公明新聞リレー連載「授業に笑いを!お笑い教師同盟の挑戦」
第19回「根幹たる授業に『お笑い』を散りばめる2」
土作 彰(奈良県)

(『公明新聞』2007年10月13日掲載)


 授業に「お笑い」を取り入れよう。例えば次のようなものです。

1.どよーんと沈んだ月曜の朝や学期はじめの元気づけに楽しく声の掛け合い!

 月曜や連休明けはどよーんとクラスの雰囲気が沈んでいますね。これは休みの間に生活が乱れたりして、精神力がガクンと落ちてしまっているのです。このまま普通の授業を続けても効果は半減します。そこで、眠っている脳を覚醒させ、精神力を元通りにする必要があります。そこで効果的なのが声の掛け合いです。NGKやうめだ花月などに行くとまだ駆け出しの若いコンビが前説をして会場を温めてくれますが、多くの場合声の掛け合いが行われます。あるコンビの例。(芸人)「はい、では会場と一体感が欲しいので、私たちがある合い言葉を叫びます。お客さんもそれに対する合い言葉を返してくださいね。では行きますよ。山!」(客)「川!」、(芸人)「犬も歩けば!」(客)「棒に当たる!」、(芸人)「やっぱりイナバの物置だ。100人乗っても!」(客)「大丈夫!」と言った具合。会場は笑いと歓声に包まれます。これをいつも聞きながら、「さすがだなあ!」と思うとともに「教室でも使えるやん。」と考えて早速やってみるのです。(教師)「のどもと過ぎれば!」(子ども)「熱さ忘れる!」、(教師)「身から出た!」(子ども)「サビ!」、(教師)
「回転寿司に行って抜いてもらうのは!」(子ども)「サビ!」、(教師)「お前にはまだ!(子ども)「早い!」などといった具合に、既習の学習内容に今はやりのフレーズを散りばめると楽しい雰囲気が創り出せます。

2・国語・諺学習と動物の着ぐるみ

 ある朝黒板に「○穴に入らずんば ○児を得ず 【問題】○に当てはまる動物を表す漢字1字は何ですか?」と書いておきます。子どもたちは早速辞書などを使って「虎」であることを突き止めてしまいます。そこへ、虎さんの着ぐるみ(頭部のみ。玩具店で6000円ほど)をかぶって入っていき、答えを教えます。というか、答えを教えながら入っていくわけですね。これも教室騒然となります。他にウサギさんなら「二兎を追う者は一兎をも得ず」、馬さんなら「馬の耳に念仏」などを指導することができます。6000円が数秒で使い終わりますのでコストパフォーマンスは悪いですが。それでその後は、帰る時に「今日はトラさんと握手して帰りましょう。」とか言って再利用します。これは高学年でも大喜びです。正門でトラさんやウサギさんが手を振って帰りを見送ってくれる。何か遊園地に来たみたいで嬉しい気分になるようです。そしてそんな楽しい状況を創り出してくれる教師のことを子どもたちは大好きになってくれるはずです。 


この文章は、2007年に公明新聞の教育欄に掲載されたものです。掲載にあたっては、公明新聞の許諾を得ております。