忘年会の出し物は、「1年の振り返り」「会社あるある」「部署紹介」のどれかを軸にすると、ネタが決まりやすくなります。同じ職場で1年を過ごした人だけが分かる話題は、短いネタでも大きな笑いになりやすいからです。
この記事では、3つのテーマで面白いネタを5つずつ、合わせて15個紹介します。出し物の時間の目安と、4週間前から始める準備スケジュールもまとめました。
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忘年会の出し物は何分?時間の目安
出し物の長さは、宴会全体の時間から逆算します。前に出る出し物は1組3〜5分、全員参加のゲームやクイズは10〜20分が目安です。
| 宴会の長さ | 出し物とゲームの合計 | 組数の目安 |
|---|---|---|
| 2時間 | 20〜30分 | 出し物2〜3組とゲーム1つ |
| 2時間半 | 30〜40分 | 出し物3〜4組とゲーム1つ |
| 3時間 | 40〜60分 | 出し物4〜6組とゲーム1〜2つ |
始めるのは、乾杯から30〜40分ほどたって、料理と会話が落ち着いたころがおすすめです。本番は笑いを待つ分だけ長くなるので、練習では持ち時間より30秒ほど短く仕上げておくと安心です。
面白さより先に決めること
1年を振り返ると、つい誰かの失敗談を入れたくなります。でも、本人がネタにしていない失敗や、容姿・年齢をからかう話は入れません。笑いの中心を「人」ではなく「出来事」や「仕組み」に置くと、誰も傷つかずに笑えます。
1年を振り返る出し物5選
難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。
1. 部署の10大ニュース
今年あった部署の出来事を、新聞の見出しのように大げさに書き、第10位から1枚ずつめくって発表します。「新しいコーヒーメーカー導入、朝の行列が3人に」のように、小さな出来事ほど大げさな見出しが合います。第1位だけは、部署みんなで頑張った仕事をまじめに発表すると締まります。
- 時間
- 5分
- 人数
- 2〜3人(読む人とめくる人)
- 準備物
- 画用紙11枚(表紙と10枚)、太いペン
- 難しさ
- ★
2. 12か月あるある
1月から12月まで、月ごとの職場あるあるを1つずつ言っていくネタです。1人が月を書いたフリップを出し、もう1人があるあるを言います。
1月 仕事始め、パソコンのパスワードを思い出すまでに5分かかる
2月 寒さに負けて、ひざかけを使う人が一気に増える
3月 年度末、「今月中に」の書類が急に集まってくる
4月 新しく来た人の名前を覚えようと、座席表を何度も見る
5月 連休明け、曜日の感覚がなかなか戻らない
6月 置き傘が増えて、誰のものか分からない傘が3本ある
7月 エアコンの設定温度をめぐって、静かな攻防が始まる
8月 夏休みの人が多く、電話が鳴るとみんなが一瞬固まる
9月 上半期の締めで、「あと何日」が合言葉になる
10月 衣替えのタイミングを、みんなで探り合う
11月 来年の手帳を買ったのに、まだ今年の手帳を使っている
12月 忘年会の出し物の練習を、昼休みにこっそりする
自分の職場の出来事に入れかえると、さらに笑いが起きます。最後の12月を「今日この日」につなげると、会場が一体になって終われます。
- 時間
- 4分
- 人数
- 2人
- 準備物
- 月を書いた画用紙12枚、太いペン
- 難しさ
- ★★
3. 今年の漢字発表
部署ごとに、今年1年を漢字1文字で表し、色紙に書いて理由を発表します。「走」「縁」「耐」のように仕事ぶりが伝わる漢字を選ぶと、まじめな話と笑いが自然にまざります。1部署1分にすると、5部署でも5分で終わります。
- 時間
- 1部署1分(5部署で5分ほど)
- 人数
- 部署ごとに代表1〜2人
