簡単で盛り上がる出し物を選ぶなら、「全員が参加できるゲーム」か「台本を持ったままでも不自然にならないネタ」がおすすめです。どちらも準備は30分ほど、練習は1回で形になります。
この記事では、そうした出し物を10個、所要時間・人数・準備物・難しさつきで紹介します。2人で演じる3分の台本も載せたので、宴会の前日に決めても間に合います。
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簡単で盛り上がる出し物の3つの条件
ここで紹介する10個は、次の3つの条件で選んでいます。ほかの出し物を考えるときも、この3つを満たしていれば、少ない準備で形になります。
- 準備が「書く・買う・集める」のどれか1つで済む
- ルールや設定が、一言で伝わる
- 見ている人も、声を出したり手を挙げたりして参加できる
特に3つ目が大事です。前に出た人だけが頑張る出し物より、会場が一緒に答えたり数えたりする出し物のほうが、少ない練習でも盛り上がります。
練習1回で済ませるコツ
司会のセリフや台本は、紙に書いて手に持ったままで構いません。クイズの司会や通販番組のように、紙を持つのが自然な形を選ぶと、覚える手間がほとんどなくなります。
全員で盛り上がるゲーム5つ
席にいる全員が参加できるゲームです。前に出るのは司会の1〜2人だけで済みます。難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。
1. そろうかなゲーム
2人1組になり、司会が出すお題に、相談せずに同時に答えを書きます。答えがそろったら1点です。「おにぎりの具といえば?」「冬に食べたい鍋といえば?」のように、答えが割れやすいお題ほど盛り上がります。
- 時間
- 10分(お題5問)
- 人数
- 全員(2人1組)
- 準備物
- A4の紙とペン(1組2枚ずつ)、お題を書いたメモ
- 難しさ
- ★
2. 紙コップタワー対決
チームごとに紙コップを30個ずつ配り、1分でいちばん高く積んだチームが勝ちです。崩れた瞬間に会場から声が上がるので、見ているだけでも楽しめます。2回戦は「片手だけ」などの条件をつけると、もう一度盛り上がります。
- 時間
- 10分
- 人数
- 4〜5人のチームを3〜5組
- 準備物
- 紙コップ(1チーム30個ほど)、スマホのタイマー
- 難しさ
- ★
3. ぴったり10秒ストップ
各テーブルの代表が前に並び、目を閉じて、10秒たったと思ったところで手を挙げます。司会はストップウォッチを見ながら、手が挙がった順に秒数を、声に出さずにメモしておきます。途中で読み上げると、まだ手を挙げていない人に時間が伝わってしまうためです。
全員の手が挙がったら、「Aさん7秒、Bさん13秒」のように結果を発表します。早すぎる人と遅すぎる人がはっきり分かれるので、発表のたびに笑いが起きます。
- 時間
- 5分
- 人数
- 代表5人ほど(見ている人も心の中で一緒に数えられる)
- 準備物
- スマホのストップウォッチ
- 難しさ
- ★
4. 利きお茶
緑茶・麦茶・ほうじ茶・ウーロン茶の4種類を紙コップに注ぎ、飲んで種類を当てます。「全部同じ味に感じる」という声が出るのも楽しみのひとつです。お酒を使わないので、飲めない人も一緒に参加できます。
- 時間
- 15分
- 人数
- 代表4〜5人、またはチーム対抗
- 準備物
- ペットボトルのお茶4種類、紙コップ、番号を書いたシール
- 難しさ
- ★
5. 紙飛行機の飛距離大会
A4の紙を1人1枚配り、3分で紙飛行機を折って、いっせいに飛ばします。いちばん遠くまで飛んだ人が優勝です。「いちばん変な飛び方をした人」にも賞をあげると、うまく折れなかった人も主役になれます。
- 時間
- 10分
- 人数
- 全員、または代表数人(会場の広さに合わせる)
- 準備物
- A4の紙(人数分)、スタートの目印にするテープ
- 難しさ
- ★
ゲームの数を増やしたいときは、「忘年会で盛り上がるゲーム15選」も参考にしてください。
前に出て見せる出し物5つ
1〜3人で前に出て見せる出し物です。どれも紙を持ったまま進められるので、練習は1回で足ります。
6. 主役の3択クイズ
歓迎会や送別会の主役に、事前に質問を5つだけしておきます。その答えを3択の問題にして、会場に出題します。昼休みに5分聞くだけで準備が終わるのが、このクイズのよいところです。
第1問 〇〇さんが、子どものころになりたかった職業は?
