面白い社内表彰の賞の名前一覧50|表彰コメントと賞状の文例つき

小さなトロフィーを差し出す女性と、虫めがねでのぞきこむ男性

面白い社内表彰にするコツは、「賞の名前で少し笑わせて、表彰の言葉はまじめに読む」ことです。賞の名前は、その人のよいところを、会議や電話のような職場の場面に結びつけて付けると、聞いた人がすぐに思い浮かべられます。

この記事では、使える賞の名前を4つのテーマで50個と、そのまま読める表彰コメントの例文、賞状の文面の例を紹介します。からかいにならないための注意と、当日の進め方もまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 面白い賞の名前は「よいところ×職場の場面」で作る
  2. 社内表彰の賞の名前アイデア50
  3. 表彰コメントの例文
  4. 賞状の文面の例
  5. からかいにならないための注意
  6. 表彰式の進め方(10〜15分)
  7. よくある質問
  8. まとめ

面白い賞の名前は「よいところ×職場の場面」で作る

賞の名前に迷ったら、まず表彰したい人の「よいところ」を1つ決めます。次に、そのよいところが表れた職場の場面を探し、最後に「賞」「大賞」「名人」などの言葉を付ければ完成です。

よいところ職場の場面できる賞の名前
仕事が早い会議のあとの議事録議事録スピード賞
頼りになる新人が困ったとき新人の駆け込み寺賞
よく気がつく備品の補充備品補充の妖精賞
あいさつが明るい朝の職場「おはよう」が届くで賞

「駆け込み寺」は、困ったときに頼れる場所のたとえです。名前は少し大げさにするほど笑いが起きやすくなります。そのぶん、表彰の中身は本当にあったことだけにすると、ふざけすぎた印象になりません。

語尾を変えるだけで雰囲気が変わる

同じよいところでも、語尾しだいで聞こえ方が変わります。「〜で賞」はやわらかく、「〜大賞」「〜グランプリ」は大げさに、「〜名人」「〜の達人」は職人らしく聞こえます。1回の表彰では、語尾をそろえすぎずに混ぜて使うと、聞いている人が飽きません。

賞にするのは「よいところ」だけ

失敗や欠点を賞にすると、会場は笑っても、本人は笑えないことがあります。「本人が家族に話したくなる賞か」を基準に選びましょう。

社内表彰の賞の名前アイデア50

テーマごとに、賞の名前と、贈る相手の例をまとめました。職場の言葉に少し入れかえるだけで、そのまま使えます。

仕事ぶりをたたえる賞(1〜15)

賞の名前贈る相手の例
1 段取りの達人賞会議や行事の準備を、いつも前もって進めてくれた人
2 締め切り守護神賞締め切りの前の日には仕上げて、周りを安心させた人
3 一発で通る資料大賞分かりやすい資料で、確かめる人の時間を減らした人
4 電話応対グランプリ明るい声の電話で、お客さんからほめられた人
5 議事録スピード賞会議が終わると、すぐに議事録を共有してくれた人
6 表計算の魔術師賞手作業の集計を、表計算ソフトで自動にしてくれた人
7 誤字脱字の番人賞書類の細かいまちがいに、いつも気づいてくれた人
8 共有フォルダ整理大臣賞散らかったフォルダを、探しやすく整えてくれた人
9 「それ、やっておきました」賞頼む前に、先回りして動いてくれた人
10 問い合わせ解決王お客さんの質問に、ねばり強く答え続けた人
11 部署の新記録樹立賞今年、部署の記録を塗りかえた人
12 引き継ぎ書の文豪賞誰が読んでも分かる引き継ぎ書やマニュアルを書いた人
13 説明上手で賞むずかしい話を、かみくだいて伝えてくれた人
14 名刺がよく減るで賞外回りや打ち合わせで、多くの人と会ってきた人
15 トラブル消防士賞急なトラブルに、真っ先に駆けつけてくれた人

気配り・人柄をたたえる賞(16〜30)

賞の名前贈る相手の例
16 落とし物の名探偵賞なくし物を一緒に探して、見つけ出してくれた人
17 新人の駆け込み寺賞新人がいちばん相談しに行った人
18 備品補充の妖精賞気づくと、付箋やトナーを補充してくれている人
19 「おはよう」が届くで賞明るいあいさつで、職場の朝を始めてくれた人
20 聞き上手大賞誰の話も、最後までうなずいて聞いてくれた人
21 ほめ言葉の名人賞人のいいところに気づいて、言葉にしてくれた人
22 差し入れソムリエ賞おいしい差し入れで、午後の元気をくれた人
23 置き傘レンタル賞急な雨の日に、置き傘を貸してくれた人
24 空調の調停役賞暑い・寒いの声を聞いて、温度を調整してくれた人
25 社内の道案内賞お客さんや新しい人を、迷わないよう案内してくれた人
26 観葉植物の育ての親賞職場の植物に、毎週水をあげてくれた人
27 空気をやわらげたで賞張りつめた会議を、ひと言でなごませてくれた人
28 名前を覚える名人賞新しい人の名前を、誰よりも早く覚えてくれた人
29 雑談のきっかけ賞話題を出して、部署の会話を増やしてくれた人
30 「ありがとう」が多いで賞小さなことにも、お礼を言ってくれた人

