面白い自己紹介の例文|職場で使える一言版・1分版と3つの型

マイクの前で原稿を渡しながら笑顔で話す男性と女性

面白い自己紹介は、「名前 → 笑いの一言 → よろしくお願いします」の順で作るのが基本です。笑いの一言は、名前ネタ・意外な趣味・ギャップの3つの型から1つだけ選びます。聞いた人があとで話しかけたくなる中身にすると、職場でも好感を持たれます。

この記事では、3つの型ごとに一言版(約10秒)の例文を紹介し、最後に1分版の例文を2本のせました。自分用に作る手順と、やりすぎないための注意もまとめています。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 面白い自己紹介は「3つの型」から1つ選ぶ
  2. 名前ネタの作り方と一言の例文
  3. 意外な趣味の一言の例文
  4. ギャップの一言の例文
  5. 1分版の自己紹介の例文
  6. 自分用の自己紹介を作る手順
  7. やりすぎないための注意
  8. よくある質問
  9. まとめ

面白い自己紹介は「3つの型」から1つ選ぶ

自己紹介で笑いが起きるのは、聞いた人の「へえ」と「ふふっ」が重なったときです。次の3つの型は、どれも自分のことだけを材料にするので、誰も傷つけずに笑いが取れます。

型しくみ向いている人
名前ネタ名前の漢字や読み方を、覚えやすい一言にする名前が珍しい人、よくある名字の人
意外な趣味仕事のイメージと違う趣味や、少し変わった習慣を話す人に話せる趣味や習慣がある人
ギャップ仕事での自分と、ふだんの自分の差を話す仕事の役割がはっきりしている人

型は1つに絞りましょう。名前ネタも趣味もギャップも、と重ねると、どれも印象に残らなくなります。1つの笑いと、まじめな「よろしくお願いします」の組み合わせが、職場の自己紹介ではいちばん好かれます。

どの型を選ぶかは、自己紹介をする場面でも変わります。次の表を目安にしてください。

場面長さの目安向いている型気をつけること
朝礼・配属の挨拶30秒〜1分名前ネタ仕事の話を中心にし、笑いは1つ
研修・同期の集まり30秒ほど意外な趣味共通の話題が見つかる趣味を選ぶ
歓迎会・飲み会30秒〜1分ギャップ、意外な趣味話しかけてほしいことを入れる
取引先など社外の人がいる場10秒ほど名前ネタをごく軽く冗談は控えめにする
オンライン会議10〜20秒名前ネタ名前をゆっくり、はっきり言う

名前ネタの作り方と一言の例文

名前ネタは、自己紹介の目的である「名前を覚えてもらう」ことと、笑いが一度にかなう型です。材料は、次の4つから探します。

  • 漢字の説明(「小さい林と書いて」など)
  • 同じ読みの言葉(「さとう」なら調味料の砂糖)
  • よく間違えられる読み方や書き方
  • 社内に同じ名字の人がいること
例文名前ネタの一言(約10秒)

佐藤です。調味料の砂糖と同じ読みですので、どこの部署にもすぐ溶けこめるよう、がんばります。

小林です。小さい林と書きますが、目標は大きな森になることです。

〇〇と書いて「△△」と読みます。よく「◇◇さん」と呼ばれますが、それでもちゃんと返事をしますので、ご安心ください。

高橋です。社内に高橋さんが3人いると聞いたので、下の名前の「〇〇」で覚えていただけるとうれしいです。

名前ネタにしてよいのは、自分の名前だけです。人の名前をからかうと、本人が気にしていることもあり、冗談では済まなくなります。

意外な趣味の一言の例文

意外な趣味は、趣味の名前だけで終わらせず、数字や場面を1つ足すと笑いになります。最後に仕事や職場の話へつなげると、聞いた人が話しかけやすくなります。

例文意外な趣味の一言(約10秒)

休みの日は、近所の川原で平たい石を探しています。いい石が見つかった週は、仕事がはかどります。

趣味はパン作りです。生地がふくらむのを2時間じっと見ていられるので、長い会議にも強いほうです。

毎朝、駅までの道で見かける猫の数を数えています。これまでの最高は7匹です。猫の情報もお待ちしています。

趣味の話は、聞いた人が質問しやすいものほど、そのあとの会話につながります。「どこの川ですか」「何のパンですか」と聞かれたら、自己紹介は成功です。

ギャップの一言の例文

ギャップの型は、「仕事では〇〇ですが、ふだんは〇〇です」の形で作ります。仕事の役割がはっきりしているほど、差が大きく感じられて笑いになります。

例文ギャップの一言(約10秒)

