なぜ「黒目」は必要なのか?
ドン・タナーの
「なぜ『黒目』は必要なのか?」

わたくし、黒目と申します。
今日は「瞳」について考えましょう。

猿です。何かおかしいです。お気づきになられましたか?

いかがでしょう?
最後にこちら
そうです。これら猿、犬、馬のイラストには「白目」が描かれています。
実際はどうでしょう?
こんな感じですね。
自然界の動物のほとんどが「白目」が見えないつくりになっています。
さてどうしてでしょう?
白目と黒目(瞳)がはっきりしていると、相手がどこを向いているのかがわかります。
「視線」が生まれるのです。
自分の視線が相手に悟られ、敵の存在に気づいていないことが伝わってしまうのです。
すなわち、自然界で生き抜くのが大変困難になるわけです。
では人間の場合はどうでしょう。
人間は相手とコミュニケーションをとるとき「目」を見ます。
視線が相手に伝わることで「あなたの事を私は見ていますよ」と気持ちが伝わります。
国によっては、あえて目線をそらすことで敬意を表する場合もありますね。例えば日本の「お辞儀」がそうです。
さて、もし人間に白目がないとどうでしょう。
このイラストをご覧下さい。
子どもですね。ほほえんでいます。
ではこちら。
なんとなく怖くはありませんか?
「リトルグレイ」と呼ばれる宇宙人がいます。
形は違えど、そのほとんどに白目がありません。
これに瞳を加えて見ましょう。
なんとなくユーモアのある表情に見えます。
瞳は顔の印象を変えるわけです。
ではガイコツでも同じ事を行ってみましょう
こちらと比べてみてください
いかがでしょうか?
あえて瞳をかくし白目がちにしてみるとどうでしょう
白目が多いのも怖いですね
さいごにおさらいです。
こちらの4枚のイラストをご覧下さい。
それぞれ、白目・瞳のあるなしだけで印象が大きく変わります。
ここで実験をしましょう。
みなさん、もしお手元に新聞紙があれば、試しに人物の顔写真の目を黒く塗ってみてください。
きっとまったく違う人に見えますよ。
ではこのへんで失礼します。
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