公明新聞リレー連載「授業に笑いを!お笑い教師同盟の挑戦」
第22回「子どものやる気に火を付けるキャラクター活用術」
赤坂真二(新潟県)

(『公明新聞』2007年11月24日掲載)


 子どもの持ち物をご覧ください。ありとあらゆるところにキャラクターが付いています。子どもたちはキャラクターが大好きです。このキャラクターを、授業に使わない手はありません。
 野菜嫌いの子どもたちに、野菜のよさを知ってもらう授業です。「食育」の一環として実施します。最初に、好きな食べ物と嫌いな食べ物を子どもたちに挙げてもらいます。すると、にんじん、たまねぎ、ピーマン・・・とお馴染みの野菜が続々と出てきます。子どもたちに気付いたことを言ってもらうと、野菜の多さを指摘します。「野菜を食べなさい」と家族に言われたことがある子どもに挙手させると、ほとんどの子どもが手を挙げます。「どうして、野菜を食べた方がいいの?」と聞くと、一斉に「体にいいから」と返ってきます。さらに、「どんな風にいいの?」と聞くと、ここで「・・・」となります。そこで、「そんな君たちのために、今日はこんな物語を用意してきたんだ!」と言って、「スキキライ大王をやっつけろ」の紙芝居(自作)を見せます。「先生、読んで読んで!」となったところで、始まり始まり。ある日、好き嫌いをする子どもたちをスキキライ大王が襲います。大王のスキキライビームをあびると病気になってしまうのです。野菜を育てている学級園で主人公しんじが悩んでいると、野菜の神様が「野菜パワー」を授け、彼は「スーパーヤサイ人」に変身します。彼は、野菜パワー満載の技で次々と子どもたちを救い、最後に、元気になった子どもたちと力を合わせて大王を倒します。子どもたちは、げらげらと笑いながら紙芝居を見ます。終わったところで、「野菜にはまだまだいろいろなパワーがありそうですよ。みんなで、野菜パワーを調べましょう」と調べ学習に入ります。
 この授業の様子は、保護者にも知らせます。家庭で、お気に入りの野菜を使って、料理を作って食べて、それをレポートにまとめます。そのレポートを印刷して、冊子にして「野菜パワー大事典」を作るのです。この学習を通して、野菜への関心は一気に高まります。給食中に、ピーマンを残す友だちに「ピーマンフラッシュ!」なんてやっている光景も見られます。キャラクターは効果絶大です。


ピーマンフラッシュ!


みんなで大王をやっつけるぞ!


この文章は、2007年に公明新聞の教育欄に掲載されたものです。掲載にあたっては、公明新聞の許諾を得ております。