A:パン屋さん B:宇宙飛行士 C:電車の運転士
第2問 〇〇さんが、休みの日にいちばんよくしていることは?
A:料理 B:昼寝 C:散歩
第3問 〇〇さんが、この職場でいちばん好きな場所は?
A:窓ぎわの席 B:休憩室 C:エレベーターの前
答え合わせのたびに、本人に「なぜそれなのか」を一言話してもらうと、自然に会話が広がります。
- 時間
- 10分(5問)
- 人数
- 司会1〜2人と、答える全員
- 準備物
- 画用紙(問題と選択肢を書く)、太いペン
- 難しさ
- ★
7. 数字めくりクイズ
画用紙に、職場にまつわる数字を1枚に1つずつ大きく書きます。1枚めくるたびに「この数字は何でしょう」と会場に聞き、答えを発表します。「47」の答えが「今年、会議室を予約した回数」のように、聞いた瞬間には分からない数字ほど盛り上がります。
- 時間
- 3〜5分
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 画用紙5〜6枚、太いペン
- 難しさ
- ★
8. 備品の通販番組
ホチキスや付箋など、机の上にある文房具を、通販番組のように大げさに売り込むネタです。販売員役がカードを持ちながら話す形なので、台本を手元に置いたままでも不自然になりません。台本は下で紹介しています。
- 時間
- 3分
- 人数
- 2人
- 準備物
- ホチキス、付箋、輪ゴム、台本を書いたカード
- 難しさ
- ★★
9. 背中合わせお絵かき
2人が背中合わせに座り、1人だけがお題の絵を見ます。見た人は言葉だけで絵を説明し、もう1人がそのとおりに描きます。最後に元の絵と並べて見せると、思いもよらない仕上がりに会場がわきます。
- 時間
- 1組3分(2〜3組で10分ほど)
- 人数
- 2人1組
- 準備物
- お題の絵(丸と三角を組み合わせた図など)、画用紙、ペン
- 難しさ
- ★
10. オフィスの音当てクイズ
コピー機が紙を出す音、ドアが閉まる音、電子レンジが鳴る音など、職場の音をスマホで録音して流し、何の音かを当ててもらいます。録音は昼休みに5〜6か所を回れば終わります。毎日聞いているのに意外と当たらないところが、このクイズの面白さです。
- 時間
- 10分
- 人数
- 司会1〜2人と、答える全員
- 準備物
- 音を録音したスマホ、小型のスピーカー
- 難しさ
- ★★
台本つき「わが社の備品、売ります」(約3分)
8の台本です。Aが販売員、Bがアシスタントです。Aは台本を「商品カード」のように持ったまま読んで構いません。〇〇の部分は、自分たちの部署名に入れかえてください。
台本わが社の備品、売ります(約3分)
(机にホチキス・付箋・輪ゴムを並べる。2人で机の後ろに立つ)
Aさあ始まりました、社内ショッピングの時間です。
B今日は何を紹介してくれるんですか?
