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公明新聞リレー連載「授業に笑いを!お笑い教師同盟の挑戦」
第9回「イラストを使ってわかりやすく…「お笑い」編(上)」
乙部啓二(北海道)
(『公明新聞』2007年5月12日掲載)


 昨年度、私は小学校五年生の理科専科を担当しました。
 理科専科を担当するにあたり、いくつか構想を立てて実行することにしました。
 「毎時間白衣姿で登場する」「授業びらきを工夫する」「理科通信を発行する」…。
 いろいろありましたが、特に授業の中で子どもたちが「面白い!」「楽しい!」「わかった!」を実感できるように心がけていきました。
 それには様々なアプローチの仕方がありますが、私が工夫したのが「お笑いを意識した授業づくり」です。
 授業の中で、イラストや写真、具体物を提示して説明するということは、従来からも行われてきました。
 ここに「お笑い」の要素を取り入れ、楽しみながら理解を深めていくことにしました。
 お笑いタレント「鉄拳」のようにスケッチブックを持ち、ページをめくりながらイラストを紹介していきます。
 私は絵はあまり得意ではないのですが、鉛筆で下描きをしながら描いていけば何とかそれらしくなります。
 このときに紹介していく絵は、次のようなものです。

・学習した内容をダイレクトに描いたもの。
・学習した内容から少しずれた内容を描いたもの。
・それに対するツッコミを絵にしたもの。
・時には横道にもそれてみたもの。

 五年生の理科で最初に取り組んだ学習は「植物の発芽と成長」でした。
 インゲンマメを育てていきながら、植物の発芽に必要な条件について学習しました。
 五年生では、植物の発芽に必要な物は「水」「空気」「適度な温度」である、ということを学びます。
 学習のまとめとして、イラスト六枚続きの『こんなインゲンマメはいやだ!』を披露しました。
「そんなに大きくなるわけないよ!」「なるほど!(発芽の条件が)揃ってる!」子どもたちは大笑いしながら、学習の内容を再確認しました。


この文章は、2007年に公明新聞の教育欄に掲載されたものです。掲載にあたっては、公明新聞の許諾を得ております。