ネタの添削は、自分たちで書いた漫才やコントの台本を読んでもらい、直す所とその理由を教えてもらう頼み方です。ココナラのようなサービスでは、検索結果でよく見る基本料金で1ネタ1,500〜5,000円ほどが目安です。
添削を生かすコツは、聞きたいことを3つに絞って頼み、返ってきた指摘を一度に全部直さないことです。この記事では、添削で分かること、頼む形のちがい、料金、頼む前の準備を説明します。指摘を舞台で試して確かめる手順と、ライブや大会の前に頼む時期もまとめました。
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ネタの添削で分かること
添削では、台本を初めて読む人の目で、笑いが弱くなっている所を見つけてもらえます。何度も演じたネタほど、こうした所には自分たちでは気づきにくくなります。よく見てもらえるのは、次の4つです。
| 見てもらえること | 返ってくる指摘の例 |
|---|---|
| ボケの強さ | このボケは先が読めるので、ずれをもう一段大きくする |
| ボケの順番 | いちばん大きいボケが前半にあるので、後半に回す |
| ツッコミの言葉 | 説明が長いので、最初の一言だけにする |
| 長さ | 設定が伝わるまでに1分かかっているので、導入を半分にする |
ボケは、わざとずれたことを言うセリフ、ツッコミは、そのずれを指摘して笑いにするセリフのことです。設定は、誰がどこで何をしている話か、というネタの土台を指します。
一方で、台本を読むだけの添削では、間(セリフのあいだの黙っている時間)や声の大きさまでは分かりません。また、添削を受けても、笑いが増えるとは限りません。どこをどう直せばよいか、方向が見えることが添削のいちばんの価値です。
頼む前に、自分たちで原因を探しておくのもおすすめです。見直しの順番は「ネタがウケない原因と直し方」にまとめています。一度自分たちで見直すと、添削で聞きたいことが絞りやすくなります。
文章での添削と、ビデオ通話で見てもらう形のちがい
ネタの添削には、台本を送って文章で返してもらう形と、ビデオ通話で演じるところを見てもらう形があります。ビデオ通話は、ココナラでは「ビデオチャット」と呼ばれています。
| くらべること | 文章での添削 | ビデオ通話で見てもらう形 |
|---|---|---|
| 見てもらえるもの | 台本の言葉と流れ | 台本に加えて、間・声・動き |
| 返ってくるもの | 指摘のコメント、または直した台本 | その場での話(メモは自分で取る) |
| 料金の決まり方 | 1ネタごとが多い | 60分、90分のように時間ごとが多い |
| 日程 | 相手と時間を合わせなくてよい | 日時を決めて、演じる全員がそろう |
| 向いている人 | 台本の段階で迷っている | 台本はできていて、演じ方も見てほしい |
文章での添削にも、2つの返し方があります。直す所と理由をコメントで返す形と、直した台本そのものを返す形です。自分たちの言葉で直したいならコメントの形、すぐに演じられる台本がほしいなら直した台本の形が合っています。
出品の説明に、どちらで返すかが書かれているかを確かめましょう。ビデオ通話の形では、話してもらったことを忘れないよう、メモを取りながら聞きます。
添削の料金の目安と、出品で見るところ
ネタの添削の基本料金は、検索結果でよく見るおおよその幅で1,500〜5,000円ほどです。1,000円ほどの出品も、7,000円ほどの出品もあります。料金は出品者が決めるので、変わることがあります。
値段が変わりやすいのは、次のようなところです。
- ネタの長さ:「3分まで」のように上限があり、長いネタは追加になることがある
- ネタの本数:1ネタごとの料金なら、2本見てもらうと2本分かかる
- 返し方:直した台本まで書いてもらう形は、コメントだけより高めのことがある
- ビデオ通話:話す時間の長さで料金が決まる
台本を書く出品の中には、添削や手直しを有料オプションとして用意しているものもあります。
支払う金額の計算の例
サービス手数料は、支払いのたびに代金の5.5%かかります。たとえば、基本料金3,000円の添削を1本頼むと、手数料165円を足して3,165円ほどです。