Aまずはこちら。〇〇部が自信を持っておすすめする、ホチキスです。
Bいつも机の上にあるやつですね。
Aご覧ください、この重み。持った瞬間に、仕事をしている気持ちになれます。
B確かに、ちょっと背筋が伸びますね。
Aしかもこのホチキス、紙を2枚でも10枚でも、まとめて留めてくれるんです。
Bそれがホチキスの仕事ですよね。
A気になるお値段ですが……
Bはい。
A社内の備品なので、0円です。
B売り物じゃなかった。
(Aが付箋を高く持ち上げる)
A続いてはこちら、付箋です。
Bこれもいつもの付箋ですね。
Aこの付箋のすごいところは、貼ってもはがせるところです。
B付箋ですからね。
Aさらに、はがしても、また貼れる。
Bそれも付箋です。
A会場の皆さん、パソコンのまわりに付箋を3枚以上貼っている方、手を挙げてください。
(会場の手が挙がるのを待つ)
Bけっこういらっしゃいますね。
Aでは、その付箋をいつ貼ったか覚えている方。
B……手がどんどん下がっていきます。
A本日最後の商品は、こちら。
(Aが輪ゴムを1本だけ持ち上げる)
B輪ゴム、1本だけですか。
Aはい。どの引き出しを開けても、なぜか1本は入っている輪ゴムです。
Bありますね、どこにでも。
A使い道は無限大。書類をまとめる、袋の口をしばる、なんとなく指にかけてみる。
B最後のは使ってないです。
Aそして本日だけの、特別なご案内です。
Bなんでしょう。
Aこれらの商品は、明日からも皆さんの机の上で、変わらず働き続けます。
Bつまり?
A買わなくても、もう皆さんの手元にあります。
B売る気、なかったんですね。
Aこれからも、大事に使ってあげてください。
A・B社内ショッピングでした。ありがとうございました。
(2人で一礼)
自分たちの職場に合わせるコツ
3つ目の商品を、職場の「名物」にかえると、一気に内輪の笑いになります。なかなか印刷が始まらないプリンターのように、持ってこられない物は写真を印刷して見せれば大丈夫です。忘年会なら、最後のセリフを「来年も、大事に使ってあげてください」にしましょう。
準備30分・練習1回の進め方
準備は、次の順番で進めると30分ほどで終わります。
- 出し物を決める(5分):人数と持ち時間に合わせて、この記事から1つか2つ選ぶ
- 準備物をそろえる(15分):お題や問題を書く、紙コップやお茶を買う、音を録音する
- 司会のセリフを紙に書く(10分):始めの一言、ルールの説明、終わりの一言の3つだけ
- 前日か当日に1回通す:スマホで時間を計り、長ければお題や問題を減らす
司会のセリフは、次の形にあてはめるだけで十分です。
それでは、ここで皆さんに参加していただくゲームの時間です。
ルールは簡単。〇〇するだけです。
優勝した方には、ささやかな景品もご用意しています。
それでは、さっそく始めましょう。
当日、始める前に確かめること
- 持ち時間と、出し物の順番(幹事か司会に確認)
- マイクの本数と、使う物の置き場所
- 紙飛行機や紙コップのゲームで、料理や飲み物から離れた場所が取れるか
- 景品を渡す人と、渡すタイミング
準備の30分も取れないときは
仕事が立てこんでいて、出し物の中身を考える時間すらない、ということもあります。そのときは、ゲームを1つだけにしぼって、司会のセリフだけ用意すれば十分です。
よくある質問
本当に練習1回で大丈夫ですか?
紙を持ったまま進められる出し物なら、1回の通し練習で形になります。不安なときは、本番の前に1人で台本を声に出して2〜3回読んでおくと、言葉につかえにくくなります。
景品は用意したほうがいいですか?
なくても楽しめますが、小さな景品があると、ゲームに張り合いが出ます。予算の考え方は「忘年会の景品の予算の決め方」が参考になります。
5人ほどの小さな職場でもできますか?
できます。ゲームは全員が選手になり、司会は1人が兼ねれば十分です。前に出る出し物は、2人が演じて残りの人がお客さん役になると、ちょうどよい大きさになります。
まとめ
- 簡単で盛り上がるのは「全員が参加できるゲーム」か「紙を持ったままできるネタ」
- 準備は「書く・買う・集める」のどれか1つで済むものを選ぶ
- 司会のセリフは、始め・ルール・終わりの3つだけ書いておく
- 練習は前日か当日に1回。時間を計って、長ければお題を減らす
道具を何も用意できないときは、「道具なしでできる出し物12選」から選んでください。ほかのアイデアは「職場の出し物アイデア40選」にまとめています。






