結婚式の余興に子どもが出るなら?甥っ子・姪っ子もできる簡単な出し物

ほうきを持って元気に演じる男の子と、それを見る女の子

子どもが結婚式の余興に出るなら、「短いセリフを1つ」と「そばで支える大人」をセットにするのがいちばんです。年齢に合わせて役を小さくし、子どもが出られなくても成り立つ形にしておけば、当日ぐずっても慌てずに済みます。

この記事では、年齢別にできることの目安と、子どもが出る簡単な出し物を5つ紹介します。短いセリフで演じられる台本と、当日ぐずったときの対策もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 子どもの余興は「主役にしすぎない」が基本
  2. 年齢別にできることの目安
  3. 子どもが出る簡単な出し物5選
  4. 短いセリフの台本「ちびっこ新郎新婦のなれそめ」
  5. 練習は短く、楽しく
  6. 当日ぐずったときの対策
  7. よくある質問
  8. まとめ

子どもの余興は「主役にしすぎない」が基本

子どもが前に出るだけで、会場の空気はなごみます。だからこそ、子どもに長いセリフや難しい動きを任せる必要はありません。次の4つを基本にしましょう。

  • 進行は大人がして、子どもの見せ場は1〜2か所にする
  • 子どもが前に出ている時間は、2〜3分までにする
  • 子どもが出られなくても、大人だけで続けられる台本にする
  • 衣装は動きやすさを優先し、本番の前に一度着て慣れておく

友人の子どもに出てもらう場合は、まず保護者に相談します。出番が夜の時間になる、会場までの移動が長いなど、子どもの負担も一緒に考えてもらいましょう。当日の写真や動画をSNSにのせるときも、子どもの顔が写るものは保護者に確かめてからにします。

「出られなかったら、それでいい」と決めておく

当日の子どもの気分は、大人には読めません。出番を楽しみにしていても、会場の雰囲気に驚いて動けなくなることもあります。出られなかったときの代わりの形を、最初から決めておきましょう。

年齢別にできることの目安

子どもに任せる役は、年齢に合わせて選びます。次の表は目安で、同じ年齢でも人前が平気な子と苦手な子がいます。年齢より「その子が楽しめるか」で決めましょう。

年齢できることの目安セリフの長さ向いている役
2〜3歳大人と手をつないで歩く、手をふる、物を渡す「おめでとう」を大人と一緒に花を渡す係
4〜6歳決めポーズ、短い振り付け、札を上げる1回10文字くらいまで答えの発表係、ちびっこ新郎新婦
小学1〜3年生セリフを3〜5回言う、フリップをめくる1回20文字くらいまで寸劇の役、記者の役
小学4〜6年生台本を見ながら進める、簡単な手品大人と同じくらいでもよい司会の補助、手紙の読み上げ
中学生以上大人と同じことができる自由照れる年ごろなので、撮影係などの裏方も選べるようにする

小学生がもう少し長いコントに挑戦するなら、「小学生が演じるコント台本」も参考になります。

子どもが出る簡単な出し物5選

どれも、大人が進行して、子どもは見せ場だけを受け持つ形です。難しさは★の数で表しています(★1つがいちばん簡単です)。

1. ちびっこ新郎新婦のなれそめ寸劇

子どもが新郎役と新婦役になり、大人の語りに合わせて、新郎新婦のなれそめを演じます。子どものセリフは一言ずつで、話の流れはすべて語りが進めます。台本は下で紹介しています。

時間
2〜3分
人数
子ども2人+語りの大人1人
準備物
紙で作った蝶ネクタイ、レースの布のベール、おもちゃの指輪
難しさ
★★

2. ちびっこ記者会見

子どもが記者になり、おもちゃのマイクを新郎新婦に向けて質問します。子どもならではのまっすぐな質問に、新郎新婦がどう答えるかで、会場が自然に笑います。質問は大人が考え、子どもが読めるようにひらがなでカードに書いておきます。

例文質問カードの例

「おたがいの、どこがすきですか」
「けんかをしたら、どっちがさきに『ごめんね』っていいますか」
「おやすみの日は、なにをしてあそびますか」
「〇〇(子どもの名前)のこと、すきですか」

「赤ちゃんはいつ?」のように、新郎新婦が答えにくい質問は、子どもの口からでも入れないようにしましょう。

時間
3分
人数
子ども1〜3人+付きそいの大人
準備物
おもちゃのマイク、手作りの「記者」の腕章、質問カード
難しさ
★

3. 〇×クイズの答え発表係

大人がクイズを出し、正解の発表を子どもに任せます。子どもが「せいかいは……まる!」と札を上げるだけで、拍手が起きやすい出し物です。ためる間(ま)を大人が合図で教えてあげると、発表がぐっと盛り上がります。

時間
3〜4分
人数
子ども1〜2人+出題する大人
準備物
〇と×の大きな札、問題カード
難しさ
★

4. 花のお届け係

2〜3歳の小さな子でもできる出し物です。大人と手をつないで高砂(新郎新婦の席)まで歩き、小さな花を渡して「おめでとう」と言います。ほかの演出と場面がかぶらないよう、渡すタイミングは司会の人と相談しておきましょう。

