二次会のゲームは、景品がなくても十分に盛り上がります。大事なのは、景品の代わりに「勝ちたい理由」を用意することです。チームで戦う形にして仲間と喜べるようにし、勝った人には新郎新婦から名誉の賞を贈りましょう。
この記事では、景品なしで盛り上がる理由の作り方と、予算ゼロでできるゲームを8個紹介します。勝った人に贈る賞状の作り方と文例もまとめました。
景品なしでも盛り上がる3つの理由づくり
チーム戦にして、仲間と喜べるようにする
1人で戦うゲームは、景品がないと「勝っても負けても同じ」になりがちです。チーム戦にすれば、仲間のためにがんばれて、勝ったときは一緒に喜べます。チームは、新郎側と新婦側のゲストをまぜて作りましょう。
名誉の賞を用意する
景品の代わりに、新郎新婦から「賞」を贈ります。物ではなく、名前と特典で喜んでもらう形です。お金はかからなくても、新郎新婦から贈られるものなら特別な記念になります。
| ごほうび | 中身 |
|---|---|
| 名誉の称号 | 「二人の親友認定」などの称号を、司会が大きく発表する |
| 手作りの賞状 | 新郎新婦の名前入りの賞状を、二人から手渡す |
| 記念写真の特等席 | 新郎新婦と、いちばん前の列で写真を撮れる |
| 新居へのご招待 | 「新居に最初に招待される権利」を、手書きの券にして渡す |
| 質問の権利 | 新郎新婦に、何でも1つ質問できる(答えるかは二人しだい) |
新郎新婦にほめてもらう
景品よりうれしいのは、新郎新婦からの一言です。ゲームのたびに、二人に「どこがよかったか」を一言ずつコメントしてもらいましょう。勝ったチームの名前を二人が呼ぶだけで、会場の盛り上がりが変わります。
予算ゼロで盛り上がるゲーム8つ
どのゲームも、準備物は紙とペンくらいです。笑いや驚きそのものが楽しいゲームを選んでいるので、景品がなくても最後まで盛り上がります。難しさは★の数で表しています(★1つがいちばん簡単です)。
1. 少数派さがし
テーブルの中で1人だけ、ほかの人と少し違うお題を渡されます。お題について話しながら、誰が違うお題を持っているかを当てる会話のゲームです。
- 4〜6人のテーブルで、1人1枚ずつお題のカードを配る(1人だけ違うお題にする)
- 3分間、お題について自由に話す。ただし、お題の言葉そのものは言わない
- 時間になったら、「違うお題の人」だと思う人を一斉に指さす
- 当たったら多数派の勝ち、外れたら少数派の勝ち
お題の組み合わせは、似ているけれど少し違うものにします。たとえば「新婚旅行」と「家族旅行」、「ウェディングケーキ」と「誕生日ケーキ」です。話すうちに、初対面同士でも自然に打ち解けます。
- 時間
- 10分
- 人数
- 4〜6人のテーブルごと
- 準備物
- お題を書いたカード
- 難しさ
- ★★
2. 同じセリフで感情当て
「おめでとう」という同じセリフを、カードに書かれた気持ちで言い、ほかの人がどの気持ちかを当てます。言い方ひとつで笑いが起きるので、演技が苦手な人ほど盛り上がります。
- 気持ちを書いたカードを6枚用意する(うれしい、照れている、眠い、ひそひそ話、ドラマの主人公、実況アナウンサー)
- 1人がカードを1枚引き、「おめでとう」をその気持ちで言う
- ほかの人がどの気持ちかを当てる。当たったら、言った人と当てた人の両方に1点
- 時間
- 10分
- 人数
- 4〜8人のテーブルごと
- 準備物
- 気持ちを書いたカード
- 難しさ
- ★
3. 答えから質問を当てる逆クイズ
ふつうのクイズとは逆に、新郎新婦の「答え」だけを見せて、どんな質問への答えかをチームで当てます。思いもよらない答えが出るたびに、会場がわきます。
- 前もって新郎新婦に10ほどの質問をし、答えを聞いておく(例:「休みの日の朝ごはんは?」→「ホットケーキ」)
- 司会が、答えだけを発表する