チームや部署に贈る賞(31〜40)

賞の名前贈る相手の例
31 息ぴったり賞声をかけ合って、仕事をつないだチーム
32 最優秀バトンリレー賞担当の交代や引き継ぎを、すき間なく進めたチーム
33 大型案件完走賞長くかかった大きな仕事を、やりとげたチーム
34 会議を短くしたで賞会議の時間を短くする工夫をしたチーム
35 引っ越し大作戦賞席がえや事務所の移転を乗り切ったチーム
36 新しい道具の開拓者賞新しい仕組みや道具を、職場に取り入れたチーム
37 ペーパーレス推進賞紙の書類を減らす工夫をしたチーム
38 電話が鳴りやまなかったで賞今年いちばん忙しい時期を乗り切ったチーム
39 裏方の星賞行事や会の準備を、目立たないところで支えた人たち
40 名コンビ賞2人で組んで、大きな成果を出したペア

1年の出来事にちなむ賞(41〜50)

賞の名前贈る相手の例
41 初挑戦賞今年、初めての仕事に手を挙げた人
42 合格おめでとう賞資格や検定の試験に合格した人
43 出張距離ナンバーワン賞出張で、いちばん遠くまで行ってきた人
44 社内報デビュー賞社内報や会社の発信に、初めて登場した人
45 ランチ開拓賞職場の近くで、おいしい店を見つけて広めた人
46 今年の名言大賞今年いちばん心に残る一言を言った人
47 小さな改善賞「ここを変えると楽になる」と提案してくれた人
48 社外からのほめ言葉賞お客さんや取引先から、名前を挙げてほめられた人
49 来年が楽しみで賞来年の目標を、いちばん先に宣言した人
50 1年おつかれさまで賞表彰の結びに、参加者全員へ

表彰コメントの例文

表彰コメントは、1人30秒ほど、文字にして150字くらいが聞きやすい長さです。次の順番で組み立てると、短くても気持ちが伝わります。

  1. 賞の名前と、受ける人の名前を読む
  2. よいところが表れた場面を、1つだけ具体的に話す
  3. それで周りがどう助かったかを言う
  4. お礼と、来年への一言で結ぶ
例文「締め切り守護神賞」の表彰コメント(約30秒)

締め切り守護神賞、〇〇課の〇〇さん。
〇〇さんは今年、担当した仕事のほとんどを、締め切りの前の日までに仕上げてくれました。
おかげで、確かめる側は毎回、落ち着いて目を通すことができました。
机のカレンダーには、締め切りより3日早い日に印がついているそうです。
来年も、部署の締め切りを守ってください。おめでとうございます。

例文「落とし物の名探偵賞」の表彰コメント(約30秒)

落とし物の名探偵賞、〇〇さん。
社員証、会議室の鍵、そして先月は部長の万年筆まで。
今年、〇〇さんが見つけた落とし物は、分かっているだけで10件を超えます。
「最後に使ったのはどこですか」と聞く落ち着いた声に、何人もが助けられました。
来年も、その観察力で私たちを助けてください。おめでとうございます。

例文「息ぴったり賞」の表彰コメント(チームへ・約30秒)

息ぴったり賞、〇〇チームの皆さん。
今年の〇〇の立ち上げでは、4人の担当が毎朝5分だけ集まり、その日の動きを確かめていました。
その5分のおかげで、大きな行きちがいは一度もありませんでした。
これからも、その声のかけ合いで部署を引っぱってください。
皆さん、前へどうぞ。おめでとうございます。

賞が多いときは、1人10秒ほどの短いコメントにします。場面の説明を1文にしぼり、お礼で結ぶだけで十分です。

例文賞が多いときの短いコメント(1人約10秒)

問い合わせ解決王、〇〇さん。今年いちばん多くの質問に答えてくれました。ありがとうございます。
観葉植物の育ての親賞、〇〇さん。職場の緑が元気なのは、〇〇さんのおかげです。
置き傘レンタル賞、〇〇さん。あの雨の日の傘を、私たちは忘れません。

賞状の文面の例

賞状は、「表彰状」の見出し、賞の名前、受ける人の名前、本文、日付、贈る側の名前の順に書きます。本文は「あなたは」で始めて、「ここに表彰します」で結ぶと、賞状らしい形になります。句読点(、と。)を使わず、すき間を空けて区切るのが昔からの書き方です。

例文賞状の文面(個人・「段取りの達人賞」)

表彰状
段取りの達人賞
〇〇〇〇殿
あなたは本年 部署の会議や行事の準備を
誰よりも早く進め 当日の進行を支えてくれました
その見事な段取りは 私たち全員の仕事を軽くしてくれました
よってその功績をたたえ ここに表彰します
令和〇年〇月〇日
〇〇部 忘年会実行委員一同