キャリア決済なら100円、コンビニ決済なら150円の決済手数料も足されます。価格に「税抜」と書かれた出品は消費税もかかるので、最後は購入画面に出る合計で確かめてください。
添削の出品で見るところ
出品を選ぶときは、料金のほかに次の点を見ておきます。
添削の出品で確かめること
- 1ネタの長さの上限(「3分まで」など)
- 返し方(コメントか、直した台本か)
- 漫才とコントのどちらを見ているか
- 録画を送ってもよいか
- 添削のあとに質問できるか、直したネタをもう一度見てもらえるか
- お届け日数の実績
頼む前にする3つの準備
添削で返ってくる中身は、送るもので大きく変わります。次の3つを整えてから頼みましょう。
1. 台本を清書して、行に番号をふる
台本は、いちばん新しいものを1つにまとめて清書します。話し手の名前をそろえ、動きは( )に入れて書き、何分のネタかを最初に書いておきます。
行の頭に番号をふっておくと、「14行目のツッコミ」のように、場所を指して指摘してもらえます。自分たちも、指摘された場所をすぐに探せます。
2. ウケた所とスベった所を書きこむ
一度でも人前で演じたなら、笑いが起きた所と、静かになった所を台本に書きこみます。どこで、何人くらいの前で演じたかも書くと、添削する人が会場の様子を想像できます。
コント「プラネタリウムの解説員」(2人・約3分20秒)
サークルのライブで2回演じた。お客さんは30人ほど
11 解説員:では、南の空をご覧ください。赤く光るのが、さそり座のアンタレスです。
12 客:わあ、きれい。
13 解説員:その少し右で小さく光っているのが、私が先週なくした自転車の鍵です。【笑い:小】
14 客:いや、鍵は空にないでしょう。なくした物を星にまぜないでください。だいたい先週の話を、なんで星の解説に入れてるんですか。【笑い:なし】
15 解説員:見つかるまでは、毎晩ここで探しております。
16 客:仕事中に私物を探さないで。【笑い:中】
3. 聞きたいことを3つに絞る
「全体的にどうですか」と聞くと、指摘が全体に浅く散らばりがちです。迷っていることを3つまでに絞り、場所と困っていることをセットで書きましょう。
| ぼんやりした聞き方 | 絞った聞き方 |
|---|---|
| 全体的にどうですか | 3分20秒かかります。3分に収めるなら、どこを削りますか |
| ツッコミはこれでいいですか | 14行目のツッコミのあと、笑いが起きません。どう短くしますか |
| もっと面白くなりますか | 13行目の鍵と後半の傘のボケ、どちらを後ろに回すとよいですか |
依頼するときは、絞った3つの質問に、清書した台本と、演じた場所やお客さんの人数を添えて送ります。
返ってきた添削の生かし方
添削が届いたら、まず最後まで読み、分からない指摘があれば質問します。ココナラでは、正式な納品から72時間たつと自動で「承諾」になります。承諾したあとは、評価を入力するか24時間たつと、トークルームが閉じます。
質問は、承諾する前にまとめて送りましょう。頼んだ3つの質問への答えが抜けているときは、差し戻し(直してほしいと返すこと。1回だけ)で伝えます。
指摘を生かすときは、次の順番で進めます。
- 指摘を「すぐ直す」「試してから決める」「今回は見送る」の3つに分ける
- 「すぐ直す」の中から、まず1か所だけ直す
- 直したネタを練習やライブで演じて、反応を記録する
- 笑いが増えたら残し、減ったら元に戻す
- 次の1か所に進む
全部を一度に直すと、どの直しが効いたのか分からなくなります。指摘は1人の見方なので、自分たちの持ち味まで消さないよう、1つずつ確かめましょう。
すぐ直す:14行目のツッコミが長い。「鍵は空にないでしょう」だけにする
試してから決める:13行目の鍵のボケと、後半の傘のボケを入れかえる
今回は見送る:設定を天文台の見学に変える(本番まで2週間しかないため)
試したら、記録を残す
直したネタを演じたら、その日のうちに記録をつけます。同じ表に書き足していくと、どの直しが効いたかを、あとで見比べられます。
