LINEの面白い返し方|文字だけで笑いを取る5つのコツと例文

ノートを前に、ほおづえをついて返す言葉を考えている人

LINEで面白い返しをするコツは、短く、具体的に書いて、オチの前で改行することです。文字には表情も声もないので、話すとき以上に「短さ」と「間」が笑いを左右します。スタンプに頼らず、まず言葉で一言返すと、会話も続きやすくなります。

この記事では、文字だけで笑いを取る5つのコツと、場面別の返しの例、送る前に確かめたい注意点を紹介します。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 話すときとLINEでは、笑いの取り方が違う
  2. 文字だけで笑いを取る5つのコツ
  3. 場面別・面白い返しの例
  4. 5つのコツを使ったやり取りの例
  5. 相手別・ちょうどいい笑いの量
  6. 送る前に確かめたいこと
  7. よくある質問
  8. まとめ

話すときとLINEでは、笑いの取り方が違う

会って話すときは、表情や声の調子が「今のは冗談だよ」と伝えてくれます。LINEでは、その手がかりが文字だけになります。違いを知っておくと、どこを工夫すればいいかが見えてきます。

比べること話すときLINE(文字)
冗談だと伝わる手がかり表情、声の調子言葉の選び方、文末
間(ま)の取り方少しだまる改行する、2通に分ける
言いまちがえたときすぐ言い直せる文字がそのまま残る
相手の反応その場で見える返事が来るまで分からない

間とは、笑いどころの直前の短い沈黙のことです。文字では、改行や2通目がその役目をします。また、表情がない分、皮肉や強い言葉は本気に読まれやすいことも覚えておきましょう。

文字だけで笑いを取る5つのコツ

1. 1通は1〜2行に収める

LINEは、スマホの小さな画面で、ほかのことをしながら読まれることが多いものです。長い文は、笑いどころにたどり着く前に読み飛ばされてしまいます。面白い返しほど、短く切りましょう。

例文長い返しと、短い返し

長い返し「今日は朝から電車が遅れて、会社に着いたら会議が始まっていて、そのあとお昼も食べられなくて、もうへとへとだよ」
短い返し「今日のお昼ごはんは、会議室の空気でした」

短い返しは、言いたいことを1つにしぼっています。「大変だった」と書かなくても、大変さはちゃんと伝わります。

2. 「すごく」を具体的な言葉に変える

「めっちゃ眠い」「すごい雨」は、気持ちは伝わっても、笑いにはなりにくい言葉です。数字や物の名前、目に浮かぶ様子に変えると、読んだ人の頭に場面が浮かびます。

ふつうの言い方具体的にした言い方
めっちゃ眠いまぶたが、さっきから3回閉店しかけてる
すごい雨だった傘をさしてたのに、ひざから下だけ海に行ってきた
すごく忙しい今日、椅子に座っていたのは合計4分です
寒すぎる手袋の中で、指が全員集合してる

「閉店」や「海」のように、ほかのものにたとえるのも効果があります。たとえを作る考え方は「例えツッコミのコツ」で紹介しています。

3. 改行と2通目で「間」を作る

オチの直前で改行するか、2通に分けて送ると、読む人が一瞬「ん?」と止まります。これが、話すときの間の代わりになります。1通目で状況を書き、2通目で結果を書くのが基本の形です。

台本2通に分けて送る例

自分駅まで走って、ぎりぎり電車に間に合った

自分反対方向のだった

1通にまとめて「電車に間に合ったけど、反対方向だった」と送ると、結果が先に見えてしまいます。オチは、最後の1行だけに書くのがコツです。

4. 小さな出来事を、硬い言葉で報告する

どうでもいい出来事を、ニュースや会社の報告書のような硬い言葉で書くと、内容と言葉づかいのずれが笑いになります。見た目の形まで工夫できるのは、文字ならではの方法です。

例文報告書風に書く例

【ご報告】
本日15時ごろ、冷蔵庫のプリンが姿を消しました。
現在、家族全員から事情を聞いています。

例文ニュース風に書く例

速報です。
さきほど、ベランダの朝顔が初めて1輪咲きました。
現場からは以上です。

毎回使うと読む人が慣れてしまうので、ここぞという「小さな事件」のときにとっておきましょう。文字で読ませる書き方は「社内報の自己紹介の面白い例文」も参考になります。

5. スタンプは、言葉のあとに1つだけ

スタンプは手軽ですが、スタンプだけで返すと会話はそこで終わりがちです。絵に笑いを任せると、自分らしさも伝わりにくくなります。まず言葉で一言返し、スタンプは最後に1つ添えるくらいがちょうどいいでしょう。

例文スタンプだけの返しと、言葉を先に送る返し

届いたLINE「明日の集合、9時に変更です」
スタンプだけ(敬礼する動物のスタンプ)
言葉を先に「了解です。目覚ましを2個かけて、二重の守りで行きます」

場面別・面白い返しの例

よく届く一言への返しをまとめました。面白い一言のあとに、本来の返事も入れておくと、ふざけているだけに見えません。

「ごめん、10分遅れる」「返事が遅くなってごめん」のような謝る言葉への返しは、親しい友だちどうしの、軽い連絡のときの例です。まず「了解」「大丈夫」と受け止めてから一言足すと、相手の気持ちが軽くなります。

