社員旅行のバスの余興|座ったままできるゲームとクイズ10選

椅子に座ったまま、コック帽をかぶって笑い合う男女

社員旅行のバスの余興は、「席を立たず、前を向いたまま、声と手だけで参加できる」ゲームとクイズを選ぶのが基本です。走っているあいだは立ち歩けないうえ、後ろの席からは前の様子がほとんど見えないからです。1回15分ほどの遊びを2〜3本用意し、あいだに休む時間をはさむと、酔いやすい人も疲れずに過ごせます。

この記事では、バスの中でできるゲームとクイズを10個紹介します。マイクの回し方と酔いやすい人への配慮、出発から到着までそのまま読める進行のセリフもまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. バスの余興を決める前に確かめること
  2. 座ったままできるゲーム・クイズ10選
  3. マイクの回し方
  4. 酔いやすい人への配慮
  5. そのまま使える進行のセリフ
  6. 行きと帰りで変える時間割
  7. よくある質問
  8. まとめ

バスの余興を決める前に確かめること

バスの中は、宴会場とは条件がまったく違います。次の5つを前もって確かめておくと、選ぶ遊びが自然に決まります。

確かめること聞く相手分かること
マイクの本数と種類(コードつきか、ワイヤレスか)バス会社か旅行会社マイクの回し方
走る時間と、休憩の場所・回数行程表、旅行会社遊べる時間の長さ
バスの台数と、誰がどのバスに乗るか幹事どうし必要な司会と景品の数
車内のモニターやスピーカーを使えるかバス会社画面を使うクイズができるか
車内での飲食の決まりバス会社、会社の規定景品にお菓子を使えるか

走っているあいだは、司会も含めて全員が座り、シートベルトを締めたままにします。前に出て何かを見せる余興は、休憩で止まっているときだけにしましょう。マイクの音量は運転手さんに調整してもらい、運転席のすぐ近くで大きな声を出さないようにします。

ガイドさんが乗るバスなら、案内の時間と重ならないよう、出発前に一言相談しておくと安心です。旅館に着いてからの宴会でする余興は、「社員旅行の宴会の余興」にまとめています。

バスの余興の3つの決まり

  • 走っているあいだは、立たない・後ろを向かない
  • 紙やスマホを長く見続ける遊びは選ばない
  • 参加は自由にして、寝ている人は起こさない

座ったままできるゲーム・クイズ10選

難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。1〜5は準備なしで始められる遊び、6〜10は少しだけ準備がいるクイズとゲームです。

1. 声だけの後出しじゃんけん

司会がマイクで「グー」のように手を言い、全員がそれに勝つ手を出します。慣れてきたら「負ける手」「あいこ」に切りかえると、手が勝手に勝ってしまって笑いが起きます。出した手は、隣の人と見せ合って確かめます。

司会の手が見えなくてもできるので、前の席に座ったまま進められます。出発してすぐの、目を覚ましたい時間に向いています。台本は記事の後半で紹介しています。

時間
3〜5分
人数
全員
準備物
なし
難しさ
★

2. みんなで20まで数える

全員で1から20まで、順番を決めずに1人1回ずつ数字を言っていきます。2人以上が同時に言ってしまったら、1からやり直しです。相談ができないので、声が重なるたびに笑いが起きます。

マイクは使わず、地声で遊びます。人数が多いバスなら前半分と後ろ半分に分け、どちらが先に20まで行けるかを競っても楽しめます。

時間
5分
人数
全員(10〜45人ほど)
準備物
なし
難しさ
★

3. お題つき座席しりとり

前の席から順にマイクを回して、しりとりをします。「旅行に持っていく物」「食べ物」のようにお題をしぼると、考えやすくなります。5秒で出てこないときは、隣の人に助けてもらってよいことにしましょう。

