結婚式の余興を3人でやるなら?役割の分け方とネタ6選・台本

紹介する人、虫めがねをのぞく人、考えこむ人に分かれた3人

結婚式の余興を3人でやるなら、「進行役」「ボケ役」「ツッコミ役」に1人ずつ分けるのがいちばん作りやすい形です。役割がはっきりすると、セリフの量が偏らず、練習でも「誰が何をするか」で迷いません。

この記事では、3人の役割の決め方と、3人だからこそ面白くなるネタを6つ紹介します。そのまま使える3分の台本と、立ち位置やマイクの回し方もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 3人の役割は「進行・ボケ・ツッコミ」に分ける
  2. 3人ならではのネタ6選
  3. そのまま使える3人用の台本「新郎の頭の中会議」
  4. 3人の立ち位置とマイクの回し方
  5. 3人の練習は「2人ずつ」でも進められる
  6. 3人の予定が合わないときは
  7. よくある質問
  8. まとめ

3人の役割は「進行・ボケ・ツッコミ」に分ける

3人の余興では、それぞれに次の役割を持たせます。ボケは「わざとずれたことを言う役」、ツッコミは「それを正して笑いに変える役」のことです。

役割すること向いている人
進行役話を始める、次へ進める、会場に話しかける人前で話すのに慣れている人
ボケ役大げさに言う、勘違いする、変な動きをする照れずに思い切りできる人
ツッコミ役「違うでしょ」と正す、会場の気持ちを代わりに言う声がよく通り、落ち着いている人

2人の余興との大きな違いは、進行役がいることです。ボケとツッコミが掛け合いに集中できるうえ、話が横道にそれても進行役が本題に引き戻せます。

3人だと使える笑いの形

3人いると、2人ではできない笑いの形が使えます。代表的なのは次の2つです。

  • 三段オチ:2人が普通のことを言い、3人目だけがずれたことを言う
  • 2対1:2人の意見がそろい、1人だけが取り残される

どちらも「3人目」や「1人だけ」に注目が集まるので、会場の人が笑うところを見つけやすくなります。

役割が決まらないときの決め方

迷ったら、まず進行役から決めます。台本を読む量がいちばん多いので、話すのが得意な人に任せると全体が安定します。残りの2人は、一度台本を読み合わせてから、言いやすいほうのセリフを選ぶと自然に決まります。向き不向きの見分け方は「ボケとツッコミの決め方」でも紹介しています。

1人だけ目立たない、をなくす

3人の台本は、1人がほとんど話さない形になりがちです。セリフが少ない人には「ここで大きくうなずく」「ここで驚いた顔をする」など、黙っている間の動きも決めておきましょう。

3人ならではのネタ6選

どれも、3人そろうことで形になるネタです。難しさは★の数で表しています(★1つがいちばん簡単です)。

1. 三段オチで紹介する「新郎ってこんな人」

進行役、ツッコミ役、ボケ役の順に、新郎の良いところを1つずつ言います。2人目まではまじめに言い、3人目のボケ役だけが少しずれたことを言って、ツッコミ役が正します。このやりとりを、テーマを変えて3回ほどくり返します。

例文三段オチのやりとりの例

進行役:新郎は、とにかく優しい人です。
ツッコミ役:新郎は、誰よりも約束を守る人です。
ボケ役:新郎は、自動ドアにも「ありがとう」と言う人です。
ツッコミ役:優しさの向け先が広すぎます。

時間
2〜3分
人数
3人
準備物
なし(言うことを書いたフリップがあると見やすい)
難しさ
★

2. 新郎の「頭の中会議」

3人が新郎の頭の中にいる「議長」「強気」「慎重」になり、結婚を申し込むまでの迷いを話し合う寸劇です。議長が進行役、強気がボケ役、慎重がツッコミ役になります。台本は下で紹介しています。

時間
3分
人数
3人
準備物
役名を書いた札3枚、議題を書いた紙1枚
難しさ
★★★

3. ヒーローショー風「幸せをじゃまする怪人」

進行役が司会のお姉さん(お兄さん)、ボケ役が怪人、ツッコミ役がヒーローを演じます。怪人は「新郎の靴下を片方だけ隠してやる」など、小さな悪だくみを言います。そこで司会が、会場に「みんなで新郎の名前を呼んで応援しましょう」と呼びかけます。