- チームで相談し、元の質問を考えて紙に書く
- 元の質問に近いものを書けたチームに1点。いちばん面白い質問には、新郎新婦が特別点をつける
- 時間
- 10〜15分
- 人数
- 4〜6人のチームをいくつでも
- 準備物
- 答えを書いたフリップ、紙とペン
- 難しさ
- ★★
4. 無言で誕生日順に並ぶ
チームの全員が、話さずに身ぶりだけで誕生日の順に一列に並びます。声を出せないもどかしさで、見ている人まで笑ってしまうゲームです。
- 6〜8人のチームを作る
- 司会の合図で、話さずに誕生日(月と日)の順に並ぶ。指で数字を出すのはよい
- 並び終えたチームは手を挙げ、1人ずつ誕生日を言って答え合わせをする
- 正しく並べた中で、いちばん早かったチームの勝ち
誕生日を言いたくない人がいるときは、「名前のあいうえお順」に変えても遊べます。
- 時間
- 5〜10分
- 人数
- 6〜8人のチームを2〜4組
- 準備物
- なし
- 難しさ
- ★
5. 思い出の一枚の再現写真対決
新郎新婦の思い出の写真を1枚見せ、チームで同じポーズや表情を再現して撮ります。いちばんそっくりなチームと、いちばん面白いチームを、新郎新婦が選びます。
- 新郎新婦の写真を1枚、スクリーンか大きく印刷した紙で見せる
- チームで役を決め、5分で同じ場面を再現してスマホで撮る
- 撮った写真を1枚ずつ見せ、新郎新婦が「そっくり賞」と「名場面賞」を選ぶ
元の写真は、本人が人に見せてよいものを選びましょう。
- 時間
- 15分
- 人数
- 4〜6人のチームをいくつでも
- 準備物
- 元の写真、スマホ
- 難しさ
- ★
6. 新郎から新婦へのラブレター代筆大会
チームで新郎になったつもりで、新婦へのラブレターを3分で書きます。各チームの代表が読み上げ、新婦がいちばん心に響いた一通を選びます。笑わせても、感動させてもかまいません。
- チームに便せんを1枚ずつ配る
- 3分で、新郎から新婦へのラブレターを5行ほどで書く
- 代表が読み上げ、新婦が「いちばん響いた一通」を選ぶ
- 新郎にも、「これは自分が書きたかった」という一通を選んでもらう
下ネタや、昔の恋愛に触れる内容は書かないよう、始める前に一言伝えておきます。
- 時間
- 15分
- 人数
- 3〜6人のチームをいくつでも
- 準備物
- 便せん、ペン
- 難しさ
- ★★
7. 鼻歌で曲当て
チームの1人が、カードに書かれた曲を鼻歌だけで歌い、ほかの人が曲名を当てます。歌詞を口にしないので思った以上に難しく、外れたときの答えで笑いが起きます。
- 誰でも知っている曲の名前を、カードに書いて用意する
- チームの1人がカードを引き、鼻歌だけで歌う
- 30秒以内に当てたら1点。歌う人を順番に交代する
曲は、童謡や学校で習う歌のように、年代を問わず知られているものにすると、年齢の違うゲストも一緒に楽しめます。
- 時間
- 10分
- 人数
- 4〜6人のチームをいくつでも
- 準備物
- 曲名を書いたカード
- 難しさ
- ★
8. 帽子ひとつの見立てリレー
帽子をひとつ用意し、帽子を別の物に見立てて、動きと一言で見せながら隣の人に回していきます。「新郎の手料理のお鍋」「新婚旅行の飛行機のハンドル」のように、二人にちなんだ見立てにすると盛り上がります。
- テーブルに帽子をひとつ用意する
- 1人ずつ、帽子を何かに見立てて、動きと一言で見せる
- 5秒で思いつかなかったら、拍手をもらって次の人へ回す
- 一周したら、テーブルでいちばん面白かった見立てを選び、全体の前で披露する
見立てのコツは「物ボケのやり方」が参考になります。帽子がなければ、紙皿やおしぼりでも遊べます。
- 時間
- 10分
- 人数
- 4〜8人のテーブルごと
- 準備物
- 帽子(紙皿やおしぼりでも可)
- 難しさ
- ★★