- 準備物
- 色紙、筆ペン
- 難しさ
- ★
4. 1年の振り返りムービー
行事や仕事中の写真をつないで、今年の出来事を3〜5分の動画にします。月ごとに写真を2〜3枚選び、最後に全員の集合写真を入れると、拍手で終われます。構成や撮影の進め方は「忘年会の動画の作り方」で紹介しています。
- 時間
- 3〜5分
- 人数
- 作る人1〜3人
- 準備物
- 写真、スマホかパソコン、プロジェクター(会場にあるか確認)
- 難しさ
- ★★
5. 今年の出来事3択クイズ
今年会社であった出来事を、3択の問題にして出します。「今年、社内でいちばん多く予約された会議室は?」のように、答えを聞くと「なるほど」と思える問題が向いています。テーブルごとのチーム戦にすると、相談する声で会場がにぎやかになります。
- 時間
- 10分(10問)
- 人数
- 司会1〜2人と、答える全員
- 準備物
- 問題を書いたフリップかスライド、回答用の紙
- 難しさ
- ★
会社あるあるで笑わせる出し物5選
6. 会社あるあるショートコント
会議、引き継ぎ、電話応対のように、誰もが毎日見ている場面を2分ほどのコントにします。3本続けて演じても5分ほどです。台本は「忘年会のコント台本」に3本載せています。
- 時間
- 2〜5分
- 人数
- 2〜4人
- 準備物
- 長机、紙の資料、電話に見立てる物
- 難しさ
- ★★
7. 職場の2人漫才
同じ部署の2人で、年末らしいテーマの漫才をします。台本と作り方は「忘年会の漫才ネタ」で紹介しています。
- 時間
- 3分
- 人数
- 2人
- 準備物
- なし(マイクがあれば使う)
- 難しさ
- ★★★
8. わが社の用語辞典
社内でよく使う言葉に、辞書のような説明をつけて発表します。意味はまじめな口調で読み、最後の「使い方の例」で笑わせる形です。
「いったん持ち帰ります」
意味:その場では決めないこと。会議の終わりによく使われる。
使い方の例:「お昼ごはん、何にする?」「いったん持ち帰ります」
「ちょっといいですか」
意味:ちょっとでは終わらない話が始まる合図。
使い方の例:言われたら、次の予定を15分ずらしておく。
- 時間
- 3分(言葉6〜8個)
- 人数
- 1〜2人
- 準備物
- 言葉を1つずつ書いた画用紙8枚ほど
- 難しさ
- ★★
9. 会社かるた
読み札を「会社あるある」で作り、各テーブルの代表がかるたで競います。「つ 机の上に、使っていない付箋の山」のように、読み札そのものが笑いになります。取り札は大きめに作り、料理のない机に並べましょう。
- 時間
- 15分
- 人数
- 各テーブルの代表3〜5人
- 準備物
- 読み札と取り札(画用紙を半分に切って20組)、ペン
- 難しさ
- ★★
10. 仕事の動きダンス
キーボードを打つ、電話を取る、ハンコを押すといった仕事の動作を振り付けにして踊ります。ダンスが苦手な人でも、何の動きか伝わるので笑いが起きます。振り付けの作り方は「忘年会のダンス」にまとめました。
- 時間
- 2〜3分
- 人数
- 4〜12人
- 準備物
- 曲(2〜3分に短くしたもの)、音を流す機器
- 難しさ
- ★★
部署紹介・チーム対抗の出し物5選
11. 部署紹介コント
自分の部署の1日を、朝礼から退社まで5分に早送りして演じます。ほかの部署の人に「あの部署はこんな仕事をしているのか」と伝わるので、笑いながらおたがいを知るきっかけになります。
- 時間
- 5分
- 人数
- 4〜8人
- 準備物
- 名札、部署でよく使う物(書類、電話など)
- 難しさ
- ★★
12. 生CM対決
部署ごとに、自分の部署を宣伝する30秒〜1分のCMを、その場で生で演じます。「経理部です。締め切りの3日前に、笑顔でお知らせします」のように、仕事の中身をそのまま売り文句にすると笑いになります。最後に拍手の大きさで1位を決めます。