会場の声でヒーローが力を取り戻し、怪人を退治したら、最後は3人そろってお祝いを言います。子どもから年配の人まで参加しやすいネタです。

時間
3〜4分
人数
3人(会場の人も声で参加)
準備物
怪人のお面、ヒーローのマント(画用紙や布で手作り)
難しさ
★★

4. 3人で受け持つ3択クイズ

進行役が問題を読み、答えのA・B・Cは3人が1つずつ受け持ちます。それぞれが「自分の答えこそ正解です」と短く訴え、会場の人には正解だと思う人に拍手をしてもらいます。正解は、新郎新婦に発表してもらうと盛り上がります。

時間
4〜5分
人数
3人(会場の全員が参加)
準備物
A・B・Cの札、問題3〜4問
難しさ
★

問題の選び方は「結婚式の余興クイズの問題例」を参考にしてください。

5. 伝言ゲームで届けるひとこと

新婦から新郎への「ひとこと」を、3人が伝言ゲームで順に伝えます。耳打ちで伝わるうちに、言葉が少しずつ変わっていくのが笑いどころです。最後に進行役が、新婦から事前に聞いておいた本当のひとことを読み上げます。

例文伝言が変わっていく例

新婦のひとこと:「毎朝、起こしてくれてありがとう」
2人目が聞いた言葉:「毎朝、おこげをくれてありがとう」
3人目の発表:「毎朝、おこげのおにぎりを作ってくれてありがとう」

時間
2〜3分
人数
3人(新婦に事前にひとことを聞いておく)
準備物
本当のひとことを書いたカード
難しさ
★★

6. 口ぐせだけで話す新郎の「通訳つきインタビュー」

ボケ役が新郎になりきり、新郎の口ぐせだけで質問に答えます。ツッコミ役が通訳として「今のは、こういう意味です」と会場に訳し、進行役がインタビュアーとして話を進めます。口ぐせは、新郎の友人や家族に聞いて3つほど集めておきます。

例文通訳のやりとりの例

進行役:〇〇さんの第一印象は、どうでしたか。
ボケ役:「なるほどね」
ツッコミ役:「とても気になったけれど、緊張して何も言えなかった」という意味です。

時間
3分
人数
3人
準備物
「通訳」と書いた名札(あれば)
難しさ
★★

そのまま使える3人用の台本「新郎の頭の中会議」

ネタ2の台本です。新郎が結婚を申し込むと決めるまでの「頭の中」を、3人で演じます。〇〇の部分と、悩んだ期間や場所は、新郎に聞いた本当の話に書きかえてください。

台本新郎の頭の中会議(約3分)

(3人で横に並ぶ。真ん中が議長。左右の2人は「強気」「慎重」の札を首から下げる)

議長〇〇くん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。

強気・慎重おめでとうございます!

議長私たちは、新郎〇〇くんの頭の中に住んでいる3人です。私は議長です。

強気〇〇くんの「行ける!」担当、強気です。

慎重〇〇くんの「ちょっと待って」担当、慎重です。

議長今日は、〇〇くんが結婚を申し込むと決めた日の、頭の中の会議をお見せします。

(議長が「議題:いつ、どこで言う?」と書いた紙を出す)

議長議題はこちらです。

強気今です。今すぐ言いましょう。

慎重待って。今、〇〇くんは歯をみがいています。

議長歯みがき中は、やめておきましょう。

強気じゃあ、口をゆすいだらすぐ。

慎重せめて、タオルで口をふいてから。

議長では、場所を決めましょう。

強気夜景! 観覧車のてっぺん! 花火が上がって、バイオリンの生演奏!

慎重予算を考えて。

強気じゃあ、近所の公園。ブランコのいちばん高いところで。

慎重揺れていて聞き取れない。

議長慎重さん、何かいい案はありますか。

慎重まず、ご両親へのあいさつの練習を、あと30回。

強気多すぎる。練習だけで1年かかる。

議長(会場を見て)実はこの会議、本当に3か月続いたそうです。

慎重だって、もし断られたら……

強気断られない! 〇〇さんは、〇〇くんのどんな話も、いつも笑って聞いてくれる人だ。

慎重……それは、そう。

議長では、決をとります。〇〇さんと結婚したい人。

(3人そろって、勢いよく手を挙げる)

議長全員一致です。

強気やった!

