1分間スピーチのネタ一覧|笑いも取れるテーマ40と話す型

ストップウォッチを手に、マイクの前で礼をする2人を見る女性

1分間スピーチのネタは、最近あった小さな出来事から、気づきを1つ話せるものが向いています。テーマに迷ったら下の40個から1つ選び、表にあるような正直すぎる一言を1つ足すと、くすっと笑える話になります。「結論→理由→例→まとめ」の順に話し、笑いは結論の直後か例の最後に1か所だけ置きましょう。

この記事では、社会人がすぐ話せるテーマ40を、話し出しの一言と笑いの一言の例つきで紹介します。1分にまとまる話す型と笑いを入れる場所、ネタがないときの探し方もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 1分間スピーチは「気づき1つ+笑い1つ」で十分
  2. 笑いも取れる1分間スピーチのテーマ40
  3. 1分にまとまる話す型と、笑いの一言を入れる場所
  4. ネタがないときの探し方
  5. 話す前の準備と、話し方のこつ
  6. よくある質問
  7. まとめ

1分間スピーチは「気づき1つ+笑い1つ」で十分

1分間スピーチは、朝礼や研修、会議の最初などで、1人ずつ順番に話すものです。聞く人が「なるほど」と思える小さな気づきを1つ持ち帰れれば、それで十分です。そこに、くすっと笑える一言が1つあると、聞く人の顔が上がり、気づきも覚えてもらいやすくなります。

話す速さは1分あたり250〜300字ほどが目安なので、原稿も250〜300字ほどに収めます。話したいことや笑いを2つも3つも入れると、どれも中途半端になりがちです。話題は1つ、気づきも1つ、笑いも1つと決めておきましょう。

長さ原稿の字数の目安入れられる中身
30秒130〜150字結論と例を1つずつ(笑いはなくてよい)
1分250〜300字結論・理由・例・まとめと、笑いの一言1つ
2分500〜600字例を2つか、例を詳しく。笑いは2つまで

書いた原稿は、読み上げにかかる時間を測っておくと安心です。笑いを入れるなら、笑いを待つ時間のぶん、少し短めに仕上げます。

笑いも取れる1分間スピーチのテーマ40

テーマを4つのグループに分け、話し出しの一言と、笑いの一言の例を付けました。笑いの一言は、話し出しのあとの出来事の中に置くと自然です。〇〇や数字は、自分の話に置きかえて使ってください。

笑いの一言の多くは、自分の小さな失敗を、数字や物を入れて正直に言う形です。人をからかわず、自分を少し下げるだけなので、上司や新人がいる場でも使えます。

仕事の気づき(1〜10)

テーマ話し出しの一言笑いの一言の例
1 最近「ありがとう」と言われた仕事先週、思いがけずお礼を言われましたお礼の理由は、ホチキスの針を補充したことでした
2 仕事で続けている小さな工夫やることの一覧を、朝と夕方に見直しています見直す時間を、一覧に書き忘れた日もあります
3 先輩に教わって今も守っていること新人のころに言われた一言を、今も覚えています先日、先輩本人に話したら、まったく覚えていませんでした
4 最近ヒヤッとしたこと送信の直前に、宛先のまちがいに気づきました気づいた瞬間、指が送信ボタンの1ミリ上で止まりました
5 お客さまに言われてうれしかった言葉お客さまから、こんな一言をいただきましたうれしくて、帰りの電車で1人でにやけていました
6 時間を短くできた作業30分かかっていた作業が、10分になりました浮いた20分は、今のところコーヒーをいれる時間です
7 ほかの部署の仕事で驚いたこと先日〇〇部を手伝って、初めて知ったことがあります同じフロアに3年いて、奥にもう1部屋あると知りました
8 言葉づかいで気をつけていること「了解しました」と「承知しました」、どちらを使っていますか迷いすぎて、返信に10分かかった日があります
9 会議を短くする工夫会議の最初に、終わる時間を決めています時間どおりに終わったのは、今のところ5回中2回です
10 机まわりの整理先週、机の引き出しを1段だけ片づけました片づけたのは1段なのに、気分は大掃除を終えた人です

身近な暮らしのこと(11〜20)