届いたLINEふつうの返し面白い返しの例
「今何してる?」「家にいるよ」「洗濯物をたたんでる。靴下が1つだけ、相方を探す旅に出た」
「ごめん、10分遅れる」「了解」「了解。自動販売機の飲み物を、全部見比べて待ってる」
「おつかれ」「おつかれ」「おつかれ。今日の自分に、コンビニのプリンを授与しました」
「寝坊した」「大丈夫?」「目覚まし時計も、今ごろ反省してると思う。気をつけて来てね」
「来週いつ空いてる?」「水曜なら」「水曜と金曜なら空いてる。ほかの日は、布団と打ち合わせ中」
「この前はありがとう」「どういたしまして」「どういたしまして。お礼は、からあげ1個で受け付けています」
「誕生日おめでとう」「ありがとう」「ありがとう。経験値がたまって、レベルが1つ上がりました」
「返事が遅くなってごめん」「大丈夫だよ」「大丈夫。こっちも、心の中では3回くらい返事してた」

写真が送られてきたとき

写真への返しは、「かわいい」「おいしそう」に、自分の様子を1つ足すと面白くなります。

例文写真への返しの例

(料理の写真)「おいしそう。思わず、画面ごしににおいをかいでしまった」
(ペットの写真)「かわいい。この1枚で、明日の満員電車を乗り切れる」
(旅行先の景色)「きれい。こっちの窓から見えるのは、となりの家の物干しざおです」

家族のグループで

家族のグループでは、連絡に一言足すくらいがちょうどいい量です。誰かが乗ってきたら、そこで短いやり取りが生まれます。

台本家族のグループのやり取り

母今日の夕飯はカレーです

自分了解。7時に帰ります

自分おかわりの予約も、今のうちにお願いします

父父も予約します

母先着順です

5つのコツを使ったやり取りの例

友人同士のやり取りで、コツがどう使われているかを見てみましょう。

台本友人とのやり取り

友人今日の会議、長すぎた

友人3時間

自分3時間。おつかれさま

自分もう会議室に住所を移したほうが早いね

友人住民票、出しておくわ

自分引っ越し祝いに、座布団を送ります

「3時間」をくり返して受け止め、「会議室に住所を移す」と大げさに広げています。友人が「住民票」と乗ってきたので、「引っ越し祝い」でもう1つ重ねました。どの1通も1行で、スタンプは使っていません。相手の言葉に乗って広げる返し方は「返しが上手い人になるには?」で詳しく紹介しています。

相手別・ちょうどいい笑いの量

同じ返しでも、相手によって受け取られ方は変わります。迷ったときは、次の表を目安にしてください。

相手向いている返し控えたいこと
仲のよい友人大げさな言い換え、報告書風、2通目のオチ2人にしか分からない話をグループで送る
家族連絡に一言足す、自分の様子の実況長文、夜遅くの連投
職場の人お祝いやお礼に、軽く一言足す業務連絡への冗談、相手をいじる言葉
知り合ったばかりの人相手の話への感想に、具体的な一言を足す自分を下げすぎる冗談、返事を急かすこと

職場のグループでは、連絡事項への返事は「承知しました」で十分です。誰かへのお祝いのように、みんなが明るい気持ちのときだけ一言足しましょう。

送る前に確かめたいこと

文字は、送ったあとも残ります。スクリーンショットで、ほかの人に見られることもあります。話すときなら笑って流せる一言も、文字にすると強く見えることがあるので、送る前に一度読み返しましょう。

冗談を入れないほうがいいとき

約束を破った、迷惑をかけたなどで相手が本気で謝っているとき、落ち込んでいるとき、体調が悪いとき、急ぎの連絡をしてきたときは、冗談を入れずにまっすぐ返します。

親しい友だちの「少し遅れる」「返事が遅れた」くらいの軽い「ごめん」なら、上の例のように、受け止めてから一言足してかまいません。迷ったら、相手の文面が深刻かどうかと、相手との仲で決めましょう。笑いは、相手に余裕があるときだけにします。

送る前に見直すこと

  • 1通が2行くらいに収まっているか
  • 相手の見た目や失敗をからかう言葉が入っていないか
  • 皮肉に読まれる言い方になっていないか
  • グループの全員に分かる話か
  • 夜遅い時間に、何通も続けて送っていないか

よくある質問

面白い返しが思いつかないときは?

ふつうの返事で十分です。慣れてきたら、「了解」のあとに具体的な一言を足すことから始めましょう。「了解。今から走ります」のように自分の様子を1つ書くだけでも、やり取りがやわらかくなります。

返事が来ないのは、滑ったからですか?

そうとは限りません。仕事中だったり、あとで返そうとして忘れていたりすることも多いものです。返事を急かしたり、続けて送ったりせず、相手のペースを待ちましょう。気まずくなったときの立て直し方は「滑ったときの返し方」も参考にしてください。

スタンプだけで返すのは失礼ですか?

仲のよい相手なら、失礼ではありません。ただ、会話を続けたいときや、お礼を伝えたいときは、言葉を先に送るほうが気持ちが伝わります。

「笑」や「w」は付けたほうがいいですか?

冗談だと伝える目印として、自分の文の最後に1つ付けるのはかまいません。ただし、相手の話への返事に付けると、相手を笑っているように見えることがあります。付けるのは、自分の話の最後だけにしましょう。

まとめ

  • LINEの面白い返しは、短く、具体的に書くのが基本
  • オチの前で改行するか、2通に分けて「間」を作る
  • 小さな出来事を硬い言葉で報告すると、文字ならではの笑いになる
  • スタンプは、言葉のあとに1つ添える程度にする
  • 相手が本気で謝っているときや急ぎの連絡には、冗談を入れずに返す(軽い「ごめん」なら、受け止めてから一言足してよい)
「話し方」の記事一覧へトップページへ戻る