誕生会の出し物を1人でするなら?短時間でできるネタと演出

帽子から長いリボンを引き出す男性と、手を合わせて喜ぶ女性

誕生会の出し物を1人でするなら、自分が目立つ芸より、最後に主役が笑顔になる短い出し物を選びましょう。時間は1〜3分あれば十分です。手品風のコントや、お祝いの言葉を変わった言い方で伝える一人芸が向いています。

この記事では、1人でできる誕生会の出し物を6つと、そのまま使える手品風コントの台本を紹介します。主役を立てる演出のコツと、誕生会で避けたいこともまとめました。

目次目次を閉じる目次を開く
  1. 誕生会の出し物は「短く、最後は主役」
  2. 1人でできる誕生会の出し物6選
  3. 手品風コントの台本「止まらないリボン」
  4. 主役を立てる演出のコツ
  5. よくある質問
  6. まとめ

誕生会の出し物は「短く、最後は主役」

職場の誕生会は、昼休みや終業後に会議室などで、10〜15分ほどで行うことが多いものです。月ごとに何人かをまとめて祝う合同の誕生会もあります。どちらの場合も、1人の出し物は1〜3分に収めると、ケーキやお祝いの時間を削らずに済みます。

友人の誕生会なら、少し長めの出し物もできます。お店で開く場合は、音の大きさや持ち込み、ろうそくなどの火の扱いに決まりがないか確かめておきましょう。

場面時間の目安向いている出し物気をつけること
職場の誕生会(主役1人)1〜3分1 止まらないリボン、2 おめでとう七変化近くで仕事をしている人への音
職場の合同誕生会主役1人につき1分ほど5 くす玉、6 ふり向くたびに増えるお祝い主役ごとに時間や言葉の差をつけない
友人の誕生会3〜5分3 映画の予告風、4 今日は何の日クイズお店の決まり(音、火、持ち込み)

どの出し物を選んでも、最後の一言は必ず主役へのお祝いにすると決めておきましょう。途中で自分が笑いを取っても、締めで主役に戻れば、主役のための出し物になります。

1人でできる誕生会の出し物6選

難しさは★の数で表し、★1つがいちばん簡単です。

1. 手品風コント「止まらないリボン」

帽子から出したお祝いのリボンが、いつまでも止まらずに出てくるコントです。最後にリボンの端からお祝いの札が出てきて、そのリボンで主役へのプレゼントを結びます。手品の技術はいらず、準備と段取りだけでできます。台本は下で紹介しています。

時間
約2分
人数
1人(主役に少しだけ手伝ってもらう)
準備物
帽子か紙袋、長いリボン(5〜10m)、お祝いの札、プレゼント
難しさ
★★

2. 「おめでとう」七変化

「お誕生日おめでとう」を、いろいろな場面の言い方で次々に伝える一人芸です。1つを20秒ほどにして、3〜4つ続けます。最後だけ、ふだんの言葉で「おめでとう」と言うと、気持ちがまっすぐ届きます。

例文言い方を変えたお祝いの例

(機内アナウンス風)皆さま、本日もご搭乗ありがとうございます。当機はまもなく、〇〇さんの新しい1年へ向けて出発いたします。
(歌舞伎の口上風)東西、東西。このたびめでたく、〇〇さまのお誕生日。隅から隅まで、ずずずいっと、お祝い申し上げまする。
(遊園地の乗り物風)安全バーをしっかり下ろしてください。〇〇さんの新しい1年、まもなく発車します。両手を上げてお楽しみください。

時間
1〜2分
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★

3. 映画の予告風ナレーション

映画の予告編のような低い声とゆっくりした間で、主役のよいところを紹介します。ふだんの小さな親切を、大作映画のように重々しく語るのが笑いどころです。

例文予告風ナレーションの例

(低い声で、ゆっくりと)
誰よりも早く、コピー機の紙を補充する人がいた。
誰にも言わず、会議室の椅子を元に戻す人がいた。
その名は、〇〇。
今日、その人の新しい1年が始まる。
〇〇さん、お誕生日おめでとう。
この1年も、全力で応援します。

時間
約1分
人数
1人
準備物
なし
難しさ
★★

4. 今日は何の日?3択クイズ

主役の誕生日(月日)にちなんだ3択クイズを、参加者全員に出します。1問目と2問目は、その日の記念日などを調べて作ります。最後の問題は「今日は何の日?」にして、正解の発表をそのままお祝いにしましょう。

例文最後の問題の例

今日は何の日でしょう。
A 〇〇さんが、コーヒーを3杯飲む日
B 〇〇さんが、引き出しのお菓子を補充する日
C 〇〇さんの誕生日
(正解はC。「AとBは毎日です」と付け足すと、もう一度笑いが起きやすくなります)

時間
約3分
人数
1人(答えるのは参加者全員)
準備物
問題を書いたフリップ3枚
難しさ
★

生まれた年は問題に入れないようにしましょう。年齢が分かってしまうからです。

5. 主役が引くくす玉

紙で作ったくす玉を主役に引いてもらい、出し物をする人は口でドラムロールを入れます。1回目は開かず、「もう一度、気持ちをこめて」と言ってから2回目で開くと、会場の期待が高まります。職場で開くなら、紙吹雪は入れず、垂れ幕だけにすると片づけが楽です。

