新入社員の出し物|歓迎会・忘年会で新人がやるネタと台本

机に並べた、ベスト・ヘッドセット・社員証・段ボール箱・ペンキのローラー

新入社員が出し物を頼まれたら、「自分たち新人をネタにした、3分ほどの短いもの」を選ぶのがいちばん安心です。先輩をいじるネタや、体を張る芸は要りません。新人らしい一生懸命さと少しの笑いがあれば、会場は十分に温かくなります。

この記事では、新人がやりやすいネタを8つと、同期でそのまま使える台本、集まりにくい同期の練習のしかたを紹介します。頼まれ方に困っている人のために、断りにくいときの考え方も後半にまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 頼まれたら、まず幹事に確かめること
  2. 新人がやりやすい出し物8選
  3. 同期でそのまま使える台本「名刺交換が終わらない」
  4. 集まりにくい同期の練習の進め方
  5. 断りにくいときの考え方
  6. 準備の時間が取れないときは
  7. よくある質問
  8. まとめ

頼まれたら、まず幹事に確かめること

ネタを考える前に、次のことを幹事か、頼んできた先輩に確かめましょう。分からないまま準備を始めると、当日になって「持ち時間が半分しかない」といったことが起きます。

  • 持ち時間は何分か
  • 新人全員でやるのか、出たい人だけでよいのか
  • マイクやプロジェクターは使えるか
  • ほかに出し物をする人はいるか
例文幹事に確かめるときのメッセージの例

〇〇さん、お疲れさまです。忘年会の出し物の件、同期で相談を始めました。
準備を進めるために、2点教えていただけますか。
・持ち時間は、何分くらいでしょうか
・マイクやプロジェクターは使えますか
ほかにも気をつけることがあれば、教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。

新人がやりやすい出し物8選

人数と時間は目安です。難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。

1. 同期でつなぐ自己紹介リレー

1人ずつ名前と一言を言い、次の人が前の人の一言に「つなげて」自己紹介をします。「私も朝が苦手な〇〇です」のように、前の人との共通点か反対のことを言うだけで、会場に笑いが起きます。歓迎会で名前を覚えてもらうのにぴったりです。

時間
2〜3分
人数
3〜10人
準備物
なし
難しさ
★

2. 新人研修あるある

研修で起きた「あるある」を、1人1つずつ発表します。先輩たちも同じような研修を通ってきているので、「それ、あった」と共感の笑いが起きます。

例文新人研修あるあるの例

名刺交換の練習で、自分の名刺を相手に向けずに出してしまう。
お辞儀の角度を練習しすぎて、家でもお辞儀をしている。
グループワークの最初の5分は、全員が様子を見ている。
「お世話になっております」を、隣の席の先輩へのメールにも書いてしまう。

時間
3分
人数
3〜8人
準備物
なし(フリップがあると伝わりやすい)
難しさ
★

3. 寸劇「名刺交換が終わらない」

研修で習ったマナーを守ろうとするあまり、名刺交換がいつまでも終わらない寸劇です。同期2人と進行役1人でできます。台本は下で紹介しています。

時間
3分
人数
2〜3人
準備物
名刺(なければ名刺の大きさに切った厚紙)
難しさ
★★

4. 新人が出題する「私たちクイズ」

新人が自分たちのことを3択クイズにして、先輩に答えてもらいます。「この中で、学生時代にいちばん遠くまで旅行したのは誰?」のように、答えに話のきっかけを入れておくと、そのあとの歓談も弾みます。

時間
10分
人数
司会1〜2人と、出題される新人全員
準備物
問題を書いたフリップかスライド
難しさ
★

5. 入社初日と今のビフォーアフター

「入社初日の私たち」と「今の私たち」を、同じ場面で演じ比べます。初日は電話が鳴るたびに全員が固まり、今は落ち着いて取れる、という具合です。忘年会で、1年の成長を見せる出し物になります。

時間
2〜3分
人数
2〜6人
準備物
「入社初日」「今」と書いた札
難しさ
★★

6. フリップ「社会人になって驚いたこと」

社会人になって驚いたことを1人1枚のフリップに書き、めくりながら発表します。学生時代との違いは、先輩にとってもなつかしい話題です。

例文フリップに書く言葉の例

1枚目「金曜の夕方、職場の空気が少しだけやわらかい」
2枚目「会議の予定を決めるための会議がある」
3枚目「電話に出るとき、自分の声が1音高くなる」

時間
3分
人数
1〜5人
準備物
画用紙かスケッチブック、太いペン
難しさ
★

7. 新人が司会の全員参加ゲーム

前に出て演じるのが苦手なら、ゲームの司会を新人が務める形がおすすめです。先輩たちが答える側になるので、新人が笑いを取らなくても会が盛り上がります。ジェスチャーゲームや○×クイズのように、ルールがすぐ伝わるものを選びましょう。

時間
10〜15分
人数
司会1〜2人
準備物
お題や問題を書いた紙
難しさ
★

8. 入社してよかったことランキング

入社してから「よかった」と思ったことを、3位から順に発表します。3位と2位で小さな笑いを取り、1位で先輩へのお礼を言う流れにすると、笑いと感謝の両方で締められます。1年を振り返る忘年会に向いています。

例文ランキングの例

3位「お昼ごはんが、学生のころより100円だけ豪華になった」
2位「エレベーターで会う先輩が、名前を覚えてくれていた」
1位「困ったときに、ここにいる皆さんが助けてくれたこと」

