飲み会で話を盛り上げるには?使える話題と話の振り方のコツ

積み上げたファイルを指さし、驚く同僚に話しかける会社員

飲み会で話を盛り上げるコツは、自分が面白い話をすることより、全員が答えやすい話題を出して、うまく話を「振る」ことです。話を振るとは、誰かに話す番を渡すことです。話していない人には、名前を呼んでから2択で聞くと、気軽に会話に入ってもらえます。

この記事では、飲み会で使える話題と、話の振り方の型、話していない人を巻き込む方法を紹介します。盛り下がりそうな話題を変える一言もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 盛り上げ上手は「話す人」より「回す人」
  2. 飲み会で使える話題
  3. 話の振り方5つの型
  4. 話していない人を巻き込む方法
  5. 会話例:5人の席で話を回す
  6. 盛り下がりそうな話題と、話を変える一言
  7. よくある質問
  8. まとめ

盛り上げ上手は「話す人」より「回す人」

飲み会が盛り上がるのは、面白い人が1人で話しているときより、いろいろな人が少しずつ話しているときです。盛り上げ上手な人は、話題を出し、人に振り、返ってきた話を面白がる「回し役」をしています。

比べること話し続ける人回す人
話す量ほとんど自分自分は少なめ
話題自分の得意な話全員が答えられる話
盛り上がり方一部の人だけが笑う席全体がにぎやかになる
終わったあとの印象よくしゃべる人また一緒に飲みたい人

回し役は、お酒が飲めない人でも、話すのが得意でない人でもできます。必要なのは、話題を1つ出すことと、人の名前を呼んで振ることだけです。

飲み会で使える話題

時間帯で話題を変える

飲み会の空気は、始まってから終わるまでに少しずつ変わります。時間帯に合う話題を選ぶと、無理なく盛り上がっていきます。

時間帯場の様子向いている話題最初の一言の例
乾杯の直後まだ少し硬い料理や飲み物、お店のこと「このお店、来たことあります?」
料理がそろったころ少しほぐれてくる食べ物の好み、最近の小さな出来事「から揚げにレモン、かける派ですか」
中盤いちばんにぎやか全員に回せるお題、昔の思い出「子どものころ、本気でなりたかったものって何でした?」
締めの前少し落ち着く今日の感想、次の予定「次は、どこのお店にしましょうか」

乾杯の直後に、深い話や仕事の相談を始めると、まわりが入りにくくなります。最初は、誰でも答えられる「目の前のこと」から始めましょう。話題の広げ方は「雑談の面白いネタ」でも紹介しています。

全員に回せるお題12

中盤に使えるのが、席の全員に順番に答えてもらう「お題」です。正解がないので、話すのが苦手な人でも答えやすくなります。答えが出たら、右の列のような一言で広げてみてください。

お題広げる一言
子どものころ、本気でなりたかったもの「そのために、何か練習してました?」
自分だけのこだわりの食べ方「それ、いつから始めたんですか」
人生でいちばん長く並んだ行列「並んだ先に、何があったんですか」
最近買って、よかったもの「買う前に、どれくらい迷いました?」
休みの日に起きる時間「目覚ましはかけるんですか」
今までで、いちばん遠くに行った場所「そこで、何がいちばん印象に残ってます?」
最近知った、どうでもいい豆知識「それ、どこで知ったんですか」
くせになっている、小さな習慣「やらないと、どうなるんですか」
無人島に1つだけ持っていくもの「それで、何日暮らせそうですか」
学生のころの部活や習いごと「今でもできることってあります?」
得意料理を1つだけ「それ、誰に教わったんですか」
家に帰って、最初にすること「それ、毎日ですか」

話の振り方5つの型

話を振るときは、名前を呼んでから、答えやすい形で聞くのが基本です。いきなり「何か面白い話して」と振るのは、いちばん答えにくい振り方なので避けましょう。

1. 名前を呼んで、2択で聞く

2択なら、どちらかを選ぶだけで答えられます。答えのあとに「どうしてですか」と聞けば、話が自然に広がります。

例文2択で聞く

「〇〇さんは、旅行のとき、計画を立てる派ですか。行き当たりばったり派ですか」

2. 前の話につないで振る

今の話題に、別の人を呼び込む振り方です。話題が変わらないので、振られた人も入りやすくなります。

例文前の話につなぐ

「今、△△さんがキャンプの話をしてましたけど、〇〇さんもアウトドア派でしたよね」

3. 詳しいことを教えてもらう

人は、得意なことを聞かれると話しやすくなります。相手が詳しいことを「教えてください」と聞いてみましょう。

例文教えてもらう

「〇〇さん、料理がお得意でしたよね。家で作れる、簡単でおいしいものって何かあります?」

4. 自分が先に答えてから振る

質問だけをすると、相手はどのくらい話せばいいか迷います。先に自分の答えを短く言うと、それがお手本になります。

例文先に自分が答える

「私、休みの日は11時まで寝ちゃうんです。〇〇さんは、休みの日も早起きですか」

5. 笑った人、うなずいた人に振る

人の話に笑ったりうなずいたりしている人は、その話に思い当たることがある人です。そのタイミングで振ると、答えが出やすくなります。

例文うなずいた人に振る

「〇〇さん、今すごくうなずいてましたね。似たことありました?」

話していない人を巻き込む方法

無理に話させず、入り口だけ作る

話していない人の中には、聞いているのが楽しい人もいます。大事なのは、話したくなったときに入れる「入り口」を作っておくことです。振ってみて短い答えが返ってきたら、それで十分です。続けて何度も振ると、かえって気をつかわせてしまいます。