景品なしのゲームを盛り上げる進め方
景品がない分、始め方と結果の発表のしかたで盛り上がりが決まります。次の順番で進めましょう。
- 最初に「勝ったチームには、新郎新婦から名誉の賞が贈られます」と発表する
- チームの名前を決めてもらう(名前を呼ぶたびに盛り上がる)
- 得点を大きな紙に書いて、全員から見えるところに貼る
- ゲームは2〜3個、合わせて30分ほどにする
- 結果の発表は新郎新婦から。賞状を手渡し、一緒に写真を撮る
台本賞状を渡す場面(約1分)
司会それでは、結果の発表です。本日の優勝は……「〇〇チーム」です。
(拍手を待つ)
司会〇〇チームの皆さん、前へどうぞ。賞状は、新郎新婦のお二人から贈られます。
新郎(賞状を読む)二人の親友認定賞、〇〇チーム殿。あなたたちは、本日のゲームで見事なチームワークを見せてくれました。よってここに表彰します。
新婦おめでとうございます。新居へのご招待券も、一緒にお渡しします。
司会皆さん、大きな拍手をお願いします。このまま、新郎新婦と記念写真をどうぞ。
賞状を手作りする方法と文例
賞状は、A4の厚めの紙が1枚あれば作れます。前もって空欄つきで作っておき、当日はチーム名と賞の名前だけを書き入れると、結果発表に間に合います。
- A4の画用紙か、少し厚めのコピー用紙を用意する
- ふちに飾りの線を描くか、パソコンで枠を入れて印刷する
- 上に「賞状」と書き、その下に賞の名前と、相手の名前を書く空欄を作る
- 本文は3〜5行。ゲームでの活躍と、新郎新婦からの一言を入れる
- 日付と新郎新婦の名前を入れ、当日に二人に署名してもらう
文字は筆ペンで書くと、それらしく見えます。賞の名前は、ゲームに合わせて次のように付けると、受け取った人の記念になります。
| 賞の名前 | 贈る相手 |
|---|---|
| 二人の親友認定賞 | 優勝したチーム |
| あと一歩で賞 | おしくも2位のチーム |
| 名推理賞 | 少数派さがしで、違うお題の人を見抜いた人 |
| 名演技賞 | 感情当てで、いちばん笑いを取った人 |
| そっくり賞 | 再現写真がいちばん似ていたチーム |
| ときめき大賞 | ラブレターで、新婦がいちばん心を動かされたチーム |
| 見立て名人賞 | 見立てリレーで、いちばん面白かった人 |
賞状
( )賞
( )殿
あなたは本日の二次会の( )で
会場のみんなを笑顔にしてくれました
その活躍をたたえ ここに表彰します
新居への最初のご招待を お約束します
〇年〇月〇日
新郎 〇〇 新婦 〇〇
賞状
名演技賞
〇〇殿
あなたは「おめでとう」の一言を
眠そうに 照れながら そしてドラマのように言い分け
会場の全員を笑顔にしました
その表現力をたたえ ここに表彰します
〇年〇月〇日
新郎 〇〇 新婦 〇〇
よくある質問
景品なしだと、ゲストにがっかりされませんか?
始める前に「景品の代わりに、新郎新婦から名誉の賞をお贈りします」と伝えておけば、がっかりする人は少なくなります。会費を抑えるための工夫だと案内しておくのも一つの方法です。
少しだけ予算があるときは?
全員に配れる小さなお菓子を用意するか、目玉を1つだけ用意して、ほかは名誉の賞にする形がおすすめです。景品を用意する場合の数と予算の考え方は、「二次会のビンゴ大会の進め方」にまとめています。
ほかに、どんなゲームがありますか?
景品の有無にかかわらず使えるゲームを、「二次会のゲーム12選」で紹介しています。景品なしの会でも、賞状と組み合わせれば同じように使えます。
まとめ
- 景品の代わりに「勝ちたい理由」を作る
- チーム戦にして、新郎新婦から名誉の賞を贈る
- 笑いや驚きそのものが楽しいゲームを選べば、予算ゼロでも盛り上がる
- 賞状は空欄つきで作っておき、当日は名前を書き入れるだけにする
- 結果の発表は新郎新婦から。賞状を手渡して記念写真を撮る