時間
3分
人数
1〜4人
準備物
順位と答えを書いたフリップ3〜5枚
難しさ
★

同期でそのまま使える台本「名刺交換が終わらない」

3の寸劇の台本です。Aが取引先の新人役、Bが自分の会社の新人役、進行が説明役です。名刺の出し方やお辞儀は、研修で習ったとおりに大まじめに演じるほど笑いが起きます。

台本名刺交換が終わらない(約3分)

(AとBが向かい合って立つ。進行は横に立つ)

進行新入社員研修で、私たちは名刺交換のマナーを習いました。今日は、その成果をお見せします。

進行Aは取引先の新人、Bはわが社の新人です。どうぞ。

Aはじめまして。〇〇社のAと申します。

Bはじめまして。〇〇部のBと申します。

(2人とも名刺を出し、お辞儀をする)

進行名刺は、相手より低い位置で出すのが丁寧とされています。

(Aが名刺を少し下げる。Bがそれより下げる。Aがさらに下げる)

Aどうぞ、どうぞ。

Bいえいえ、こちらこそ。

(2人ともひざを曲げ、名刺がどんどん低くなる)

進行……研修では、ここまで低くとは習っていません。

(ついに2人ともしゃがみこみ、名刺を床すれすれで差し出し合う)

A……あの、そろそろ受け取っていただいても。

Bいえ、そちらから。

進行このままでは、日が暮れます。

(2人同時に受け取り、同時に立ち上がって深くお辞儀をする)

A・Bちょうだいいたします。

進行お辞儀は、相手より先に頭を上げないのが丁寧とされています。

(2人とも、頭を下げたまま動かない)

A(下げたまま)……Bさん、どうぞお先に。

B(下げたまま)……いえ、Aさんこそ。

進行……10秒経過。……20秒経過。

進行止めてください。会議が始まります。

(2人、はっと顔を上げる)

A・B大変失礼いたしました。

進行というわけで、マナーは大事です。でも、ほどほども大事だと学びました。

(3人で前を向く)

Bあらためまして、〇〇部に配属されたBです。

A同じく〇〇部のAです。取引先の役は、今日だけです。

進行〇〇部の〇〇です。まだまだ分からないことばかりですが、

A・B・進行ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

(3人で一礼する)

台本を自分たち用に直すコツ

名刺交換の代わりに、電話の取り方やエレベーターの乗り方など、研修で習ったほかのマナーでも同じ形で作れます。「丁寧にしようとするほど、話が進まなくなる」という流れだけ守れば、自分たちの研修の思い出を入れて書きかえられます。

集まりにくい同期の練習の進め方

配属先がばらばらだと、全員で集まれるのは1〜2回ほどです。次の順番なら、集まる回数が少なくても仕上がります。

  1. オンライン通話で台本を読み合わせ、役を決める(30分ほど)
  2. それぞれ1日1回声に出して読み、スマホで録音して聞き直す
  3. 昼休みや仕事のあとに15分だけ集まり、立ち位置と動きを決める
  4. 前日か当日の朝に、もう一度だけ通して確かめる

動きのある寸劇は、集まったときには動きだけを練習し、セリフは各自で覚えておきます。そうすると、15分の練習でも十分に合わせられます。

断りにくいときの考え方

出し物は会を楽しむためのもので、新人の義務ではありません。苦手なら、そのことを伝えて、できる形を相談してかまいません。

負担の少ない形を提案する

いきなり断るより、「これならできます」と代わりの形を出すと、角が立ちにくくなります。ゲームの司会や短い自己紹介リレーなら、準備も少なく済みます。

例文負担を減らしたいときの伝え方

出し物の件、声をかけていただきありがとうございます。
人前で長く話すのが苦手なので、全員で遊ぶゲームの司会という形でもよいでしょうか。
準備はしっかりやります。

強要されていると感じたら

断ったら評価に響くと言われた、服を脱ぐ芸やお酒の一気を求められた、という場合は、無理に従う必要はありません。信頼できる先輩や上司、人事や社内の相談窓口に話してみましょう。考え方と相談先は「新入社員の出し物はパワハラ?」で詳しく説明しています。

参加をできるだけ少なくしたいときは、「忘年会の出し物をやりたくないときの乗り切り方」も参考にしてください。

準備の時間が取れないときは

新人の時期は、仕事を覚えるだけで精いっぱいです。台本を一から考える時間がないときは、外に頼む方法もあります。

よくある質問

新人が自分1人だけのときは?

1人なら、自己紹介を兼ねたフリップや、ゲームの司会がおすすめです。前に出て話すのが不安なら、先輩に一緒に出てもらえないか相談してみましょう。1人でできるネタは「忘年会の出し物を1人でやるなら」で紹介しています。

先輩や上司をネタにしてもいいですか?

新人の立場では、避けるのが安全です。本人から頼まれた場合でも、ほめる内容にとどめましょう。笑いの材料を自分たち新人の失敗や驚きにすると、誰も困りません。

出し物のあとに、一言を求められたら?

「先輩方、今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」の一言で十分です。少し笑いを足したいときの例文は、「忘年会で新人が一言求められたら」にまとめています。

まとめ

  • 新人の出し物は、自分たちをネタにした3分ほどのものを選ぶ
  • まずは幹事に、持ち時間・人数・使える機材を確かめる
  • 同期の寸劇は「丁寧すぎて終わらない」形が作りやすい
  • 集まれないときは、読み合わせはオンラインで、集まったら動きだけ練習する
  • 苦手なら代わりの形を相談し、強要されたら1人で抱えずに相談する
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