二次会のビンゴを盛り上げるいちばんのコツは、番号を読むだけで終わらせず、番号やリーチの人に一言そえて笑いを作ることです。景品の中にネタ景品を少し混ぜると、発表のたびに会場がわきます。景品の数は参加者の3分の1から半分、50人の二次会なら17〜25個ほどが目安です。
この記事では、笑いを入れる3つの場所と、そのまま使える司会の台本を紹介します。景品の数と予算の決め方、当日の進め方も短くまとめました。
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ビンゴで笑いを入れる3つの場所
ビンゴが盛り上がらないのは、番号を読む声だけが続き、待っている人が退屈するからです。笑いは、次の3つの場所に入れると、進行を止めずに足せます。
| 場所 | 笑いの作り方 | 例 |
|---|---|---|
| 番号の読み上げ | 2人にゆかりのある番号に、一言そえる | 「11番。2人が出会ったのは11月でした」 |
| リーチの人 | 立ってもらい、1〜2人に一言かける | 「リーチの長さだけなら優勝です」 |
| 景品の発表 | ネタ景品を混ぜ、中身を見せる前にあおる | 新郎の大好物のカップ焼きそば3つ |
3つ全部を毎回やる必要はありません。番号の一言は5つほど、リーチの一言は2〜3回、ネタ景品は2〜4個で十分です。笑いの場所が散らばっていると、30分のビンゴでも最後まで飽きません。
二次会全体の司会の流れは、「二次会の司会台本」にまとめています。
番号の読み上げに一言そえる
番号に一言そえるには、前もって新郎新婦に、2人にゆかりのある数字を5つほど聞いておきます。付き合った年数、出会った月、学生のころの背番号などです。その番号が出たら、まじめな一言のあとに、少しずらした一言を足します。
1番。新郎にとって、新婦はいつでも1番です。……と読むように、新郎から頼まれました。
7番。お二人のお付き合いは、ちょうど7年でした。新郎がプロポーズを決めるまでに、そのうち6年かかったそうです。
8番。末広がりの8。お二人の未来が広がる数字です。
11番。お二人が出会ったのは、11月の研修の日でした。新郎は、その日の研修の中身を何も覚えていないそうです。
15番。新郎の学生時代の背番号です。本人いわく、ベンチから見る景色は最高だったそうです。
笑いが起きるのは、まじめな一言のあとに続く「ずらし」の部分です。8番のように、ずらさずにまじめに読む番号を混ぜておくと、次の番号の一言がより効きます。
一言の中身は、新郎新婦に聞いた本当の話だけを使い、使う前に2人に読んでもらいましょう。会場の知り合いほど「ああ、言いそう」と笑ってくれます。
4と9には意味をつけない
4と9は、言葉の音から縁起の悪い言葉を連想する人がいます。お祝いの席なので、この2つは意味をつけずに、番号だけを読みましょう。
リーチの人に一言かける
リーチとは、あと1つの番号でそろう状態のことです。番号が5〜6個出たら、リーチの人にその場で立ってもらいましょう。誰がそろいそうかが会場から見えるので、番号を読むたびに歓声とため息が起きます。
立った人の中から1〜2人を選んで、司会が一言かけます。一言の型は、次の5つが使いやすいです。
| リーチの人 | 司会の一言の例 |
|---|---|
| いちばん早くリーチになった人 | 〇〇さん、リーチ一番乗りです。今の気持ちを一言どうぞ |
| 新郎の上司 | 〇〇部長がリーチです。会社では、ここぞという時に決める方だそうです |
| 同じテーブルに多い | 新郎の友人席だけ、ほぼ全員立っています。受付で何か細工をしましたか |
| 長くリーチのままの人 | 〇〇さん、リーチになって10分です。リーチの長さだけなら優勝です |
| 子ども | 〇〇くん、リーチです。お菓子の景品、狙っていきましょう |
一言は「ほめる」か「あおる」にする
リーチの人への一言は、期待をあおるか、その人をほめる方向にします。見た目や年齢、独身かどうかには触れません。独身の人に「次に結婚するのは〇〇さん」と振るのも、本人が困ることが多いので避けましょう。