止まった人に罰ゲームはつけません。止まったら司会が「あと一歩でした」と声をかけ、次のお題に切りかえます。

時間
10分
人数
全員
準備物
マイク
難しさ
★

4. 隣の人の紹介リレー

隣の席の人と3分ほど話し、そのあとマイクを回して、相手のことを20秒で紹介します。部署の違う人が隣になるように席を決めておくと、社員旅行らしい交流になります。

聞くことは「休みの日の過ごし方」「好きな食べ物」「最近うれしかったこと」の3つから選んでもらいます。家族や恋人、年齢のことは聞かないと、最初に伝えておきましょう。

例文紹介の例(約20秒)

お隣の〇〇さんを紹介します。
〇〇さんは、休みの日にパンを焼くのが趣味だそうです。
いちばんの自信作はメロンパンで、焼き上がりに合わせて早起きするそうです。
今度、焼き方を教えてもらう約束をしました。よろしくお願いします。

時間
15分(40人ほどなら、行きと帰りに分ける)
人数
2人1組で全員
準備物
マイク
難しさ
★★

5. 後ろの席からの声当てクイズ

後ろの席の誰かにこっそりマイクを渡し、決まったセリフを言ってもらいます。前の席の人は振り向かずに、声だけで誰かを当てます。全員が前を向いて座る、バスならではの遊びです。

セリフは「着いたら、まず温泉に入りたいです」のように、誰が言っても自然なものにします。話す役は、前もって引き受けてくれた人にだけ頼みましょう。

時間
10分(4〜5問)
人数
話す人4〜5人、当てる人は前の席の全員
準備物
マイク
難しさ
★★

6. 行き先3択クイズ

これから行く場所にちなんだ3択クイズです。司会が問題を読み、答えは指で1・2・3を出して、隣の人と見せ合います。全問正解した人だけ、最後に手を挙げて名前を言ってもらいます。

問題は5問ほどで十分です。次の型に当てはめると、短い時間で作れます。

問題の型問題の例調べ方
名物〇〇の名物として知られているのは、次のうちどれ?観光協会のサイトやパンフレット
距離会社から今夜の宿まで、道のりは何kmくらい?地図で道のりを測る
時間今日バスに乗る時間は、休憩を入れて何時間何分?行程表
宿今夜の宴会場の名前は?宿の案内
バスこのバスの座席の数は?出発前に運転手さんに聞く

会社にまつわる問題を混ぜたいときは、「忘年会のクイズネタ」の問題の型も使えます。

時間
10分(5問)
人数
全員
準備物
問題を書いたメモ(司会だけ)
難しさ
★

7. しおりの記憶クイズ

旅のしおりや行程表から問題を出します。「今夜の夕食は何時から?」「2日目の朝の集合場所は?」のように、覚えておいてほしいことを問題にするのがコツです。遊びながら、集合時刻や場所を全員に覚えてもらえます。

答えるときは、しおりを見ないのが決まりです。手元の字を読まずに済むので、酔いやすい人にもやさしい遊びです。

時間
5分(3〜5問)
人数
全員
準備物
旅のしおりか行程表(司会だけ)
難しさ
★

8. 窓の外ビンゴ

3×3のマスに「トンネル」「赤い車」などを書いたカードを配り、窓の外で見つけたら印をつけます。縦・横・斜めのどれか1列がそろったら、「ビンゴ」と言って手を挙げます。遠くの景色を見ながら遊べるので、手元の字を読み続ける遊びより酔いにくいのが利点です。

左真ん中右
上トンネル赤い車川
中工事中の看板フリー(最初から印)ほかの観光バス
下山ほかの県のナンバーの車橋

マスに入れる言葉は、通る道に合わせて選びます。高速道路が長いなら「サービスエリアの看板」、山道なら「滝」などが見つけやすいでしょう。見つけたかどうかは、自己申告で構いません。

時間
20分ほど(そろう人が出るまで)
人数
全員
準備物
カード(A6ほどの紙に大きな字で)、ペン
難しさ
★

9. 到着時刻ぴったり予想

宿や観光地に着く時刻を、1分単位で予想します。マイクを回して1人ずつ予想を言ってもらい、司会がメモします。同じ時刻は早い者順にすると、後ろの席の人ほど悩んで盛り上がります。

