朝礼スピーチの月別ネタ|笑いも取れる1月〜12月の話題と例文の書き出し

壁に色ちがいの紙を画びょうで貼って並べる手元

朝礼スピーチの月別ネタは、その月の行事や季節の話題に、くすっと笑える一言を1つ添えると、眠そうな朝の空気がほどけます。笑いの切り口は、季節のあるある、行事の小さな失敗談、言葉のずらしの3つで十分です。笑いのあとに仕事の気づきを1〜2文続ければ、1分ほどの朝礼らしい話にまとまります。

この記事では、1月から12月まで、月ごとの話題と笑いの切り口、笑いのひとこと入りの書き出し例を紹介します。日付が年によって変わる行事は「〜ごろ」「第〇月曜日」と書いているので、毎年そのまま使えます。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 季節の話題に笑いを添える3つの切り口
  2. 1月〜3月の話題と書き出し
  3. 4月〜6月の話題と書き出し
  4. 7月〜9月の話題と書き出し
  5. 10月〜12月の話題と書き出し
  6. 説教くさくならない締め方
  7. 季節の話題と笑いで気をつけること
  8. よくある質問
  9. まとめ

季節の話題に笑いを添える3つの切り口

季節の話は、行事の紹介だけで終わると「もうそんな時期ですね」で止まってしまいます。行事のあとに笑いの一言を1つ入れると、聞く人の顔が上がり、続く気づきも聞いてもらいやすくなります。切り口は、次の3つのどれかを選びます。

切り口やり方この記事の例
季節のあるあるその時期に多くの人がしがちなことを言う書類の日付に、去年の年を書いてしまう(1月)
行事の小さな失敗談行事に張り切って、少しつまずいた話をする非常食の期限が、2年前に切れていた(9月)
言葉のずらし行事や季節の言葉を、自分の小さな話に引き寄せる祝日のない6月に「自分だけの祝日」を作る(6月)

あるあるは、聞く人が「分かる」とうなずける出来事のことです。見つけ方は「あるあるネタの作り方」で紹介しています。失敗談は、自分の小さな失敗にかぎり、同僚や家族の失敗は笑いにしません。

書き出しは「行事→笑いの一言→気づき」の順

順番話すこと例(6月)
1. 行事・季節その月の行事や季節の変化を1〜2文で6月は、祝日が1日もない月です
2. 笑いの一言あるある・小さな失敗・ずらしを1つ毎週水曜日を「自分だけの祝日」にしています
3. 仕事の気づきそこから思ったこと、今日からやること小さな区切りを作ると、長い月も乗り切れる

朝礼は始業前の短い時間なので、笑いは2の1か所だけにし、くすっとするくらいの軽さにとどめます。下の書き出しは1と2の部分で、3の気づきの方向も添えています。話全体の組み立て方は「朝礼スピーチの例文」で紹介しています。

1月〜3月の話題と書き出し

月行事・季節の話題笑いの切り口の例
1月正月、七草がゆ(1月7日)、鏡開き、成人の日(1月の第2月曜日)日付に去年の年を書く、休み明けの早起きがつらい
2月節分(2月の初めごろ)、立春、いちばん短い月拾いそこねた豆が春に出てくる、毎年2月末の締め切りに驚く
3月三寒四温、ひな祭り(3月3日)、春分の日(3月20日ごろ)、年度末上着選びが毎朝逆になる、異動の荷物が段ボールに収まらない

1月「去年の年を書いてしまう」

例文1月の書き出し

おはようございます。年が明けて、1週間がたちました。
この時期は、書類の日付に、つい去年の年を書いてしまいますね。
私はこの1週間で、3回書きました。(笑いを待つ)

頭では分かっていても、手が新しい年に慣れるには時間がかかります。新しい手順に変わったときも同じなので、慣れるまでは確かめる一手間を省かない、とつなげます。

2月「節分の豆」

例文2月の書き出し

おはようございます。先日は節分でした。
豆まきをした方は、まいた豆を全部拾えたでしょうか。
わが家では毎年、拾いそこねた豆が、春になってソファの下から出てきます。(笑いを待つ)

やりっぱなしの仕事も、時間がたってから見つかることがあります。2月は短い月なので、月末の前に「拾い残し」を確かめておく、とつなげます。

3月「三寒四温」

例文3月の書き出し

おはようございます。3月は三寒四温、寒い日と暖かい日をくり返しながら、春に近づく季節です。
私は毎朝、天気を予想して上着を選んでいます。
今のところ、7日のうち6日、逆を選んでいます。(笑いを待つ)

季節の変わり目は、毎日少しずつ合わせていくしかありません。年度の変わり目の引き継ぎも、一度に済ませず少しずつ進める、とつなげます。年度末に退職や異動の挨拶をする人は「退職の挨拶スピーチの例文」も参考にしてください。