時間
1分
人数
子ども1〜3人+大人
準備物
小さな花束か、紙で作った花
難しさ
★

5. 大人の手品の「助手」

大人が手品をして、子どもが「ワン、ツー、スリー」の合図や、道具を渡す役を受け持ちます。小学生なら、簡単な手品を自分で演じるのもよいでしょう。手品のネタは「余興でできる簡単な手品」で紹介しています。

時間
3分
人数
子ども1〜2人+大人1人
準備物
手品の道具、子ども用の蝶ネクタイかマント
難しさ
★★

短いセリフの台本「ちびっこ新郎新婦のなれそめ」

ネタ1の台本です。子どものセリフはどれも短く、言えなくても語りが話を進められる形にしています。〇〇の部分は、新郎新婦の本当の話に書きかえてください。

台本ちびっこ新郎新婦のなれそめ(約2分)

(語りの大人が前に立つ。子ども2人は少しはなれて待つ)

語り〇〇くん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。新郎の姉の〇〇と、甥の〇〇、姪の〇〇です。

語り今日は、ちびっこ新郎新婦が、お二人のなれそめを演じます。

(新郎役と新婦役の子どもが、手をふりながら出てくる)

語り今から〇年前。2人は、〇〇で出会いました。

新郎役はじめまして。

新婦役はじめまして。

(2人でおじぎをする)

語り新郎は、ひとめで新婦のことが気になりました。

新郎役(会場を見て)すてき!

語りでも、なかなか声をかけられません。

(新郎役が、新婦役のまわりをうろうろする)

語りやっと勇気を出して、ごはんにさそいました。

新郎役ごはん、いこう。

新婦役いいよ。

語り2人で食べたのは、〇〇(思い出の食べ物)。

2人おいしいね。

語りそれから2人は、いろんな場所に出かけて、たくさん笑いました。

(2人が手をつないで、その場をぐるりと歩く)

語りそして、ある日。新郎は、大事なことを言いました。

新郎役けっこんしてください。

(新郎役が、おもちゃの指輪を差し出す)

新婦役はい。

語りこうして2人は、今日この日をむかえました。ちびっこ新郎新婦から、お祝いのことばです。

2人おめでとう!

(2人で手をふる。語りの大人が一礼して、3人で下がる)

子どもがセリフを忘れたら、語りの大人が「『はじめまして』って言ったんだよね」と言いかえて進めます。子どもがうなずくだけでも、会場には十分に伝わります。

子ども用の台本を書くコツ

セリフは、その子がふだん使っている言葉にします。「ごはん、いこう」「いいよ」のような短い言葉なら、緊張しても口から出やすくなります。動きのある場面(手をつなぐ、指輪を出す)を入れると、セリフが少なくても見せ場になります。

練習は短く、楽しく

子どもの練習は、1回10分くらいで十分です。何度もやり直させると、子どもが余興そのものをいやになってしまいます。次の順番で進めましょう。

  1. 大人が台本を読み聞かせて、まずはお話を楽しんでもらう
  2. 子どものセリフだけを、遊びの中で言ってみる
  3. 本番の衣装を一度着て、慣れておく
  4. 前日か当日の朝に、通しを1回だけする
  5. できたところを、たくさんほめる

当日ぐずったときの対策

どれだけ準備しても、当日の子どもがぐずることはあります。よくある場面ごとに、その場でできることを決めておきましょう。

当日のようすその場でできること
恥ずかしがって前に出ない保護者が抱っこしたまま出る。席から手をふるだけでもよいことにする
泣き出してしまったすぐに下がる。台本の残りは大人だけで進める
眠くなってしまった出番を早めの時間にしてもらえるよう、事前に司会と相談しておく
はしゃいで走り回る物を渡す、札を持つなど、手を使う役に集中させる
セリフを忘れた大人が「〇〇って言ったんだよね」と言いかえて進める

前日までに決めておくこと

  • 子どもの出番の時間(眠くなりやすい時間を避けられるか)
  • 子どもが出られないときに、代わりにセリフを言う大人
  • 出番の前に食べる軽いおやつと、トイレに行くタイミング
  • 出番まで子どもが待つ場所と、着替えを手伝う人

よくある質問

何歳から出られますか。

手をつないで歩けて、物を渡せるなら、2歳ごろからでも出られます。セリフのある役は、4歳ごろからが目安です。ただし年齢よりも、その子が人前を楽しめるかどうかを大事にしてください。

友人の子どもに出てもらってもいいですか。

保護者にお願いして了解をもらえれば、もちろん大丈夫です。ただ、練習のために何度も来てもらうのは負担になります。台本を保護者に渡して家で練習してもらい、合わせるのは当日の1回だけにするのがおすすめです。

出てくれた子どもへのお礼は、どうすればいいですか。

小さなお菓子や文房具など、子どもが喜ぶものを、保護者の了解を得て渡すとよいでしょう。保護者には、新郎新婦からも改めてお礼を伝えます。

まとめ

  • 子どもの余興は、短いセリフ1つと、そばで支える大人をセットにする
  • 年齢に合わせて役を小さくし、前に出る時間は2〜3分までにする
  • 子どもが出られなくても、大人だけで続けられる台本にしておく
  • 練習は短くし、できたところをたくさんほめる
  • 写真や動画をSNSにのせるときは、保護者に確かめる

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