新年会の挨拶の例文|会社・町内会で使える短い一言と干支の面白い文例

門松の横で、目隠しをして福笑いをする法被姿の男性

新年会の挨拶は、「新年のお祝い → 昨年のお礼 → 今年への一言 → 次の動き(乾杯・お開き)」の順に、1分ほどで話すのが基本です。笑いを入れるなら、その年の干支や「今年の目標」を材料にすると、会社でも町内会でも明るく始められます。

この記事では、会社と町内会に分けて、開会・乾杯・締めの例文を紹介します。どの年でも使えるように、十二支すべての一言も表にまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 新年会の挨拶の基本の形
  2. 会社と町内会で変わること
  3. 会社の新年会の挨拶例文(開会・乾杯・締め)
  4. 町内会の新年会の挨拶例文(開会・乾杯・締め)
  5. 一人ずつ「今年の抱負」を求められたときの一言
  6. 干支を入れた一言(どの年でも使える十二支の表)
  7. よくある質問
  8. まとめ

新年会の挨拶の基本の形

新年会の挨拶は、どの場面でも次の4つでできています。開会なら2と3を厚めに、乾杯や締めなら3と4を中心にすると、ちょうどよい長さになります。

順番話すこと言い方の例
1. 新年のお祝い新年の挨拶あけましておめでとうございます
2. 昨年のお礼昨年の出来事と感謝昨年は〇〇で大変お世話になりました
3. 今年への一言目標、干支、行事の予定今年は〇〇に力を入れていきます
4. 次の動き乾杯、歓談、お開きにつなぐ本年もどうぞよろしくお願いいたします

新年の挨拶では、「去年」より「昨年」と言うのが一般的です。「去」の字が、去る・離れるを連想させるためです。また、「新年あけましておめでとう」は意味が重なるので、気にする人もいます。「あけましておめでとうございます」だけにしておくと安心です。

会社と町内会で変わること

同じ新年会でも、会社と町内会では、聞く人も話題も変わります。次の表で、自分の会に合う話し方を確かめてください。

項目会社の新年会町内会の新年会
主に話す人社長・部長・課長、幹事会長・副会長、役員、来賓
話題の中心昨年の仕事へのお礼、今年の目標昨年の行事へのお礼、今年の行事予定
聞く人同じ職場の大人子どもから年配の人まで幅広い
長さの目安1人1分ほど会長は1〜2分、ほかは1分ほど
笑いの材料職場の身近な話、今年の目標干支、季節、地域の行事
気をつけること業績や人事の話を長くしない仕事の言葉を使わず、ゆっくり大きな声で

町内会では、お酒を飲まない人や子どもも一緒に乾杯します。乾杯の前は「お手元の飲み物をお持ちください」と言い、お酒をすすめる言葉は入れないようにしましょう。

会社の新年会の挨拶例文(開会・乾杯・締め)

会社の新年会は、仕事始めから少したった時期に開かれることが多いです。仕事始めの挨拶で方針は伝わっているので、新年会では昨年のお礼と、明るい一言を中心にします。

例文部長の開会の挨拶(約1分)

皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は〇〇の案件をはじめ、一年を通して本当によく走ってくれました。ありがとうございました。
年末に机を片づけたら、昨年の資料が腰の高さまで積み上がっていました。
あれだけの仕事を皆さんとこなしてきたのだと思うと、あらためて頭が下がります。
今年は、あの山を少しでも低くできるよう、仕事の進め方も見直していきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

例文課長の乾杯(約20秒)

ご指名いただきました、〇〇です。
今年の私の目標は、昨年より笑う回数を増やすことです。
さっそく、この乾杯から始めたいと思います。
皆さんの今年一年のご活躍を願いまして、乾杯。

例文締めの挨拶(約1分)

楽しいお話は尽きませんが、そろそろお時間となりました。
今日は皆さんの今年の目標をたくさん聞けて、良い一年になりそうだと感じています。
まだ目標を口に出していない方は、このあとの手拍子に込めてください。
それでは、皆さんの目標がかなう一年を願いまして、三本締めで締めたいと思います。
皆さま、お手を拝借。いよーっ。
(三本締め)
ありがとうございました。

三本締めの手の打ち方と、音頭を取るときの声のかけ方は、「締めの挨拶の例文と一本締め・三本締めのやり方」で紹介しています。新年会で盛り上がる福笑いや書き初めなどの出し物は、「新年会の出し物」にまとめています。

町内会の新年会の挨拶例文(開会・乾杯・締め)

町内会の新年会は、公民館や集会所で、子どもから年配の人まで集まることが多いです。昨年の行事へのお礼と、今年の行事の予定を入れると、地域の人が「今年も参加しよう」と思えます。

例文町内会長の開会の挨拶(約1分半)

皆さん、あけましておめでとうございます。〇〇町内会、会長の△△です。
寒い中、小さなお子さんから大先輩の皆さんまで、大勢お集まりいただき、ありがとうございます。
昨年は、夏祭りや防災訓練に、たくさんの方にご協力いただきました。
おかげさまで、夏祭りのかき氷は、用意した分が1時間でなくなりました。
今年は、かき氷の機械を2台に増やす予定です。
今年も、顔を合わせたら声をかけ合える、温かい町内にしていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

例文副会長の乾杯(約30秒)