経理の〇〇です。会社のお金は1円単位で合わせますが、自分の財布の中身は、いつも「だいたい」です。

システム担当の〇〇です。会社のパソコンの不具合はすぐ直しますが、家の電子レンジの時計は、ずっとずれたままです。

営業の〇〇です。お客さまとは毎日お話ししていますが、実は人見知りで、今も膝が少し笑っています。

ギャップは、見た目ではなく、仕事と生活の差で作りましょう。「見た目はこわそうですが」のような見た目の話は、自分のことでも、聞く人が反応に困ることがあります。

1分版の自己紹介の例文

1分の自己紹介は、300字ほどです。次の5つを順に話すと、笑いとまじめな話のバランスがとれます。

  1. 名前と所属
  2. 型の一言
  3. 一言を少しふくらませる話
  4. 仕事で大事にしたいこと
  5. 話しかけてほしいことと、お願い
例文1分版(名前ネタ+意外な趣味)

〇〇部に来ました、小林〇〇です。
小さい林と書きますが、目標は大きな森になることです。
趣味はパン作りで、休みの日は朝から生地をこねています。
生地がふくらむのを2時間じっと見ていられるのが、ちょっとした自慢です。
なので、会議が長引いても、たぶん平気な顔をしていられます。
仕事では、前の部署での経験を生かして、早くお役に立てるようにがんばります。
パンの話を振っていただければ、喜んで語りますので、どうぞよろしくお願いします。

例文1分版(ギャップ)

経理を担当している〇〇です。
仕事では、会社のお金を1円単位でぴったり合わせています。
ところが、自分の財布の中身となると、いつも「だいたい」です。
先日も、レジで「だいたいこれくらい」と思って出したら、10円足りませんでした。
仕事のほうは、これからも1円もずれないように気をつけます。
経費の精算で分からないことがあれば、いつでも声をかけてください。
よろしくお願いします。

歓迎会で、迎えられる本人として自己紹介する人もいるでしょう。新入社員・中途・異動の立場別の例文は、「歓迎会の挨拶(本人)の例文」で紹介しています。

自分用の自己紹介を作る手順

例文を自分用に直すときは、次の順番で作ると、15分ほどで仕上がります。

  1. 自分の名前、趣味や習慣、仕事の役割を、それぞれ1行ずつ書き出す
  2. 3つの型のうち、いちばん話しやすいものを1つ選ぶ
  3. 一言を書き、声に出して10秒ほどで言えるか確かめる
  4. 「よろしくお願いします」の前に、話しかけてほしいことを1つ入れる
  5. 家族や友人に一度聞いてもらい、意味が伝わるか確かめる

書き出す材料が思いつかないときは、「自己紹介で使える面白い項目・質問一覧」のお題から選ぶと、話せることが見つかります。

やりすぎないための注意

自己紹介の笑いは、初対面の人にどう見られるかに直結します。次の表の左側に心当たりがあれば、右側の形に直しましょう。

やりがちなこと困る理由代わりにすること
自虐を何度も重ねる聞く人が笑ってよいか迷う自虐は1つまでにして、前向きな一言で終える
見た目や年齢のネタを使う自分のことでも、まわりが反応に困る趣味や仕事の話で笑いを作る
一発ギャグやものまねを入れるウケなかったとき、そのあとの話が届かない一言の笑いにとどめる
内輪の話をする知らない人が置いてきぼりになる誰でも分かる言葉で話す
笑いを足して長くなる後ろの人の時間がなくなる一言版は10秒、1分版は300字に収める

自虐を使いたい人は、「自虐ネタの例と使い方」で、好かれる自虐と嫌われる自虐の違いを確かめておくと安心です。

よくある質問

面白い趣味も、珍しい名前もありません。

毎日していることを、数字で言うだけでも十分です。「通勤の電車で、毎朝同じ席に座れる確率を記録しています」のように、ふつうの習慣も数字をつけると、ちょっとした話題になります。

オンライン会議で自己紹介するときは、どうすればいいですか?

画面越しは、対面より反応が伝わりにくいので、一言版で短く終えましょう。名前は、ふだんよりゆっくり、はっきり言います。手元のマグカップやペンなど、画面に映る物を使って話すと、見ている人の目が止まりやすくなります。

自己紹介のあとに、好きなタイプや休日の過ごし方を聞かれたら?

職場の自己紹介では、そのあとの質問の時間に、趣味や好きな食べ物、好きなタイプなどを聞かれることがあります。答え方の型と返しの例は、「よくある質問の面白い答え方」で紹介しています。答えたくない質問は、笑顔で別の話に移してかまいません。

自己紹介の冗談が、まったくウケませんでした。

そのまま「よろしくお願いします」と言って終われば、まじめな自己紹介として成り立っています。気になるなら、「緊張して、用意した冗談がどこかへ行きました」と一言足すと、場がなごみます。滑ったあとの立て直し方は、「滑ったときの返し方」が参考になります。

まとめ

  • 面白い自己紹介は「名前 → 笑いの一言 → よろしくお願いします」の順で作る
  • 笑いの型は、名前ネタ・意外な趣味・ギャップから1つだけ選ぶ
  • 一言版は10秒、1分版は300字ほどに収める
  • 名前ネタは自分の名前だけ、ギャップは見た目ではなく仕事と生活の差で作る
  • 最後に話しかけてほしいことを入れると、そのあとの会話につながる
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