例文賞状の文面(チーム・「息ぴったり賞」)

表彰状
息ぴったり賞
〇〇チーム 殿
あなたたちは本年 〇〇の立ち上げにあたり
毎朝の短い打ち合わせで声をかけ合い
大きな行きちがいなく仕事をつなぎました
その見事な連携をたたえ ここに表彰します
副賞として 〇〇を贈ります
令和〇年〇月〇日
〇〇部 一同

「副賞」は、賞状と一緒に贈る品物のことです。賞状は、文書作成ソフトの縦書きで作り、賞状用の紙や厚めの紙に印刷すると見ばえがします。名前の漢字は、本人の名刺や社内の名簿で忘れずに確かめましょう。

からかいにならないための注意

面白さをねらうと、つい「いじり」に寄った賞を作りたくなります。でも、会場が笑っていても、名前を呼ばれた本人がつらい思いをすることがあります。次のような賞は作らないようにしましょう。

避けたい賞の例避ける理由代わりの考え方
「遅刻ギリギリ賞」「居眠り大賞」失敗を、みんなの前でさらすことになる失敗は賞にしない
「残業王」「休日出勤賞」長く働くことをほめると、無理を勧めることになる「段取りの達人賞」のように工夫をほめる
「ビール大好き賞」お酒をすすめる流れになりやすい飲み物の好みは賞にしない
体型・見た目・年齢にふれる賞本人が気にしているかどうか、周りには分からない見た目ではなく行動をほめる
「独身貴族賞」など私生活の賞恋愛や家族の話を、職場でしたくない人もいる仕事と職場の場面から選ぶ

もう1つ気をつけたいのが、賞の偏りです。同じ部署の人や、幹事と仲のよい人ばかりが呼ばれると、呼ばれなかった人はさびしく感じます。

表彰の前に確かめること

  • 賞の名前と話すエピソードを、本人か、本人をよく知る人に確かめたか
  • 賞が特定の部署や、仲のよい人ばかりに偏っていないか
  • 上司だけ、若手だけ、と立場が偏っていないか
  • 名前の読み方と、賞状の漢字にまちがいがないか
  • 賞状と景品の数が、賞の数とそろっているか

本人に知らせずに驚かせたいときは、本人の近くの人に「このエピソードを話しても大丈夫か」だけ聞いておくと安心です。

表彰式の進め方(10〜15分)

表彰は、全員が座ったまま見られるので、宴会の後半に入れやすい出し物です。司会1人と、賞状を渡す人がいれば進められます。

時間
10〜15分(賞が5〜8個の場合)
人数
司会1人、賞状を渡す人1人(部長などにお願いする)
準備物
賞状、小さな景品、読み上げ用の原稿
難しさ
★
  1. 司会が「今年がんばった人をたたえる時間です」と始まりを告げる
  2. 小さな賞から順に発表し、いちばん大きな賞は終盤にとっておく
  3. 名前を呼んだら、拍手で前に出てもらう
  4. 表彰コメントを読み、渡す人から賞状と景品を手渡す
  5. 本人に10秒ほど一言をもらう(話したくない人には無理に振らない)
  6. 結びに「1年おつかれさまで賞」を全員に贈り、全員で拍手する

景品は、数百円から千円ほどの小さなもので十分です。賞の名前に合わせると、もう一度笑いが起きます。たとえば「締め切り守護神賞」には卓上カレンダー、「置き傘レンタル賞」には折りたたみ傘、という具合です。景品の選び方は「面白い景品のアイデア」も参考になります。

名前の呼び込みや、表彰のあとの一言は、「忘年会の司会台本」のセリフをそのまま使えます。

よくある質問

賞はいくつ用意すればいいですか?

20人ほどの会なら、5〜8個が目安です。全員に贈りたいときは、1人10秒の短いコメントにして続けて読み上げると、15分ほどで終わります。

受賞する人は、どうやって決めればいいですか?

幹事だけで決めると、どうしても知っている人に偏ります。事前に「今年ありがとうを言いたい人と、その理由」を無記名で集めると、思いがけない人のよいところが見つかります。集まった理由は、そのまま表彰コメントの材料になります。

上司や社長に賞を贈ってもいいですか?

ほめる内容なら、喜んでもらえることが多いです。「決裁スピード賞」「ナイスフォロー賞」のように、仕事で助けられた場面を賞にしましょう。ただし、上司ばかりが賞をもらう形にならないよう、数は控えめにします。

送別会でも使えますか?

使えます。送別会なら、送られる人のための賞を1つ作り、一緒に働いた日々の場面を表彰コメントに入れます。送別会での使い方は「送別会の出し物10選」で紹介しています。

まとめ

  • 賞の名前は「よいところ×職場の場面」で作り、語尾で雰囲気を変える
  • 名前で少し笑わせ、表彰コメントは具体的な場面を1つ入れてまじめに読む
  • 失敗・見た目・年齢・私生活・お酒にふれる賞は作らない
  • 賞が部署や立場で偏らないようにし、結びは全員に贈る賞にする
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