席の端の人に、体を向ける

長いテーブルでは、端の席の人ほど会話から外れやすくなります。話すときに、端の人のほうへ少し体を向けるだけで、その人も話の輪に入りやすくなります。

料理や飲み物から話しかける

いきなり話題を振るのが難しいときは、目の前の料理や飲み物から話しかけます。メニュー選びをお願いすると、自然にその人が会話の中心になります。

例文料理や飲み物から話しかける

「それ、何を飲んでるんですか。おいしそうですね」
「次の料理、〇〇さんが選んでもらえませんか。私、いつも同じものを頼んじゃうので」

話してくれたら、周りが大きめに反応する

話してくれた人の話には、周りが少し大きめに反応しましょう。「えっ、そうなんですか」「それ、もっと聞きたいです」と返すと、その人は次も話しやすくなります。笑いを生む返し方は「相づちで笑いを生むには?」で紹介しています。

会話例:5人の席で話を回す

話を回す役の「自分」が、5つの型を使っている会話です。Dさんは、それまであまり話していなかった人です。

台本5人の席での会話(約1分)

自分休みの日って、何時に起きてます? 私は11時です。

Aさん私も10時くらいかな。

Bさん私は6時に起きちゃう。

自分6時。そんなに早く起きて、何してるんですか。

Bさん散歩。近所のパン屋さんが7時に開くから。

自分パンのための早起きですね。Cさん、今うなずいてましたけど、パン派ですか。

Cさんはい。焼きたてを買いに、自転車で2駅先まで行きます。

Aさん遠い。

自分Dさんは、朝はパン派ですか、ごはん派ですか。

Dさんごはんです。毎朝、納豆です。

自分毎朝。たれは全部入れる派ですか。

Dさん半分だけです。残りは、次の日の卵かけごはんに使います。

Bさんすごい、むだがない。

自分今日いちばんの生活の知恵が出ました。

先に自分が答えてから聞き(型4)、うなずいていたCさんに振っています(型5)。まだ話していないDさんには2択で聞き(型1)、短い答えの中の「毎朝」を拾って、もう1つだけ聞きました。Dさんの小さなこだわりが、この席でいちばんの笑いになっています。

盛り下がりそうな話題と、話を変える一言

飲み会で避けたいこと

  • お酒をすすめる、飲まない人に理由を聞く
  • 恋人や結婚、子どもの有無をしつこく聞く
  • 見た目や年齢をからかう話、下ネタ
  • その場にいない人の悪口やうわさ話
  • 昔の自慢話や、説教が長く続くこと

誰かが答えにくい質問をされて困っていたら、話題を変えて助け舟を出しましょう。前の話を否定せず、自然に次へ移るのがコツです。

こんなとき話を変える一言の例
誰かが恋愛の話を何度も聞かれている「その話はまた今度にして、〇〇さん、この前の旅行どうでした?」
仕事の愚痴が長くなってきた「ここからは仕事の話は禁止にしましょう。最近の休みの日の話を聞かせてください」
誰かがお酒をすすめられている「次の飲み物、メニューを見ながら選びましょうか。ソフトドリンクも色々ありますよ」
1人の話が長く続いている「その話、面白いですね。〇〇さんだったら、どうしてました?」
内輪の話で、知らない人が置いてきぼり「あ、これ知らない人もいますよね。簡単に説明すると……」

よくある質問

自分から話題を出すのが苦手です。

それなら、ほかの人の話を広げる役に回りましょう。「それで、どうなったんですか」「〇〇さんはどうですか」の2つだけでも、会話は十分に回ります。

上司や先輩ばかりの席では、どうすればいいですか?

「教えてもらう」振り方(型3)が向いています。「〇〇さんが新人のころは、どんなことで苦労しましたか」のように聞くと、相手も話しやすく、笑える思い出話が出やすくなります。

自分の面白い話もしたいです。

話を回しながら、1つだけ自分の話をするのはとてもいいことです。話すなら、1分ほどで終わる短い話を用意しておきましょう。話の組み立て方は「エピソードトークの作り方」で紹介しています。

盛り上がらないまま、静かになってしまいました。

少しの沈黙は、料理を食べたり飲み物を頼んだりする時間だと考えて大丈夫です。気になるときは、全員に回せるお題を1つ出すか、座ったまま遊べるゲームに切りかえましょう。遊び方は「座ったままできる忘年会のゲーム」にまとめています。

まとめ

  • 飲み会を盛り上げるのは、話し続ける人より、話を回す人
  • 乾杯の直後は目の前のこと、中盤は全員に回せるお題が向いている
  • 話を振るときは、名前を呼んでから2択や「教えて」の形で聞く
  • 話していない人には入り口だけ作り、短い答えでも周りが大きく受け止める
  • お酒の強要や恋愛の詮索は避け、困っている人には話題を変えて助け舟を出す
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