| 回 | 場所・お客さん | 変えた所 | 反応 | 次にすること |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | サークルのライブ・30人ほど | 14行目のツッコミを短くした | 13〜14行目の笑いが小から中に | このまま残す |
| 2回目 | 社会人のライブ・50人ほど | 鍵と傘のボケを入れかえた | 前半の笑いが減った | 元の順番に戻す |
| 3回目 | サークルのライブ・40人ほど | 元の順番に戻して通した | 1回目と同じくらい笑いが起きた | 後半をもう一度見てもらう |
友人やサークル仲間に見てもらうのとのちがい
ネタは、身近な人に見てもらうこともできます。お金はかかりませんが、見る目の性質がちがいます。
| くらべること | 友人・サークル仲間 | 添削の出品者 |
|---|---|---|
| 費用 | かからない(お礼くらい) | 1ネタ1,500〜5,000円ほどが目安 |
| 見る目 | あなたたちを知っているので、内輪の話でも笑える | 初めて見るお客さんに近い目で読む |
| 言いにくさ | 遠慮して、弱い所を言わないことがある | 頼まれた仕事として、はっきり書いてもらいやすい |
| 早さ | その場で見てもらえる | お届け日数の実績しだい |
| 回数 | 何度でも頼みやすい | 頼むたびにお金がかかる |
おすすめは、両方を使い分けることです。仲間には「どこで笑ったか」を聞き、添削では「なぜそこで笑えないのか」を聞くと、2つの答えがかみ合います。
添削を頼むのが向いているのは、身近に率直に言ってくれる人がいない人や、大会の前に、初めて見る人の目で確かめたい人です。反対に、まだネタが1本もないなら、先に自分で1本書き上げるか、台本の作成を頼むほうが合っています。台本を一から頼むときの料金と選び方は、「台本作成を依頼するとき」で説明しています。
ライブや大会の前に頼む時期
添削は、本番やライブの3週間前に頼み、1〜2週間前に受け取るのが目安です。直したネタを、本番までに何度か通して練習する時間を残すためです。お届け日数の実績は、数日から1週間ほどのものもありますが、出品によってちがいます。
どの日から逆算するかは、予定によって変わります。
| 予定 | 逆算のもとにする日 | 気をつけること |
|---|---|---|
| お笑いライブに出る | 出演する日 | ライブが続くなら、1本目のあとに頼み、2本目で試す |
| 舞台で演じる大会の予選 | 予選で演じる日 | エントリーの締め切りではなく、演じる日から数える |
| 台本コンクールに応募する | 応募の締め切りの日 | 読んで伝わるかを見てもらい、書式を整える時間も残す |
| 余興や忘年会で演じる | 本番の日 | 一度きりなので、直したあと人に見てもらう回を作る |
受付の枠が埋まって「満枠対応中」になっている出品は、その間は購入できません。候補を2〜3件見つけておくと安心です。
よくある質問
書きかけのネタでも見てもらえますか?
受けてもらえるかは、出品によってちがいます。説明に「完成した台本」などの条件が書かれていないかを読み、分からなければ、購入する前に「出品者に質問」で確かめましょう。
ライブの動画を送ってもいいですか?
録画を見てもらえるかは出品によってちがうので、送る前に確かめます。ほかの出演者やお客さんが映っている動画は、そのまま送らず、自分たちの出番だけにしましょう。ライブの会場で撮影してよいかも、主催者に先に確かめておきます。
添削で直したネタを、大会に出してもいいですか?
まず、大会の募集要項に作品についての決まりがないかを読みます。直した台本ごと書いてもらう形で、大会に出したり動画で公開したりするなら、前もって使い道を出品者に伝えて確かめましょう。台本コンクールのように、書いた人を審査する場では、とくに気をつけます。
まとめ
- ネタの添削は、1ネタ1,500〜5,000円ほどが基本料金の目安
- 台本だけなら文章の添削、間や声も見てほしいならビデオ通話の形を選ぶ
- 清書に行番号をふり、ウケた所・スベった所と、聞きたいこと3つを添えて頼む
- 指摘は一度に全部直さず、1か所ずつ舞台で試して記録する
- ライブや大会の3週間前に頼み、1〜2週間前に受け取る






