準備の時間が少ないなら、道具が紙とペンくらいで、覚えるセリフが少なく、会場の人が参加できる余興を選びましょう。この記事で紹介する10個は、どれも練習1〜2回で仕上がるものです。
ネタごとに時間・人数・準備物・難しさをまとめ、いちばん手軽な「ゲストの誓いの言葉」には、そのまま使える台本もつけました。
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簡単な余興を選ぶ3つの条件
「簡単」といっても、内容が薄く見えては困ります。次の3つを満たすネタなら、準備は軽く、見た目はしっかりした余興になります。
道具は「会場にあるもの+紙とペン」で済む
マイクやテーブルは会場にあります。自分たちで用意するのが紙とペンくらいなら、買い出しや持ち運びの手間がかかりません。
セリフは「紙を見てもいい形」にする
クイズの司会や年表の読み上げなら、カードや紙を持っていても自然です。丸暗記がいらない形を選ぶと、練習の回数がぐっと減ります。
主役を会場の人や新郎新婦にする
参加型の余興では、笑いを生むのは答える側です。出る人は進行するだけでよいので、人前に慣れていなくても場が盛り上がります。
練習1〜2回でできる簡単な余興10選
難しさは★1〜3で、★が少ないほど手軽です。「練習」の欄は、全員そろっての練習の回数の目安です。
1. 新郎新婦シンクロクイズ
新郎新婦にスケッチブックを1冊ずつ渡し、同じ質問の答えを書いてもらいます。「初デートの場所は?」のように答えがそろうはずの質問を5問ほど出し、合うかどうかで会場が盛り上がります。
- 時間
- 3〜5分
- 人数
- 1〜2人(進行役)
- 準備物
- スケッチブック2冊、太いペン2本
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回(質問の順番の読み合わせ)
答えがずれたときは「ここはのちほど、2人でじっくり話し合ってください」と返せば、それも笑いになります。
2. 腕で答える〇×クイズ
会場の全員に、頭の上で腕を使って〇か×を作って答えてもらいます。札を配る手間がなく、座ったままでも参加できます。
- 時間
- 3分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 問題を書いたカード
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回
「新婦の得意料理はカレーである。〇か×か」のように、答えを聞いて新郎新婦の人柄が分かる問題が向いています。問題の作り方は「余興クイズの問題例」も参考にしてください。
3. ゲストの誓いの言葉
挙式で2人が誓いを立てたことにちなんで、会場のゲストにも誓ってもらう余興です。進行役が「誓いますか?」と聞き、全員で「誓います」と答えるだけなので、練習はほとんど要りません。
- 時間
- 2分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 誓いの言葉を書いた紙
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回
台本は、このあとの見出しで紹介しています。
4. 「〇〇くんあるある」発表
新郎(新婦)の「いつもこうだよね」という行動を、友人が1人1つずつ発表します。「待ち合わせには必ず10分前に来ている」のように、本人の良さが伝わるあるあるを選ぶと、会場が温かく笑えます。
- 時間
- 3分
- 人数
- 2〜4人
- 準備物
- なし(カンペの紙があれば安心)
- 難しさ
- ★★
- 練習
- 1〜2回
5. 模造紙1枚で「2人の年表」
模造紙1枚に、2人が生まれた年から今日までを年表にして書き、指しながら読み上げます。めくる手間がないので、フリップより準備が楽です。最後の行に「今日:結婚」と書いておき、そこを指して締めます。
- 時間
- 3分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 模造紙1枚、太いペン、指し棒(菜箸でも可)
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回
6. ジェスチャーで思い出当て
友人が声を出さずに、ジェスチャーだけで「2人の思い出の場面」を表し、新郎新婦に当ててもらいます。答えを知っている2人が答えるので、テンポよく進みます。
- 時間
- 3〜4分
- 人数
- 2〜4人
- 準備物
- お題を書いたカード
- 難しさ
- ★★
- 練習
- 1〜2回
お題は「初デートで行った水族館」「プロポーズした公園」など、2人がすぐに思い浮かぶ場面を4つほど選びましょう。
7. 新郎新婦への質問コーナー
友人が代表して、新郎新婦に質問をします。「相手のどこを好きになりましたか」「結婚の決め手は」など、会場のみんなが聞きたいことを3〜4問出します。
- 時間
- 3〜5分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 質問を書いたカード、マイク2本(会場に確認)
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回
答えにくい質問を避けるため、質問の内容は前もって2人に伝えておくと安心です。
8. 編集なしの一発撮りビデオレター
友人が集まり、スマホで1〜2分のお祝い動画を撮ります。つなぎ合わせる編集はせず、最初から最後まで1回で撮るので、作業は撮影の日だけで終わります。
- 時間
- 2〜3分