着いたらすぐに結果を発表し、いちばん近い人に小さな景品を渡します。渋滞で予定から大きくずれても、それも旅の話のたねになります。

時間
予想に5〜10分、発表に1分
人数
全員
準備物
マイク、予想を書きとめるメモ、小さな景品(あれば)
難しさ
★

10. このバスの名前を決める大喜利

「このバスに名前をつけるなら?」をお題に、思いついた人からマイクで答えてもらいます。大喜利とは、お題に面白い答えを返す遊びのことです。最後に拍手の大きさで1つを選び、到着までその名前で呼びます。

例文答えの例

サービスエリアに全部寄りたい号
会議のない会議室号
お土産を買うのはまだ早い号
寝て起きたら〇〇(行き先)号

決まった名前を、帰りのバスや宴会の挨拶でもう一度使うと、同じ言葉のくり返しでまた笑いが起きます。

時間
10分
人数
答える人は自由、選ぶのは全員
準備物
マイク
難しさ
★★

マイクの回し方

バスのマイクは1〜2本のことが多く、コードつきのマイクは前の数列までしか届きません。走っているあいだは通路を歩いて届けられないので、手渡しのリレーを基本にします。

  1. 回す順番を最初に伝える(例:前から後ろへ、通路の右の列から)
  2. 受け取るのは通路側の人にし、窓側の人には向きを変えて渡す
  3. 投げずに、手から手へ両手で渡す
  4. 話すときは、口から握りこぶし1つ分離して持つ
  5. 話し終えたら「お返しします」と言って、次の人へ渡す

マイクの数や種類によって、回し方を変えます。

マイクの状態回し方気をつけること
ワイヤレスが1本司会が持ち、答える人がいるときだけ手渡しで回す使い終わったら司会へ戻す
ワイヤレスが2本1本は司会、もう1本を席に回す2本を近づけるとキーンと鳴りやすい
コードつきだけ司会だけが使い、席の人は地声で答える聞こえにくい答えは司会がくり返す
使えない前半分と後ろ半分に班長を決め、答えを班長が伝える遊びの時間を短くする

マイクから「キーン」と音が鳴ったら、天井のスピーカーから離すか、音量を下げてもらいます。人が使ったマイクが気になる人もいるので、ウェットティッシュを1つ添えて回すと親切です。

酔いやすい人への配慮

車の中で手元の文字を読み続けると、気分が悪くなる人がいます。バスの余興は、楽しさよりも先に「誰も無理をしないこと」を大事にしましょう。

酔いやすい人のために幹事ができること

  • 酔いやすい人には、前のほうの席や窓側をすすめる(前もってこっそり聞いておく)
  • 紙やスマホを長く見る遊びは入れない
  • 1つの遊びは15分ほどで区切り、休む時間をはさむ
  • 寝ている人は起こさず、マイクで名前も呼ばない
  • 景品のお菓子は、においの強いものを避ける
  • エチケット袋の場所を出発のときに伝え、幹事も数枚持っておく
  • 酔い止めを使う人には、説明書どおりに飲むよう前日の連絡で一言添える

帰りのバスでお酒が出る場合も、遊びの罰にお酒を使ったり、すすめたりはしません。お酒を飲まない人や、車酔いが心配な人が気まずくならないよう、景品はソフトドリンクやお菓子にしておくと安心です。

そのまま使える進行のセリフ

出発してから1本目の遊びを始めるまでと、到着前の締めのセリフです。〇〇の部分を、自分たちの旅行に合わせて書きかえてください。

台本出発から1本目の遊びまで(約2分)

(出発して10分ほどたち、車内が落ち着いてから。司会は前の席に座ったまま話す)

司会みなさん、おはようございます。今回の旅行の幹事をしている、〇〇部の〇〇です。

司会〇〇までは、休憩をはさんで約3時間の予定です。

司会途中で、座ったままできる遊びをいくつか用意しました。

司会参加は自由です。眠い方は、どうぞそのまま休んでいてください。

司会気分が悪くなった方は、遊びの途中でも遠慮なく近くの人に声をかけてください。エチケット袋は〇〇にあります。

司会では1つ目、「声だけの後出しじゃんけん」です。

司会私が言った手に、勝つ手を出してください。グーに勝つのは?