長くリーチのままの人は、ビンゴの結びに「粘り強いで賞」として、新郎新婦から小さな景品を渡すと、もう一度笑いが起きます。そろわなかった人にも見せ場ができ、会場があたたかい拍手で包まれます。
ネタ景品を混ぜて、発表のたびに笑いを作る
ネタ景品は、景品全体の1〜2割が目安です。20個の景品なら、2〜4個をネタ景品にします。目玉と上位の賞は本物にして、ネタ景品は中くらいの賞の中に混ぜましょう。
袋の番号で選んでもらう
ビンゴなら、中身の見えない袋に番号を付けて、当たった人に選んでもらう方法が使えます。自分で選んだ袋なので、ネタ景品が出ても、当たった人が笑って受け取れます。
- 中くらいの賞とネタ景品を、中身の見えない袋に入れる
- 袋に1から順に番号の札を付け、司会の横に並べる
- ビンゴになった人に、袋の番号を選んでもらう
- 中身を出す前に、司会が「さあ、何が出るでしょう」とあおる
- 中身を見せたら、選んだ理由の一言をそえて渡す
二次会で使えるネタ景品の例
ネタ景品は、新郎新婦にちなんだ消えもの(使えばなくなる物)にすると、二次会らしい笑いになります。
| ネタ景品 | 紹介の一言 |
|---|---|
| 新郎の大好物のカップ焼きそば3つ | 新郎いわく「人生でいちばん食べた料理」です |
| 2人が新婚旅行で行きたい国の、レトルトカレー | お二人より先に、旅行先の味をどうぞ |
| 新郎のサイン入りのフェイスタオル | サインは、洗えば薄くなります |
| 未使用のビンゴカード10枚とペン | 今日の悔しさは、ご家庭のビンゴで晴らしてください |
ネタ景品に本命の景品を添えて2回笑わせる見せ方は、「結婚式の余興の景品」で紹介しています。目玉の家電などは、パネルで見せると当たった瞬間が盛り上がります。パネルの作り方は「余興の景品パネル(目録)の作り方」を見てください。
そのまま使える司会の台本
番号の一言、リーチの一言、ネタ景品の発表を入れた、ビンゴ大会の司会の例です。名前や番号の意味は、2人に合わせて書きかえて使ってください。
台本笑いを入れたビンゴ大会の司会(約2分の抜粋)
司会お待たせしました。ここからは、ビンゴ大会です。
司会最初の番号は、新郎新婦に引いていただきます。お二人、前へどうぞ。
(新郎新婦が抽選機を回す)
司会出ました。11番。お二人が出会ったのは、11月の研修の日だそうです。
司会新郎は、その日の研修の中身を、何も覚えていないそうです。
(会場の笑いを待つ)
(番号をいくつか読み上げたあと)
司会ここで、リーチの方はその場で立ってください。
司会……新郎の友人席だけ、ほぼ全員立っています。受付で何か細工をしましたか。
司会一番乗りでリーチの〇〇さん、今の気持ちを一言どうぞ。
リーチの人今年いちばん、手がふるえています。
(番号を読み上げ、「ビンゴ」の声が上がる)
司会ビンゴが出ました。前へどうぞ。お名前と、新郎新婦とのご関係をお願いします。
当選者新婦の大学の友人の〇〇です。
司会〇〇さん、景品は袋の番号で選んでいただきます。どれにしますか。
当選者じゃあ、7番で。
司会7番。お二人のお付き合いと同じ、7年の7ですね。さあ、何が出るでしょう。
(係が袋から、カップ焼きそばを3つ出して高く掲げる)
司会新郎の大好物、カップ焼きそば3つです。新郎いわく「人生でいちばん食べた料理」だそうです。
(会場の笑いを待つ)
司会〇〇さん、せっかくなので新郎新婦に一言どうぞ。
当選者〇〇、本当におめでとう。焼きそば、大事に食べます。
司会温かいお言葉、ありがとうございます。皆さん、拍手をお願いします。
この台本の笑いは、研修の一言、友人席への一言、カップ焼きそばの3か所です。どれも新郎を少しいじる内容なので、使う前に2人に読んでもらいましょう。
景品の数と予算の目安
景品の数は、参加者の3分の1から半分が目安です。ただ、二次会ではビンゴにかけられる時間が30分ほどのことも多く、人数だけで決めると渡しきれないことがあります。景品1つにつき、カードの確認、手渡し、一言のお祝いで1〜2分かかると考えましょう。