副会長の△△です。ご指名いただきましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。
お子さんはジュースで、大人の方はお好きな飲み物で、お手元のグラスをお持ちください。
今年の干支は〇〇です。〇〇のように、町内のみんなが元気に過ごせる一年になりますように。
〇〇町内会の皆さんのご健康と、地域のますますの発展を願いまして、乾杯。

例文町内会の締めの挨拶(約1分)

皆さん、本日はありがとうございました。
楽しい時間はあっという間で、そろそろお開きの時間となりました。
今年も〇月には夏祭り、〇月には防災訓練があります。
今日ここでお話しした方と、また行事の会場で会えるのを楽しみにしています。
それでは、一本締めで締めたいと思います。皆さん、お手を拝借。いよーっ。
(一本締め)
ありがとうございました。お帰りの際は、足元に気をつけてお帰りください。

乾杯の例文の「〇〇」には、このあとの表から、その年の干支の一言を入れてください。町内会で使えるほかの出し物は、「町内会・地域の集まりの出し物」で紹介しています。

一人ずつ「今年の抱負」を求められたときの一言

新年会では、乾杯のあとに一人ずつ今年の抱負を話す時間がよくあります。1人10〜15秒ほどなので、「名前 → 抱負 → よろしくお願いします」の3つで十分です。

例文今年の抱負の一言(1人10〜15秒)

〇〇です。今年は、机の上を年に1回ではなく、月に1回片づけます。よろしくお願いします。

〇〇です。今年の目標は、メールの返事が早い人になることです。まずは今日、帰りの電車で3通返します。

〇〇です。今年こそ、会社の近くのお昼ごはんのお店を全部回ります。おすすめがあれば教えてください。

〇〇です。昨年は聞く側ばかりだったので、今年は会議で1回は発言します。今のこれを1回目に数えさせてください。

抱負は、大きな目標より、小さくて具体的な目標のほうが笑いになりやすいです。「今年の目標」という大きな言葉と、「月に1回片づける」という小さな中身の差が、くすっとした笑いを生みます。前の人と同じ抱負になったときは、「〇〇さんと同じです。2人で競争します」と言えば、それだけで場がなごみます。

干支を入れた一言(どの年でも使える十二支の表)

干支の一言は、乾杯の直前の1文に入れるのがいちばん使いやすいです。「今年の干支は〇〇です」と言ってから、表の一言を続けてください。

干支使えるたとえ一言の例
子(ね)ねずみ算ねずみ算のように増えてほしいのは売上で、仕事の量ではありません
丑(うし)粘り強さ牛のように粘り強くいきます。ただし、会議は粘らずに短く終えます
寅(とら)虎の巻今年こそ、仕事のこつをまとめた「虎の巻」を完成させます
卯(う)跳ねる・飛躍うさぎのように飛躍の年に。ただし、仕事の手順は飛ばさないでください
辰(たつ)昇り竜昇り竜にあやかって、まずは乾杯のグラスを高く上げましょう
巳(み)「実」にかける「巳」にかけて、昨年まいた種が実る一年にしましょう
午(うま)「うまくいく」にかける午年ですので、今年は何ごとも「うま」くいくはずです
未(ひつじ)群れ・チームワーク羊は群れで暮らす動物です。今年もチームワークでまいりましょう
申(さる)「去る」にかける悪いことは去り、良いことだけが残る一年にしましょう
酉(とり)「取り込む」にかける酉年ですので、チャンスは一つ残らず取り込んでいきましょう
戌(いぬ)鼻がきく犬のように鼻をきかせて、良い話をいち早くかぎつけましょう
亥(い)猪突猛進猪突猛進でいきます。ただし、曲がり角では一度止まります

「虎の巻」は、大事なこつをまとめた手引きのことです。「猪突猛進(ちょとつもうしん)」は、まわりを気にせず、まっすぐ突き進むことを言います。

年男・年女の紹介は本人に聞いてから

その年の干支に生まれた人を「年男・年女」と呼びます。ただ、年男・年女だと紹介すると、年齢が分かってしまいます。本人が自分から話すのはかまいませんが、ほかの人が紹介するときは、前もって本人に確かめておきましょう。

よくある質問

1月の半ばを過ぎても「あけましておめでとう」と言っていいですか?

正月飾りを飾っておく期間を「松の内」と呼び、1月7日までとする地域が多く、15日までとする地域もあります。松の内を過ぎた新年会では、「本年もどうぞよろしくお願いいたします」から始めると、時期を気にせずに使えます。

喪中のときは、どう挨拶すればいいですか?

自分が喪中のときは、「おめでとう」を使わずに、「本年もどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶すれば失礼になりません。乾杯の音頭を頼まれて気が進まないときは、事情を伝えて、ほかの人に代わってもらってもかまいません。

仕事始めの挨拶と、同じ内容になってしまいます。

新年会では、仕事の方針は省き、年末年始の過ごし方や今年の小さな目標を足しましょう。「お正月に家族とすごろくをして、本気で負けました」のような身近な話が1つあると、仕事始めとは違うくだけた挨拶になります。乾杯で使える笑いのネタは、「乾杯の挨拶の面白い例文」も参考になります。

まとめ

  • 新年会の挨拶は「お祝い → 昨年のお礼 → 今年への一言 → 次の動き」の順で1分ほど
  • 「去年」ではなく「昨年」と言い、「あけましておめでとうございます」だけにする
  • 会社は昨年のお礼と目標、町内会は行事へのお礼と今年の予定を中心にする
  • 干支の一言は、乾杯の直前の1文に入れると使いやすい
  • 年男・年女の紹介は、本人に確かめてから
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