(車内から「パー」の声)

司会そのとおりです。出した手は、お隣の人と見せ合ってください。では行きます。グー。

司会チョキを出してしまった方、まだ目が覚めていないだけなので大丈夫です。

司会少し速くします。パー。チョキ。グー。

司会ここからは、負ける手を出してください。グー。

(あちこちで笑いが起きる)

司会勝ってしまった方、手が正直ですね。

司会最後は全部まぜます。勝つ手、パー。負ける手、グー。あいこ、チョキ。

司会ありがとうございました。目が覚めたところで、次の休憩まではゆっくりお過ごしください。

台本到着前の締め(約1分)

(到着の15分ほど前に)

司会みなさん、あと15分ほどで〇〇に到着します。

司会到着時刻の予想は、着いたらすぐに結果を発表します。いちばん近かった方には、〇〇をお渡しします。

司会それから、このバスの名前は「〇〇号」に決まりました。帰りも〇〇号で戻ってきましょう。

司会降りるときは、座席の下や網棚の忘れ物に気をつけてください。〇時〇分に、〇〇の前に集合です。

司会運転手の〇〇さん、ここまで安全運転をありがとうございました。

(全員で拍手)

セリフを読むときのコツ

バスの中は走る音が大きく、早口だと後ろまで届きません。1文ずつ区切って、ふだんよりゆっくり話しましょう。数字や集合時刻は、2回くり返して言うと伝わります。

行きと帰りで変える時間割

行きと帰りでは、車内の空気がまったく違います。行きはまだ打ち解けていないので短い全員参加の遊びを、帰りは疲れている人が多いので振り返りと静かな時間を中心にします。

区切り行き(例:約3時間)帰り(例:約3時間)
出発直後挨拶と行程の案内お礼と、到着後の解散の流れの案内
最初の30分声だけの後出しじゃんけん、隣の人の紹介リレー旅行の思い出3択クイズ(3〜5問)
休憩まで自由時間自由時間(寝る人が多い)
休憩のあと窓の外ビンゴ、到着時刻ぴったり予想マイクは使わず、静かに過ごす
到着の30分前しおりの記憶クイズ、到着の案内忘れ物の案内と、締めの挨拶

帰りの思い出クイズは、6の行き先3択クイズの応用です。「1日目の夕食で、最初に出てきた料理は?」のように、全員が見ていた場面から出すと、誰でも答えられます。

当日の持ち物や、幹事の仕事全体の流れは「忘年会の幹事がやること」のチェックリストも参考になります。

よくある質問

バスが2台以上に分かれるときは?

バスごとに司会を1人ずつ決め、同じ遊びを同じ順番で進めます。到着時刻の予想や窓の外ビンゴは、宿に着いてからバスどうしの結果を比べると、宴会の話題にもなります。

盛り上がらず、寝ている人が多いときは?

無理に続けず、短く切り上げて大丈夫です。バスの中は、休むための時間でもあります。「次の休憩のあとに、もう1つだけやります」と予告しておくと、起きている人が楽しみに待ってくれます。

景品は用意したほうがいいですか?

なくても遊べますが、窓の外ビンゴと到着時刻の予想は、小さなお菓子があると盛り上がります。予算の考え方は「忘年会の景品の予算の決め方」が参考になります。

まとめ

  • バスの余興は、立たない・後ろを向かない・声と手だけで参加できる遊びを選ぶ
  • マイクは手渡しのリレーで回し、聞こえにくい答えは司会がくり返す
  • 紙やスマホを見続ける遊びは避け、1つ15分ほどで区切る
  • 寝ている人は起こさず、参加は自由にする
  • 行きは打ち解ける遊び、帰りは振り返りと静かな時間を中心にする
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