時間
約1分
人数
1人と主役
準備物
手作りのくす玉(紙のボウル2つを合わせたもの)、垂れ幕
難しさ
★★

6. ふり向くたびに増えるお祝い

主役に壁のほうを向いて5秒数えてもらい、その間に全員が紙の帽子をかぶります。主役が振り向くと、全員が帽子姿になっています。2回目はお祝いのカードを持ち、3回目でケーキが登場する、というように少しずつ増やしていきます。1人が進行役になり、参加者には前もって段取りを伝えておきましょう。

時間
約2分
人数
1人が進行役、参加者全員
準備物
紙の帽子、お祝いのカード、ケーキ
難しさ
★

手品風コントの台本「止まらないリボン」

1の台本です。〇〇には主役の名前を入れてください。主役のセリフは1つだけで、その場の自然な返事でかまいません。

台本止まらないリボン(約2分)

(演者が帽子を持って、主役の前に立つ)

演者〇〇さん、お誕生日おめでとうございます。今日は〇〇さんのために、手品をご用意しました。

演者ここに、何の変哲もない帽子があります。(帽子の中を会場に見せる。リボンを入れた側は自分に向けておく)

演者この帽子から、〇〇さんへのお祝いを取り出します。3、2、1。

(帽子からリボンの端をつまみ出す)

演者出ました。お祝いのリボンです。

(そのまま引き続ける)

演者……まだ出ます。お祝いの気持ちが、少し大きすぎたようです。

(さらに引く。リボンが床にたまっていく)

演者今出ているのは、〇〇さんへの「いつもありがとう」の分です。

演者ここからは、「このあいだは助かりました」の分です。

演者こちらは、〇〇さんが今年がんばった分です。……がんばりすぎです。

(リボンが体にからまってくる)

演者すみません。気持ちが多すぎて、手品師がまとめきれません。

演者〇〇さん、少しだけ手伝っていただけますか。ここを持ってください。

(主役にリボンの途中を持ってもらい、演者が最後まで引き出す。端に札がついている)

演者最後に出てきました。読み上げます。「〇〇さん、お誕生日おめでとう。これからもよろしくお願いします」。

主役ありがとうございます。

演者では、この長いお祝いを、こうして……。(リボンでプレゼントの箱に大きなちょうちょ結びを作る)

演者〇〇さんへのプレゼントにして、お渡しします。皆さん、拍手をお願いします。

(全員で拍手し、主役にプレゼントを渡す)

リボンの準備は、次の順番で行います。

  1. 幅の広いリボンを5〜10m用意する(幅が広いほど、遠くからも見える)
  2. 輪にせず、ジグザグに折りたたんで、帽子の内側の片側に入れる
  3. 最後に出てくる端に、お祝いを書いた札を結ぶ
  4. 2〜3回引く練習をして、途中でからまないか確かめる

演じるときのコツ

リボンがからまる場面は、本当に困っている顔で演じるほど、笑いにつながります。「いつもありがとうの分」のように、出てくるリボンに名前をつけるところで、主役の顔を見ながら話しましょう。笑いの中に、お礼の気持ちが自然に入ります。

主役を立てる演出のコツ

誕生会の出し物でいちばん大事なのは、主役が気持ちよく過ごせることです。次の5つを意識しておきましょう。

  1. 自分の見せ場より、主役が笑う場面を多くする
  2. 主役には、リボンを持つ、くす玉を引くなど、少しだけ役目を渡す(芸をさせない)
  3. 年齢、体型、恋愛や結婚の話題には触れない
  4. 合同の誕生会では、主役ごとの時間と言葉をそろえる
  5. 最後の一言は、主役へのお祝いと感謝にする

人前で目立つのが苦手な人もいます。サプライズにする前に、主役と親しい人に、どのくらいの演出なら喜ぶかを聞いておくと安心です。

誕生会の前に確かめること

  • 主役が、みんなの前で目立つのを嫌がらないか
  • 近くで仕事をしている人がいる場所で、大きな音を出さないか
  • ろうそくの火や紙吹雪を使ってよい場所か
  • ケーキを出すタイミングと、切り分ける人
  • 食べ物のアレルギーなど、気をつけることはないか

よくある質問

手品が苦手でもできますか?

「止まらないリボン」は、リボンを引くだけなので手品の技術はいりません。本格的な手品にも挑戦したい人は、「忘年会の余興で手品をするなら?」で、宴会でも見せやすいネタを紹介しています。

主役がサプライズを苦手にしています。

サプライズはやめて、「このあと、ちょっとだけお祝いさせてください」と先に伝えましょう。「おめでとう」七変化や予告風ナレーションのように、言葉だけで終わる出し物なら、主役も構えずに聞けます。

家族の誕生日にも使えますか?

使えます。予告風ナレーションを家族の思い出に替えると、家族の誕生会にもなじみます。60歳のお祝いなどで言葉を贈るなら、「還暦祝いのスピーチ例文」も参考になります。

まとめ

  • 誕生会の1人の出し物は1〜3分にして、最後の一言を主役へのお祝いにする
  • 手品が苦手でも、止まらないリボンなら笑いとお祝いを一度に届けられる
  • 主役には少しだけ役目を渡し、年齢や恋愛の話題には触れない
  • サプライズは、主役が目立つのを嫌がらないか確かめてから行う

忘年会などで1人の出し物をするときは、「忘年会の出し物を1人でやるなら」も参考にしてください。

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