わります。

ウケるコツは、肩の高さと背中の丸め方を、気持ちごとにはっきり変えることです。最後に振り向いた瞬間の顔が、いちばんの見せ場になります。

時間
30秒
人数
1人(気持ちを言う人を会場から1人)
準備物
なし
難しさ
★★

14. 将棋の長考

椅子に座り、見えない将棋盤を前に腕を組みます。あごに手を当て、天井を見上げ、また盤をのぞきこむ、と長く考えます。会場が静まり返ったところで、まだ1手も指していないのに「……参りました」と深く頭を下げます。

ウケるコツは、考えているあいだの沈黙を怖がらないことです。会場が静かになるほど、最後の一言が効きます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし(椅子があれば座る)
難しさ
★★

15. 眠気と戦う会議中の人

椅子に座り、会議の資料を読んでいるふりをします。まぶたがだんだん重くなり、首がかくんと落ちては、はっと起きる、をくり返します。最後に大きくかくんとなった瞬間、勢いよく手を挙げて「異議なし」と言います。

ウケるコツは、はっと起きたときに、何事もなかったように資料を読み直すことです。周りを気にするしぐさを入れると、「分かる」と笑う人が増えます。

時間
30秒
人数
1人
準備物
なし(椅子を使う)
難しさ
★

上司や取引先がいる宴会での選び方

同じネタでも、誰が見ているかで受け取られ方が変わります。宴会の顔ぶれに合わせて選びましょう。

宴会の場面向いているネタ理由
取引先や役員がいる9 寿司職人、11 大工、12 植木職人仕事に打ちこむ姿が題材で、品よく見える
若手が中心の会3 大物スター、4 忍者のおかわり動きが大きく、にぎやかに盛り上がる
年配の人が多い5 ピッチャー、14 将棋世代を問わず知られている場面
座敷で、立つ場所が狭い13 背中、15 眠気その場で、少ない動きでできる
前に出るのが苦手8 バーベル、13 背中会場が参加してくれるので、注目が分かれる

上司の前で「会議中の眠気」のような仕事のネタをするときは、自分のこととして演じるのが決まりです。特定の誰かを思わせる演じ方をすると、いじりに見えてしまいます。

よくある質問

「脱げ」「体を張れ」と言われたら、どうしますか?

笑顔で「今日はこれでいきます」と言って、用意したネタを始めてしまうのがいちばんです。それでも強く求められるときは、その場を離れてかまいません。くり返し求められて困っているときは、「新入社員の出し物はパワハラ?」の相談先も参考にしてください。

先輩と2人で出ることになりました。

2人なら、息を合わせて見せるネタが向いています。「2人でできる一発芸12選」から選ぶと、練習も短く済みます。

もっとほかのネタも知りたいです。

男女を問わずできる定番のネタは、「簡単でうける一発芸20選」にまとめています。この記事のネタと組み合わせて、2つ持っておくと安心です。

まとめ

  • 男性の一発芸は、体を張るより「なりきり」で笑いを取る
  • 「かっこいい型」を本気で演じ、最後の一瞬だけ崩す
  • 脱ぐ、痛いこと、下ネタ、人のものまね、お酒を使う芸は避ける
  • 上司や取引先がいる会では、職人やスポーツなど品よく見えるネタを選ぶ
  • 「脱げ」と言われても、用意したネタで笑顔でかわしてよい
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