公明新聞リレー連載「授業に笑いを!お笑い教師同盟の挑戦」
第21回「学習のまとめはテレビ番組フォーマットで!」
佐々木 潤(宮城県)

(『公明新聞』2007年11月10日掲載)


 子供たちはテレビが大好き!勉強しなくてもテレビは毎日見ます。だったら、テレビ番組と勉強を結びつけちゃおう!
 例えば、4年生の社会科。郷土のために尽くした偉人の学習があります。ふるさとの困難な状況を解決するために、自分の身を投げ出して尽力し人々の生活をよくした人について学ぶのです。東京だと玉川兄弟でしょう。我が宮城・石巻ですと川村孫兵衛がそれに当たります。ん?これって、「ビフォー・アフター」に似てないか?
 そこで、当てはめます。ビフォーは地域の人々の大変な生活、「匠」はそれを改善した人(玉川兄弟や川村孫兵衛)、アフターはそれによってよくなった人々の生活です。これを使って、地域の偉人の学習をまとめます。
 第1章「人々の大変なくらし(どんな問題が?)」
 第2章「匠の苦悩(どんな大変さがあったの?)」
 第3章「匠の技(どうやってそれを解決したの?)」
 第4章「その後の人々のくらし(どのように変わったの?)」
と、いう形にはめ込みます。これを実際の番組風や、紙芝居、ペープサート(紙人形劇)で発表するのです。発表の時には、例の(番組の)音楽もつけます。このフォーマットでまとめると笑えるし、しかも内容も充実するのです。

 同じように、4年生や5年生の「地域の特徴あるくらし」の学習をまとめるときは、「ウルルン滞在記」にはめ込みます。行ったつもりなって「バーチャル滞在記」にまとめるのです。この際は、まとめ方に条件付け(番組に当てはめる)をします。
その地域伝統の仕事をしている人に弟子入りして一緒に仕事をする。
その地域の有名な観光地に行ってみる。
その地域の名産をお土産として買う。
クイズを一つ出す。
お別れするときに泣く。
という、番組定番の内容にします。これを紙芝居や絵日記風にまとめます。これも楽しいです。子供たちは熱心にまとめます。

 学習の内容をまじめに新聞風にまとめるのもいいですが、やっぱり「笑い」がなくちゃね!


この文章は、2007年に公明新聞の教育欄に掲載されたものです。掲載にあたっては、公明新聞の許諾を得ております。