| ビンゴにかける時間 | 渡しきれる景品の数の目安 |
|---|---|
| 20分 | 10個ほど |
| 30分 | 15個ほど |
| 40分 | 20個ほど |
人数から出した数と、時間から出した数の少ないほうに合わせると、時間内に収まります。リーチの一言やネタ景品の発表を入れる分、時間には少し余裕を見ておきましょう。
予算は、目玉に3割ほどを回し、残りを上位の賞と数をそろえる賞に分けます。50人の二次会で、予算5万円、景品20個なら、次のような配分です。
| 賞 | 数 | 1つの目安 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 目玉(特賞) | 1個 | 1万5,000円 | 1万5,000円 |
| 上位の賞 | 3個 | 5,000円 | 1万5,000円 |
| 中くらいの賞(ネタ景品を含む) | 4個 | 2,500円 | 1万円 |
| 数をそろえる賞 | 12個 | 800円ほど | 1万円 |
人数と予算を入れると、景品の数と1つあたりの金額の目安を出せるツールもあります。
当日の進め方と用意するもの
ビンゴの係は、司会、番号を書く係、カードを確かめる係の3人いると、進行が止まりません。
- 時間
- 30分ほど
- 人数
- 参加者20〜80人、係3人(司会、番号を書く係、カードを確かめる係)
- 準備物
- ビンゴカード、抽選の道具、番号を書く大きな紙、景品、番号付きの袋
- 難しさ
- ★
- 始める前に、ルールと景品の渡し方を1分で説明する
- 最初の番号は、新郎新婦に引いてもらう
- 番号を読み上げ、大きな紙に書く。ゆかりのある番号には一言そえる
- 番号が5〜6個出たら、リーチの人に立ってもらい、1〜2人に一言かける
- そろった人は前に出てもらい、係がカードの番号を確かめる
- 袋の番号で景品を選んでもらい、新郎新婦から手渡しする
- 景品が残り3つほどになったら、目玉を紹介して期待を高める
- 結びに「粘り強いで賞」を発表する
出た番号は、司会が読み上げるだけでなく、大きな紙に書いて貼り出しましょう。二次会はにぎやかなので聞き逃す人が多く、「今の何番?」の声で進行が止まりやすいからです。
ビンゴ大会で用意するもの
- ビンゴカード(参加者の数より1割多め)
- 番号を引く道具(抽選機、番号を書いた紙のくじ、スマホの抽選アプリのどれか)
- 出た番号を書く大きな紙か、ホワイトボード
- 景品と、番号の札を付けた袋
- マイク2本(司会用と、当たった人やリーチの人に向ける用)
- 番号の一言とリーチの一言を書いたメモ
よくある質問
司会が苦手でも、笑いを取れますか?
取れます。番号の一言とリーチの一言を、前もって紙に書いておき、読むだけにしましょう。笑いは言い方よりも、2人の本当の話とずらしの中身で起きます。一言のあとに笑いが起きたら、静かになるまで次の番号を待つのがコツです。
ビンゴがなかなか出ない、または早く出すぎるときは?
なかなか出ないときは、番号を2つずつ読み上げるか、新郎新婦に続けて引いてもらって流れを変えます。早く出すぎるときは、2列そろったら景品を渡す「ダブルビンゴ」に変えると、時間を調整できます。
同時に何人もビンゴになったら?
そろった人同士でじゃんけんをして、勝った人から袋を選んでもらいます。じゃんけんの前に、1人ずつ意気込みを一言もらうと、それだけで笑いが起きます。
まとめ
- 笑いは「番号の読み上げ」「リーチの人」「景品の発表」の3か所に入れる
- 番号の一言は、まじめな一言のあとに少しずらす。4と9には意味をつけない
- リーチの人は立ってもらい、ほめるかあおる一言をかける。独身や見た目には触れない
- ネタ景品は全体の1〜2割。袋の番号で選んでもらうと、笑って受け取れる
- 景品の数は参加者の3分の1〜半分。ビンゴにかける時間からも確かめる