4月〜6月の話題と書き出し

月行事・季節の話題笑いの切り口の例
4月新年度、入社式、桜、お花見新人のころの最初の質問、場所取りで桜より地面を見ていた
5月大型連休、こどもの日(5月5日)、母の日(5月の第2日曜日)、新緑連休明けに曜日がずれる、休みの日だけ早起きが得意
6月衣替え(6月1日ごろ)、梅雨、父の日(6月の第3日曜日)、祝日のない月自分だけの小さな祝日、部屋干しの洗濯物で部屋が森になる

4月「最初にした質問」

例文4月の書き出し

おはようございます。今年も、新しい仲間を迎える季節になりました。
〇年前の4月、私も緊張しながら、この職場に来ました。
先輩に「分からないことは、何でも聞いてね」と言われて、
最初にした質問は、「お昼は、どこで食べればいいですか」でした。(笑いを待つ)

新しい人が最初に困るのは、仕事よりも、こうした小さなことです。今度は自分から声をかける番、とつなげます。

5月「連休明けの曜日」

例文5月の書き出し

おはようございます。大型連休が明けて、1週間ほどがたちました。
連休明けの朝、私は曜日の感覚が戻らず、ゴミ出しの日をまちがえました。
ゴミ袋を持って集積所に立っていたのは、ご近所で私だけでした。(笑いを待つ)

休み明けは、体だけでなく感覚もずれています。長い休みのあとの1日目は、予定表を確かめてから動く、とつなげます。

6月「自分だけの祝日」

例文6月の書き出し

おはようございます。6月は、国民の祝日が1日もない月です。
そこで私は、毎週水曜日を「自分だけの祝日」にしています。(間)
祝日といっても、帰りの缶コーヒーを、いつもより20円高いほうにするだけです。(笑いを待つ)

小さくても区切りを作ると、長い1か月を乗り切りやすくなります。仕事でも、週の途中に小さな目標を置く、とつなげます。梅雨の時期なので、雨の日の足元に気をつけるよう一言添えるのもよいでしょう。

7月〜9月の話題と書き出し

月行事・季節の話題笑いの切り口の例
7月七夕(7月7日)、海の日(7月の第3月曜日)、暑さ、暑中見舞い大人が書いた短冊、家を出て10秒で汗をかく
8月お盆(地域によって7月)、山の日(8月11日)、夏休み、花火大会早く着きすぎた花火大会、渋滞でおにぎりが先になくなる
9月防災の日(9月1日)、敬老の日(9月の第3月曜日)、秋分の日(9月23日ごろ)、十五夜非常食の期限切れ、十五夜に月より団子を見ていた

7月「大人の短冊」

例文7月の書き出し

おはようございます。7月7日は七夕です。
先日、商店街の笹に飾られた短冊を読んでいました。
「サッカー選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」の中に、
「夏休みが、あと10日長くなりますように」。(間)
大人の字でした。(笑いを待つ)

大人も、願いを書き出すと気持ちが明るくなるものです。今年の後半の目標を1つ書き出してみる、とつなげます。暑い時期なので、こまめに水分をとるよう一言添えるのもよいでしょう。

8月「早く着きすぎた花火大会」

例文8月の書き出し

おはようございます。夏は、花火大会の季節です。
先日、いい場所で見ようと、早めに出かけました。
早すぎて、花火より先に、夕焼けを1時間半見ることになりました。(笑いを待つ)

ただ、その夕焼けがとてもきれいで、早く着いたからこそ見られた景色でした。仕事も、締め切りの前に余裕を作ると、ふだん見落とすことに気づける、とつなげます。

9月「非常食の期限」

例文9月の書き出し

おはようございます。9月1日は防災の日です。
先日、家の非常用リュックを開けてみました。
中の非常食は、賞味期限が2年前に切れていました。(間)
非常事態は、リュックの中で先に起きていました。(笑いを待つ)

備えは、用意して終わりではなく、点検して初めて役に立ちます。職場の非常口や消火器の場所も一度見ておく、とつなげます。防災の話は、被害の大きさより、今日からできる備えを1つ伝えるほうが朝礼に向いています。

10月〜12月の話題と書き出し

月行事・季節の話題笑いの切り口の例
10月衣替え(10月1日ごろ)、スポーツの日(10月の第2月曜日)、読書の秋、ハロウィン(10月31日)会社員の仮装、買った本が本棚で秋を満喫している
11月文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)、七五三、紅葉年賀状の準備を考えるだけで1か月、紅葉より人の頭を見た
12月冬至(12月22日ごろ)、師走、大掃除、仕事納め1年を漢字一文字で表す、大掃除で懐かしいものに手が止まる

