アマチュアがお笑いライブに出るには?出演の探し方・エントリー・当日の流れ

舞台袖から見た、ステージでおじぎをする女性と手で示す男性

アマチュアがお笑いライブに出るには、出演者を募集している「エントリー制のライブ」を探して申し込むのが近道です。募集はSNSや会場の告知で出ることが多く、フォームに名前やネタの時間を書いて送ります。1組の持ち時間は数分のことが多いので、短いネタを1本しっかり仕上げておきましょう。

この記事では、出られるライブの種類と探し方、エントリーの書き方、当日の流れを順番に紹介します。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. アマチュアが出られるお笑いライブの種類
  2. 出演できるライブの探し方
  3. エントリーのしかた|申し込みフォームの書き方
  4. ライブ用のネタの準備
  5. 当日の流れ
  6. ライブに出たあとにすること
  7. よくある質問
  8. まとめ

アマチュアが出られるお笑いライブの種類

お笑いライブには、プロだけが出るものと、アマチュアも出られるものがあります。アマチュアが出やすいのは、次のような形のライブです。

種類どんなライブか出演のしかた
エントリーライブ出演者を募集して開くライブ。事務所に所属していない人が出られるものもあるフォームから申し込む。先着や抽選、ネタ動画の審査がある
オープンマイク当日、短い時間ずつ順番に舞台に立てる会当日の受付で名前を書く形が多い
お笑いの大会の予選大会の1回戦などに出場する大会のエントリー期間に申し込む
地域のイベントお祭りや商店街、公民館の催しの出し物主催者の出演者募集に応募する
サークルの自主ライブアマチュアの団体やお笑いサークルが開くライブ団体に入るか、ゲストとして声をかけてもらう

はじめての人には、エントリーライブかオープンマイクが出やすい形です。大会の予選に出るときの準備は「素人がM-1に出るには?」でまとめています。

出演者がエントリー料を払う形のライブもあります。会場を借りるお金などを、出演者で分けて払う考え方です。チケットを何枚か売る決まり(ノルマ)があるライブもあるので、申し込む前に金額と条件を確かめましょう。

オープンマイクに出るときは

オープンマイクは、受付で名前を書き、先着順やくじで決まった順番に舞台へ上がる形が多いです。持ち時間は1人数分と短く、いつ呼ばれるか分からないこともあります。1〜2分で終わるネタを用意し、受付をすませたら、すぐ出られるように準備しておきましょう。

出演できるライブの探し方

アマチュア向けの募集は、大きな告知サイトより、主催者や会場の発信で見つかることが多いです。次の方法を組み合わせて探してみましょう。

  1. SNSで「お笑いライブ エントリー」「アマチュア お笑い 出演者募集」などと検索する
  2. 小さな劇場やライブハウス、イベントスペースの公式サイトやSNSを見る
  3. 観客としてライブに行き、チラシや終演後の告知で次の募集を知る
  4. 自治体の広報や、地域のイベントの出演者募集を見る
  5. お笑いのワークショップやサークルに参加して、仲間から情報をもらう

最初は、出たいライブを観客として一度見に行くのがおすすめです。1組の持ち時間や、お客さんの人数と年代が分かると、どんなネタを持っていけばよいかが見えてきます。

申し込む前に確かめたいこと

主催者の名前と連絡先、エントリー料やノルマの金額と払い方、撮った映像がネットに公開されるかどうかを確かめましょう。質問に答えてもらえない募集は、見送ってかまいません。

エントリーのしかた|申し込みフォームの書き方

エントリーとは、出演の申し込みのことです。フォームやメッセージで申し込み、ネタの種類や時間、使う道具などを伝えます。書く内容の例を見てみましょう。

例文エントリーフォームの記入例

コンビ名:〇〇〇〇(2人)
ネタの種類:コント
ネタの時間:約3分
使う小道具:机1つ(会場で借りられればうれしいです)、紙袋
音響・照明:なし(明るいままで大丈夫です)
出演の経験:ライブは今回が2回目です
主催者へのひとこと:時間はきっちり守ります。よろしくお願いいたします。

ネタの時間は、持ち時間より少し短く書くのが基本です。音や照明を変えてほしい所があるなら、「どのセリフのあとに何をしてほしいか」を申し込みの段階で伝えます。この合図のことを「きっかけ」といいます。

コンビ名や芸名が決まっていないと、申し込みの欄で手が止まります。名前の付け方は「コンビ名の決め方」が参考になります。出演が決まると、主催者から集合時間や出演順の連絡が来るので、早めに返事をしましょう。

募集の文に書かれていないことは、申し込む前に問い合わせてかまいません。短く、聞きたいことを箇条書きにすると、主催者も答えやすくなります。

例文主催者に問い合わせるメッセージの例

はじめまして。〇〇〇〇という2人組で、コントをしています。
〇月〇日のライブの出演者募集を見て、ご連絡しました。
申し込みの前に、2つ教えていただけますか。
・エントリー料は、当日に現金でお支払いすればよいでしょうか
・机を1つお借りすることはできますか
お忙しいところすみませんが、よろしくお願いいたします。