- 人数
- 何人でも
- 準備物
- スマホ、三脚(なければ台の上に置く)
- 難しさ
- ★
- 練習
- 撮影の前に1回
撮り直しは3回までと決めておくと、だらだらと長引きません。会場で動画を流せるかどうかは、先に確かめておきましょう。
9. 全員参加のじゃんけん大会
会場の全員が立ち、進行役とじゃんけんをします。負けた人とあいこの人は座り、最後まで勝ち残った1人に景品を渡します。座ったまま手を挙げて参加してもよいことにすると、年配の人も一緒に楽しめます。
- 時間
- 5分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 景品1〜3個
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回(流れの確認)
10. 一言お祝いリレー
出る人が横一列に並び、1人15秒ずつ、新郎新婦にお祝いの一言を言っていきます。最後に全員で声をそろえて「おめでとう」と言えば、それだけで余興の形になります。
- 時間
- 2〜3分
- 人数
- 3人以上
- 準備物
- なし
- 難しさ
- ★
- 練習
- 1回(並ぶ順番と最後の合図)
台本例「ゲストの誓いの言葉」(約2分)
3のネタの台本です。〇〇のところに新郎新婦の名前を入れて使ってください。誓いの内容は、2人に合わせて入れかえてかまいません。
台本ゲストの誓いの言葉(約2分)
(2人でマイクの前に出て、そろって一礼)
A〇〇くん、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。新郎の友人のAとBです。
Bさきほどの挙式で、お二人は誓いの言葉を交わしました。
Aでも、誓うのはお二人だけでいいのでしょうか。
Bいいえ。今日は会場の皆さんにも、誓っていただきます。
A私たちが「誓いますか」と聞いたら、皆さんは「誓います」と答えてください。
Bでは、一度練習してみましょう。このあとのデザートを、残さず食べることを誓いますか。
(会場:誓います)
Aありがとうございます。本番は、もう少し大きな声でお願いします。
Bでは本番です。お二人がけんかをしたときは、どちらの味方もせず、まず話を聞くことを誓いますか。
(会場:誓います)
A新居に遊びに行っても、終電までには失礼することを誓いますか。
(会場:誓います)
B今日の写真をSNSにのせるときは、お二人がいちばんすてきに写っている1枚を選ぶことを誓いますか。
(会場:誓います)
A結びの誓いです。これから先も、お二人をずっと応援し続けることを誓いますか。
(会場:誓います)
Bありがとうございます。皆さんの誓い、たしかにお預かりしました。
A〇〇くん、〇〇さん。今日ここにいる全員が、お二人の味方です。
A・B本当におめでとうございます。
(2人で一礼して下がる)
誓いの言葉は3種類を混ぜる
「2人を見守る誓い」「ちょっと笑える誓い」「結びのまじめな誓い」の順に並べると、笑いのあとに温かい空気で終われます。笑える誓いは、ゲスト自身のことにすると、誰も傷つきません。
簡単でも手抜きに見せない3つのコツ
最初の10秒で「誰が何をするか」を言う
「新郎の大学の友人です。今から2人にちなんだクイズを出します」と、最初に名乗って、やることを伝えましょう。会場が何が始まるのかを分かると、笑いも拍手も起きやすくなります。
新郎新婦の名前を何度も呼ぶ
短い余興ほど、2人の名前が何回出てくるかで「2人のための出し物」に見えるかが決まります。問題文や誓いの言葉にも、できるだけ名前を入れましょう。
最後はまじめな一言で締める
笑いのまま終わらず、最後に一言お祝いを言うと、余興全体が引き締まります。締めの言い方に迷ったら「余興の最後の締めの言葉」から選んでください。
練習1回で仕上げる段取り
簡単な余興でも、全員そろっての通し練習を1回だけはしておきましょう。次の順番なら、集まるのはその1回で済みます。
- 本番の1週間前までに、やるネタと進行役を決める
- 台本やカードを作り、それぞれが自宅で声に出して1回読む
- 本番の2〜3日前に全員で集まり、立ち位置も含めて通し練習を1回する
- 当日、会場に着いたら司会の人に出番の順番とマイクの位置を確かめる
前日までに用意するもの
- 問題カードや台本(予備を1部)
- 太いペンと、スケッチブックや模造紙
- 景品(使う場合)
- 動画のデータ(使う場合は2か所に保存)
本番まで1週間を切っているなら、「準備が間に合わないときの進め方」に、日数別のやり方をまとめています。
よくある質問
簡単な余興だと、手抜きだと思われませんか?
心配しすぎなくて大丈夫です。新郎新婦がうれしいのは、凝った演出よりも、自分たちのために考えてくれた気持ちです。2人の名前やエピソードが入っていれば、短くても十分に伝わります。
何分くらいの長さにすればいいですか?
簡単な余興なら、3分前後が目安です。参加型のクイズやゲームは答え合わせで延びやすいので、5分前後に収めましょう。詳しくは「余興の時間の目安」で紹介しています。
1人でもできるネタはありますか?
1人でも進められるのは、1のシンクロクイズ、2の〇×クイズ、5の年表、7の質問コーナー、9のじゃんけん大会です。1人で出るときの台本は「余興を1人でやるなら」にあります。
まとめ
- 簡単な余興は「道具が少ない・セリフが少ない・会場が参加できる」で選ぶ
- 迷ったら、台本つきの「ゲストの誓いの言葉」がいちばん手軽
- 2人の名前を何度も呼び、最後はまじめなお祝いで締める
- 練習は通しで1回でよいので、本番の2〜3日前までに全員そろって行う