10月「会社員の仮装」

例文10月の書き出し

おはようございます。もうすぐハロウィンです。
先日、親せきの小学生に「ハロウィンは何の仮装をするの?」と聞かれました。
「会社員かな」と答えたら、「それ、いつもの服だよ」と言われました。(笑いを待つ)

子どもから見ると、毎朝出かけていく姿も1つの役に見えるようです。お客さまから見れば、私たちのふだんのふるまいが会社の顔になっている、とつなげます。

11月「年賀状の準備」

例文11月の書き出し

おはようございます。11月に入り、年末が少しずつ近づいてきました。
私は毎年この時期に、年賀状の準備を考え始めます。
考え始めるだけで、気がつくと12月の終わりまで、ずっと考えています。(笑いを待つ)

考えている時間より、手をつけた時間のほうが、仕事は進みます。年末に向けた仕事も、今週のうちに1つ手をつける、とつなげます。勤労感謝の日に合わせて、ふだん見えないところで支えてくれる人への感謝を話すのもよいでしょう。

12月「今年の一文字」

例文12月の書き出し

おはようございます。今年も、残り1か月を切りました。
今年1年を漢字一文字で表すと、私は「忘」です。
定期券を忘れ、お弁当を忘れ、先週は、忘れ物をしないためのメモを、家に忘れてきました。(笑いを待つ)

来年は、メモに頼るより、物の置き場所を決めることから始めます。仕事の資料も、置き場所が決まっていると探す時間が減る、とつなげます。仕事納めや忘年会で挨拶をする人は「忘年会の挨拶の例文」も使えます。

説教くさくならない締め方

笑いで空気がほどけても、締めの一文が説教に聞こえると、聞く人の気持ちは固くなってしまいます。気づきを話すときは、次の3つに気をつけましょう。

  • 気づきは「私は〜します」と、自分のこととして言う
  • 「皆さんも〜しましょう」は1回まで。「〜すべきです」「〜しないと困ります」は使わない
  • 笑いのあとの気づきは、1〜2文で終える
例文締めの一文:直す前と直したあと(9月の例)

直す前:
「皆さんも、日ごろから備えを怠らないようにしてください。いざというとき、困るのは自分です」

直したあと:
「私は今日、帰ったらリュックの中身を入れかえます。皆さんのリュックの中でも、非常事態が起きていないか、のぞいてみてください」

直したあとは、書き出しの「非常事態」を締めでもう一度使っています。最初の笑いの言葉をくり返すと、気づきが説教ではなく、話のオチとして届きます。

季節の話題と笑いで気をつけること

季節の行事は、誰もが同じように過ごしているとはかぎりません。どの立場の人が聞いても気持ちよく笑えるよう、次の点に気をつけましょう。

季節の話題と笑いで気をつけること

  • 笑いのネタは自分の小さな失敗にし、同僚や家族の失敗を笑いにしない
  • お盆や雪の時期のように、地域で過ごし方がちがう行事を1つの形に決めつけない
  • 母の日・父の日・敬老の日は、家族の形や年齢に触れる冗談を避ける
  • 行事の由来は「〜と言われています」と添え、食べ物の健康への効果は言い切らない
  • 台風や地震の話は、被害を笑いにせず、備えの話にとどめる

行事の由来や豆知識を話に入れたいときは、「1分間スピーチで使える雑学ネタ」も参考にしてください。

よくある質問

毎年同じ月に、同じ話になってしまいます。

行事が同じでも、その年の自分の小さな失敗を入れれば、別の話になります。話した内容を月ごとに1行ずつメモしておくと、翌年に同じ笑いをくり返さずに済みます。

朝礼で笑いが起きなかったら、気まずくなりませんか?

朝は、心の中で笑っていても、声に出ない人が多い時間です。静かでも口元がゆるんでいる人はいるので、気にせず気づきの話へ進みましょう。笑いの一言が短ければ、静かでも気まずさはほとんど残りません。

季節の話題がまったくない時期は、どうすればいいですか?

日の長さ、気温、通勤の道の景色など、目に見える変化を話題にしましょう。「最近、朝の空が明るくなるのが早くなりました。目覚まし時計より先に、空に起こされています」のように、一言ずらすだけで笑いのある季節の話になります。

まとめ

  • 季節の話題は「行事→笑いの一言→仕事の気づき」の順で話し、笑いは1か所にする
  • 笑いの切り口は「季節のあるある」「行事の小さな失敗談」「言葉のずらし」の3つ
  • 笑いのネタは自分の小さな失敗にし、人の失敗や年齢・家族の形には触れない
  • 気づきは「私は〜します」と自分のこととして言い、1〜2文で終える
  • 締めで書き出しの言葉をもう一度使うと、説教ではなくオチとして届く
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