- 時間
- 1部署1分(全体で10分ほど)
- 人数
- 部署ごとに2〜5人
- 準備物
- なし(部署名を書いた紙があると分かりやすい)
- 難しさ
- ★★
13. 部署対抗大喜利
司会がお題を出し、部署ごとに考えた答えを発表します。大喜利は、お題に面白い答えを出す遊びです。お題は「こんな会議はいやだ」「会社に新しくできたらうれしいもの」など、職場の話題にしぼります。
- 時間
- 15分(お題3つ)
- 人数
- 部署ごとに2〜4人
- 準備物
- ホワイトボードか画用紙、ペン
- 難しさ
- ★★
14. ほめる社内表彰
「気配り大賞」「縁の下の力持ち賞」のように、ほめる賞を作って表彰します。賞の名前は面白く、表彰の言葉はまじめに読むと、笑いと感謝の両方が伝わります。
- 時間
- 15分
- 人数
- 司会1〜2人(表彰される人は全員から選ぶ)
- 準備物
- 表彰状(コピー用紙に印刷でよい)、小さな景品
- 難しさ
- ★
15. 部署対抗の仮装行進
部署ごとにテーマを決めて仮装し、音楽に合わせて会場を1周します。全員が仮装するので、1人だけが恥ずかしい思いをしません。安く作る方法と審査の進め方は「忘年会の仮装のアイデア」で紹介しています。
- 時間
- 10〜15分
- 人数
- 部署ごとに全員
- 準備物
- 仮装の衣装(1人数百円ほどで作れるもの)、音楽
- 難しさ
- ★★
4週間前から始める準備スケジュール
出し物の準備は、4週間あれば無理なく進められます。仕事の合間でも続けられるよう、1回の作業は30分〜1時間を目安にしています。
- 4週間前:出し物を決め、出る人と持ち時間を幹事に伝える
- 3週間前:台本や問題を作り、準備物をリストにする
- 2週間前:1回目の練習(読み合わせ)。準備物を買う・作る
- 1週間前:2回目の練習(立って通す)。スマホで撮って時間を計る
- 3日前:会場のマイクやプロジェクターを、幹事と確かめる
- 前日:準備物をひとまとめにし、台本を印刷しておく
- 当日:始まる前に、立ち位置と出入りの順番を確かめる
準備が1週間しかないときは、台本のいらないクイズやゲームを選び、練習は1回にしぼります。クイズの問題作りなら、2日もあれば間に合います。
3日前に幹事と確かめること
- 出し物の順番と、1組の持ち時間
- マイクの本数(手に持つ形か、スタンドか)
- プロジェクターと音を流す機器の有無、つなぐケーブル
- 着替えや準備ができる場所
- 景品を渡すタイミングと、渡す人
準備の時間が足りないときは
年末は仕事が忙しく、練習の時間が思うように取れないこともあります。そんなときは、動画や台本づくりを人に任せて、当日は演じることに集中する方法もあります。
よくある質問
上司にも出し物に出てもらっていいですか?
本人が引き受けてくれるなら、ぜひお願いしましょう。頼むときは、セリフが少ない役や、最後に一言まじめに話す役をお願いすると、引き受けてもらいやすくなります。
出たくない人がいるときは、どうすればいいですか?
無理に前に出てもらう必要はありません。音楽を流す係、フリップをめくる係、景品を渡す係など、裏方の役割を用意すると、出たくない人も一緒に楽しめます。
毎年同じ出し物になってしまいます。
形は同じでも、中身を今年の出来事に入れかえれば新鮮に見えます。10大ニュースのように、毎年の恒例にして「今年は何が1位か」を楽しみにしてもらう方法もあります。
まとめ
- 忘年会の出し物は「1年の振り返り」「会社あるある」「部署紹介」を軸にする
- 2時間の宴会なら、出し物とゲームを合わせて20〜30分が目安
- 笑いの中心は「人」ではなく「出来事」や「仕組み」に置く
- 準備は4週間前から始め、練習は2回、会場の確認は3日前に