テーマ話し出しの一言笑いの一言の例
11 最近始めた小さな習慣1か月前から、寝る前に5分だけ本を読んでいます5分で眠くなるので、まだ1冊目の30ページです
12 通勤中に見つけたこと毎朝通る道に、季節ごとに看板を書きかえるお店があります看板は毎朝読んでいますが、お店には入ったことがありません
13 料理や家事での発見初めて、ごはんを鍋で炊いてみました1回目は、鍋の底に立派なおこげの板ができました
14 買い物で迷ったこと先週、歯ブラシを1本買うのに20分迷いました20分迷って、いつもと同じものを買いました
15 最近はまっている食べ物最近、焼きいもにはまっていますこの冬のレシートを数えたら、焼きいもだけで11本でした
16 休日の過ごし方初めて行った公園で、ただ座って1時間過ごしましたとなりのベンチの鳩のほうが、よほど忙しそうでした
17 家族に言われて、はっとした一言家族に言われた一言が、ずっと頭に残っていますその一言を言ったのは、小学2年生のおいでした
18 体のために続けていることお昼のあと、5分だけ外を歩いています歩くと甘いものが食べたくなり、帰りにお店に寄っています
19 長く使っている愛用品この財布を、もう10年使っています財布も私に飽きてきたのか、小銭入れが開きにくくなりました
20 住んでいる町の自慢私の町には、ちょっと自慢したいものがあります駅前の大きな桜です。花の時期以外は、誰も気づいていません

学びとことば(21〜30)

テーマ話し出しの一言笑いの一言の例
21 最近覚えた言葉〇〇という言葉の、本当の意味を知りましたこの言葉を、20年まちがえて使っていました
22 大事にしている言葉迷ったときに思い出す言葉があります出どころは、偉人ではなく、近所の八百屋さんです
23 本から学んだ考え方最近読んだ本に、こんな考え方がありました正直に言うと、まだ1章しか読んでいません
24 失敗から学んだこと先月、小さくない失敗をしました……いえ、正確には、小さい失敗を3つ重ねました
25 子どものころの習いごと小学生のころ、習字を習っていましたその成果は今、自分でも読めない会議のメモになっています
26 今している勉強今、〇〇の資格の勉強をしています買った問題集は、今のところ机の上でいちばん立派な文鎮です
27 数字から考えたこと1日は、分にすると1440分ありますスマホを見ている時間を調べたら、そのうち240分でした
28 初めて挑戦したこと先月、生まれて初めて〇〇に挑戦しましたボウリングでした。ガターの数なら、その日の1位でした
29 人に教えて分かったこと後輩に仕事を教えて、気づいたことがあります途中から、後輩のほうが説明が上手でした
30 雑学やちょっとした知識皆さんは、〇〇の由来をご存じでしょうか私も知ったのは、昨日の夜です

雑学をテーマにするときの組み立て方は、「1分間スピーチで使える雑学ネタ」で例文と一緒に紹介しています。

人とのこと・自分のこと(31〜40)

テーマ話し出しの一言笑いの一言の例
31 お礼を言いたい人今日は、ある人にお礼を言わせてください毎朝コピー用紙を補充してくださる方へ。紙は自然にわいてくると思っていました
32 身近にいる尊敬している人尊敬しているのは、近所のパン屋さんのご主人です開店時間の正確さは、私の出社時間よりずっと上です
33 年の初めに立てた目標の途中経過年の初めに立てた目標の、途中経過をご報告します目標は、今も元気に年の初めのままです
34 自分の短所との付き合い方私の短所は、心配性なところです鍵を閉めたか心配で、駅から2回引き返したことがあります
35 苦手を少し克服した話人前で話すのが、とても苦手でした今も苦手です。ただ、苦手なまま1分は話せるようになりました
36 最近、声を出して笑ったこと最近、家で声を出して笑いました鏡の中の寝ぐせが、きれいな「?」の形をしていました
37 10年前の自分に伝えたいこと10年前の自分に会えたら、伝えたいことがあります「その健康器具は、10年後に洗濯物干しになっているよ」
38 挨拶で心がけていること朝の挨拶を、少し大きな声で言うようにしています大きすぎて、先日エレベーターの全員がふり向きました
39 人に親切にしてもらった話落とした手袋を、知らない方が届けてくださいました届けてもらうまで、落としたことに気づいていませんでした。両方です
40 1分間スピーチそのもの順番が回ってくると、前の晩に話すことを考えます考えすぎて、夢の中でも1分間スピーチをしていました

1分にまとまる話す型と、笑いの一言を入れる場所

テーマが決まったら、「結論→理由→例→まとめ」の4つのパートに分けて原稿を書きます。仕事の報告でも使われる順番で、聞く人が迷わずについてこられます。笑いの一言を入れるのは、結論の直後か、例の最後のどちらか1か所です。

パート話すこと字数の目安笑いの一言
結論今日いちばん伝えたいこと40〜50字入れるなら、結論の直後に正直すぎる一言
理由そう思うようになったわけ40〜60字入れない
例自分が見たこと、やったこと100〜120字入れるなら、例の最後に場面が浮かぶ一言
まとめ結論をもう一度、聞く人への一言40〜50字入れない(まじめに締める)

