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公明新聞リレー連載「授業に笑いを!お笑い教師同盟の挑戦」
第10回「イラストを使ってわかりやすく…「お笑い」編(中)」
乙部啓二(北海道)
(『公明新聞』2007年5月26日掲載)


 私は理科の授業で、スケッチブックにイラストを描いて、それをめくりながら授業を進めることがあります。学習のまとめとして用いることが多いです。
 私が描く一連のイラストには、様々なパターンがあります。

ア 学習した内容を淡々と紹介するパターン。
イ 「こんな○○は××だ!」と鉄拳のように次々と紹介していくパターン。
ウ 常識からかけ離れた、ありえない状況が展開していくパターン。
エ 問題を投げかけ、その解答を考えさせながら展開していくパターン。

 今回は、エの「問題解決的なパターン」の例を紹介します。
 おおよそ、次のような流れになります。

1 学習した内容をダイレクトに描いて紹介する。
2 もしも、科学のきまりどおりでない状況だったらどうなるかという問題を投げかけ、子どもたちに考えてもらう。
3 それに対する結末を描いたものを紹介する。

 イラストで説明することで、次のような効果が生まれます。

・楽しみながら、学習内容が身につく。
・問題に対する結末を考えることで、物事を考える力がつく。

 小学五年「もののとけ方」の学習で描いたイラストは十一枚でした。
 その中で、問題解決的なパターンに当たる部分のイラストが、ここに出ているものです。
 食塩は水に溶けますが、消えてなくなったわけではありません。
 しかし、学習前のアンケートで「食塩は水に溶けると消えてなくなる」と思っている子どもが多いことがわかりました。
 そこで、本当にそうだったらどうなるのかをイラストにしてみました。
 授業では、本当に消えてなくなるのだったらどうなるかを考えさせながら、進めていきました。


この文章は、2007年に公明新聞の教育欄に掲載されたものです。掲載にあたっては、公明新聞の許諾を得ております。