慎重(小さくガッツポーズ)やった。

議長こうして〇〇くんは、〇〇(本当の場所)で、〇〇さんに結婚を申し込みました。

強気場所は、意外と普通でした。

慎重でも、言葉はちゃんと自分で考えました。

議長では今日、〇〇くんの頭の中はどうなっているでしょう。

強気「うれしい」でいっぱいです。

慎重今日ばかりは、私も「うれしい」に賛成です。

議長それでは、頭の中の3人を代表して。

3人〇〇くん、〇〇さん、本当におめでとうございます!

(3人で一礼して下がる)

台本を自分たち用に直すコツ

「強気が大きく言う → 慎重が止める → 議長がまとめる」という3つの流れを、くずさずにくり返すと笑いが続きます。本当の話(悩んだ期間、申し込んだ場所)を2つ入れると、新郎新婦や友人から笑いが起きやすくなります。

新婦が申し込んだ側なら、「新婦の頭の中会議」に変えて演じてもかまいません。言われてうれしいことだけを入れ、本人が知られたくない迷いは書かないようにしましょう。

3人の立ち位置とマイクの回し方

3人の余興で意外と困るのが、マイクの本数です。会場で使えるマイクは限られていることがあるので、事前に本数を確かめて、渡し方まで決めておきましょう。

マイクの本数立ち方気をつけること
3本横に並び、進行役が真ん中3人が同時に話さない
2本進行役が1本、ボケとツッコミで1本ボケとツッコミは肩が触れるくらい近くに立つ
1本進行役が持ち、話す人に向ける誰に向けるかを台本に書いておく

3人がまっすぐ一列に並ぶより、両端の2人が少し内側を向く「ハの字」に立つと、会話をしている感じが出ます。会場から3人の顔もよく見えます。マイクの本数や立つ場所は、「余興の前に会場と確かめること」のチェックリストで一緒に確かめておくと安心です。

3人の練習は「2人ずつ」でも進められる

3人の予定を合わせるのは、2人よりずっと大変です。全員がそろう練習は2回にしぼり、あとは2人ずつ、1人ずつで進められるように分けましょう。

  1. 3人で通話をつなぎ、台本を読み合わせる(30分ほど)
  2. ボケとツッコミの2人で、掛け合いの部分だけを練習する
  3. 進行役は1人で、自分のセリフと全体の時間を確かめる
  4. 3人で集まり、立ち位置とマイクの渡し方を決めて通す
  5. 本番の1週間前に、本番と同じ服で通し、スマホで撮って見直す

練習全体の計画の立て方は「余興の練習の進め方」にまとめています。

本番の前に3人で確かめること

  • 誰が最初に話し始めるか
  • マイクの本数と、渡す順番
  • 笑いが起きたときに待つ人(ふつうは進行役)
  • セリフが飛んだときに助け舟を出す人

3人の予定が合わないときは

住んでいる場所が遠い、仕事の休みが合わない、という場合もあります。そんなときは、生で演じる部分を短くし、動画を中心にする方法があります。たとえば「頭の中会議」を3人それぞれのスマホで撮り、つなげて流すこともできます。

よくある質問

1人だけ遠くに住んでいて、練習に来られません。

その人に進行役をお願いするのがおすすめです。進行役のセリフは細かい掛け合いが少ないので、1人で練習しやすいからです。全員がそろう練習が前日の1回だけになっても、形にしやすくなります。

新郎側の友人2人と、新婦側の友人1人でも大丈夫ですか。

大丈夫です。新郎側の2人がボケとツッコミ、新婦側の1人が進行役になると、新婦の話も自然に入れられます。新婦側の人が、新婦から聞いた話を紹介する場面を作るとよいでしょう。

台本が3分を超えてしまいます。

ボケのくり返しを1回ずつ減らすのが、いちばん簡単な削り方です。「大きく言う、止める、まとめる」の3つのうち、まとめのセリフは短くしても流れがくずれません。お祝いを言う部分は削らずに残しましょう。

まとめ

  • 3人の余興は「進行・ボケ・ツッコミ」に1人ずつ分けると作りやすい
  • 三段オチや2対1など、3人だからこそできる笑いの形を使う
  • セリフが少ない人にも、黙っている間の動きを決めておく
  • マイクの本数を確かめ、渡し方と立ち位置まで練習する
  • 全員がそろう練習は2回でも、2人ずつの練習で仕上げられる

10人以上で出る場合は「結婚式の余興を大人数でやるなら」も参考にしてください。

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