理由とまとめに笑いを入れないのは、気づきをまじめに届けるためです。笑いのあとにまじめな一文が続くと、聞く人は「笑ったけれど、いい話だった」と受け取ってくれます。

例文テーマ33「年の初めに立てた目標の途中経過」の例(約1分)

おはようございます。今日は、年の初めに立てた目標の、途中経過をご報告します。
結論から申し上げますと、目標は、今も元気に年の初めのままです。(笑いを待つ)

止まってしまった理由は、目標が大きすぎたことです。「毎朝30分、英語の勉強をする」と決めましたが、30分の時間が取れない日が続き、1週間で止まってしまいました。

そこで先月から、30分を5分に変えました。5分なら、朝ごはんを待つ間にできます。おかげで、この1か月は1日も休まず続いています。

目標は、続けられる大きさに分けることが大事だと感じました。止まっている目標があれば、皆さんも小さく分けてみてはいかがでしょうか。以上です。

この例では、結論で途中経過を正直に言い、そこに笑いの一言を置いています。そのあとは笑いを入れず、理由と例、まとめをまじめに話しています。笑いの置き方をもっと知りたい人は、「1分間スピーチを面白くするには?」で3つの型と例文を紹介しています。

ネタがないときの探し方

テーマの一覧を見ても話すことが浮かばないときは、テーマより先に「自分の1週間」を見直します。次の順番で探すと、たいてい1つは見つかります。

  1. 昨日の朝起きてから寝るまでを、時間の順に思い出す
  2. その中から「初めて」「久しぶり」「いつもとちがう」を探す
  3. 「ちょっと恥ずかしかった」「自分で笑ってしまった」場面も探す
  4. 人に言われた一言や、自分が言った一言を思い出す
  5. 見つけた出来事を、上の40のテーマのどれかに当てはめる

3の場面は、そのまま笑いの一言の材料になります。出来事が見つかったら、「何に気づいたか」と「笑いの一言」を、それぞれ一文で書いてみましょう。

例文スピーチ用の4行メモの例

出来事:駅前のお店が、雨の日だけ入口にタオルを置いている
気づいたこと:言われる前に、相手が困ることを先に用意している
笑いの一言:そのタオルを3回使ってから、お店で一度も買い物をしていないことに気づいた
使えるテーマ:12(通勤中に見つけたこと)

このメモを、気づいたその日にスマホなどに残しておくと、順番が回ってきたときに困りません。ネタを書きためる方法は「ネタ帳の作り方と使い方」も参考になります。

1分間スピーチで避けたい話題と笑い

  • 同僚や家族、お客さまの失敗やくせをからかう話
  • 見た目・年齢・出身などをネタにした話
  • 政治や宗教、意見が大きく分かれる話題
  • その場にいない人の悪口や、うわさ話
  • 自慢話だけで終わる話や、つらい事件・事故の話

話す前の準備と、話し方のこつ

1分間スピーチは、原稿を丸ごと覚えなくてもかまいません。最初の一文と笑いの一言だけを覚え、あとは「結論・理由・例・まとめ」のキーワードを頭に置いて話すと、自然な話し方になります。

  • 前の日に1回、当日の朝に1回、声に出して読む
  • 時間を測り、1分を大きく超えるなら「例」を短くする
  • 笑いの一言の前で半拍止まり、言ったあとは2秒ほど待つ
  • 話し終えたら「以上です」と言って、軽く一礼する

覚え方の練習は「スピーチの覚え方」で詳しく紹介しています。

よくある質問

どうしても1分を超えてしまいます。

いちばん長くなりやすいのは「例」の部分です。例の中の、いつ・どこで・誰と、のうち、なくても伝わるものを1つ削ってみてください。笑いの一言が2つ以上あるなら、1つにしぼるだけでも短くなります。

毎週順番が回ってきて、ネタが尽きそうです。

同じテーマでも、出来事が変われば別のスピーチになります。季節の行事を使うのも手で、「朝礼スピーチの月別ネタ」に、1月から12月までの話題と笑いの切り口をまとめています。

笑いの一言を考えるのが苦手です。

表の「笑いの一言の例」の形を借りて、出来事と数字だけを自分のものに置きかえてみてください。「5回中2回です」のように、結果を数字で正直に言うだけでも、くすっと笑える一言になります。無理に面白いことを言おうとせず、本当のことを少し正直すぎるくらいに言うのがコツです。

まとめ

  • 1分間スピーチは、気づき1つと笑い1つで十分。原稿は250〜300字ほど
  • テーマに迷ったら40の一覧から選び、話し出しの一言と笑いの一言から書き始める
  • 「結論→理由→例→まとめ」の順に書き、笑いは結論の直後か例の最後に1か所だけ
  • 笑いの一言は、自分の小さな失敗を、数字や物を入れて正直に言う
  • 人をからかう笑いや、政治・宗教・悪口の話題は避ける
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