出演が決まったあとで出られなくなったときは、分かった時点ですぐに連絡します。出演順を組み直す時間が必要になるので、前日や当日の連絡にならないようにしましょう。

ライブ用のネタの準備

ライブのお客さんは、あなたたちのことを知らない人がほとんどです。まずは、持ち時間に合ったネタを選びましょう。

持ち時間向いているネタ準備のポイント
1〜2分設定がすぐ分かる短いネタ前置きを削り、最初の10秒で場面を伝える
3分前後漫才やコントを1本笑いの山を2つ作り、10秒ほど余らせて仕上げる
5分以上展開のあるネタや漫談途中で話の流れを変え、間延びを防ぐ

ネタが決まったら、練習の場とはちがう点を押さえて仕上げます。

  • 持ち時間を必ず守る。時間をすぎると、ほかの出演者やライブ全体の進行に迷惑がかかる
  • 仲間内でしか分からない話を使わず、初めて見る人に伝わる設定にする
  • 小道具は、1人で持ち運べて、袖(客席から見えない舞台の横)に置ける大きさにする
  • 本番と同じ声の大きさで通し練習をし、毎回時間を測る
  • 練習を動画に撮って、聞き取りにくいセリフを直す

練習の順番は「漫才の練習方法」で、読み合わせから通し稽古まで紹介しています。

出演の前日までに確かめること

  • 集合時間と会場の場所(入り口が分かりにくい会場もある)
  • 自分たちの出演順と持ち時間
  • エントリー料の金額と払い方
  • 持っていく小道具と、会場で借りるもの
  • 音や照明のきっかけを主催者に伝えたか
  • 自分たちのネタを撮影してよいか

当日の流れ

当日の流れはライブによってちがいますが、多くは次のように進みます。集合の時間に遅れると出番が変わることもあるので、少し早めに着くようにしましょう。

流れすること気をつけること
集合受付で名前を伝え、エントリー料があれば払う指定の時間より早めに着く
説明出演順や持ち時間、終わりの合図を聞く香盤表(出演順と時間をまとめた表)で、前後の出演者を確かめる
場当たり立ち位置やマイクの高さを確かめる時間がないライブでは、省かれることもある
開演楽屋や指定の場所で出番を待つほかの人のネタ中は、袖で話さない
出番1つ前の出演者のときに袖へ移る呼ばれたら、明るく登場する
エンディング出演者が舞台に並ぶことがあるお客さんの投票や結果発表があるライブも
片付け小道具を持ち帰り、主催者にあいさつする会場を出る時間を守る

出番の直前は、最初のセリフだけを口の中でくり返しておくと落ち着けます。セリフが飛んだときのつなぎ方は「ネタ中にセリフが飛んだときの立て直し方」で紹介しています。

アマチュアのライブでは、お客さんが少ない日もあります。笑いが小さくても、声の大きさやテンポを変えずに最後まで演じきりましょう。途中で弱気になって早口になると、伝わるはずの笑いまで届かなくなります。

ライブに出たあとにすること

終わったら、主催者とほかの出演者にお礼を伝えて帰りましょう。アマチュアのライブは、出演者どうしのつながりから、次の出演の声がかかることもあります。

家に帰ったら、どこで笑いが起きて、どこで静かになったかを、記憶が新しいうちにメモします。同じネタを何度か演じながら直していくと、ネタは強くなります。ウケなかった所の見直し方は「ネタがウケない原因と直し方」が参考になります。

SNSで出演の報告をするときは、ほかの出演者やお客さんが写った写真を、許可なく載せないようにしましょう。

よくある質問

1人でも出られますか?

出られます。漫談や一人コントなど、1人の芸で出られるライブもあります。申し込みのときに、1人で出ることと、芸の種類をはっきり書いておきましょう。

エントリー料がかかるライブに出ても大丈夫ですか?

会場代などを出演者で分けて払う形のライブは、めずらしくありません。金額と、何に使われるお金なのかを確かめ、納得できたら申し込みましょう。高すぎると感じたら、ほかのライブを探してかまいません。

中学生や高校生でも出られますか?

ライブによって、年齢の決まりがちがいます。夜に開くライブでは、出られる年齢を決めていることもあります。応募の条件を読み、保護者の同意が必要かどうかも確かめましょう。

まとめ

  • アマチュアは、エントリーライブかオープンマイクから始めると出やすい
  • 募集はSNSや会場の告知で探し、エントリー料やノルマ、主催者を確かめる
  • 申し込みでは、ネタの時間を短めに書き、小道具や音・照明のきっかけも伝える
  • 当日は早めに着いて持ち時間を守り、終わったらお礼と振り返りをする
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