ワークショップ資料(2002.1.6 旭川)

ワークショップ・レジュメ
教室に「お笑い」を~お笑い教育入門編
2002.1.6「授業づくりネットワーク北海道2002in旭川」惣田 徹也


1. なぜ「お笑い」か。

 ・ 笑う人、笑わない人~笑いの能力は、生まれてからの環境に起因する
  ⇒笑いを子ども達に教えよう。一緒になって笑おう。子どものおもしろい発言を、教師が受け止めているか。(フォロー)

 ・ 笑いは、人間関係間に生じる緊張や摩擦を緩和する。
  ユーモアが間に入ると、人間が平等になる。上下関係をうまく乗り越えさせる。

 ・ 「泣いている暇があったら笑ろてこまして生きようやないか」(大阪弁の言葉)
   置かれている不幸な状況、逆境を「笑う」ことで、その状況から抜け出すのに役立つ。

 ・ 笑いの浄化作用
   「自分を笑う」自分のマイナス、コンプレックスを笑い飛ばす。ありのままの自分を
   肯定することになる。

 ・ スピーチ力と笑い
   アメリカ~スピーチの重視。その中で、ユーモアに富んだスピーチが発達。
   日本~読み・書きの重視。笑いのコミュニケーションモデルが乏しい。
       漫才~笑いの優れたコミュニケーションモデル
  ⇒子どものころからのトレーニングが大切。

 ・ 笑いで免疫力が高まる!?
   吉本新喜劇を見たガン患者~ガンをやっつける細胞、低かった人は正常値に、高すぎた人は正常に。笑いの医学的効用の報告。
   笑いでエンドルフィンが分泌。脳の活性化。
 ・ ユーモアセンスのある人
   一つの人格の中にボケとツッコミが同居している。常識にとらわれず、超常識の発想もする。
   一面的でなく、複眼でモノを見る。自分だけでなく相手の立場を想像する。
   自分を第3者の目で観察できる。マイナスをプラスに転じ、プラスをマイナスと見る
   自在の価値感をもつ。⇒子どもにも落語・漫才など質のいいものに触れさせよう。
 ・ ユーモアは、もっとも効果的なプレゼンテーション。

 ・ ユーモアは、最も印象的な名刺。

 ・ 真のリーダーは、柔軟なユーモリスト
   教師がユーモリストになると、クラスにユーモアが広がる。
   単なる笑い話が広がるのではなく、ユーモアの心性と思考方式、センスが広がるのである。

 ・ 自己開示能力とユーモア
   「自分をさらけだす・開くこと」が、コミュニケーションのポイント。
   ユーモアのセンスがあると自分を開きやすい。
   2人の関係でも、どちらかがユーモアのセンスを持っていたら、相手は自分を開きやすい。

2. お笑いの種類

 (1) 関わり方

   ア. 自分発信型(攻めの笑い)~性格によって得意・不得意がある。
   イ. 受信型(守りの笑い)   ~人の発言を受けて、広げる。明石家さんまさん

 (2) 構造

   ア. フリ~これから何をするか、ネタを振る。状況を知らせる。
   イ. オチ~おもしろい事を言ったり、やったりする。観客の予想を裏切る。
   ウ. フォロー~ツッコミ、リアクションで演者と観客の空気を調整して、次のギャクへ進む。

3. お笑い修行

   ・ ネタの蓄積~プロの技に触れる。
   ・ バラエティゲームで受け(フォロー)の技術を高める。
   ・ 良い修行を続けることで、笑いのセンスが身につく。勇気を持って実行。変われる。
   夢を持つこと・笑うことは人生を豊かにする。(持論)

4. その他

   ・ ショートコント
   ・ ブレイクタイム
        あんたの顔は1円玉やね。⇒これ以上くずせない。
   (川柳)やせてやる これ食べてから やせてやる
        まだ寝てる 帰ってみたら もう寝てる
        いい家内 十年経ったら おっ家内
        目は一重 あごは二重で 腹は三重
        口開いてるのに 歯医者話しかけ
        バット持つ この子は不良か 一億か
        イチローを 越えたと 二浪の息子言い
        院長が あかんいうてる ドイツ語で

「参考資料」

 「お笑いに学ぶ教育技術」 上條晴夫編著 学事出版 2001 ⇒ 買ってください!
 「笑いの研究」 井上宏ほか 日本実業出版者 1997
 「ユーモアスピーチの達人」 坂信一郎 PHP研究所 1997
 「癒しのユーモア」 柏木哲夫 三輪書店 2001
 「とっさのユーモアで切り返せる人、切られる人」 キム・ジンベ PHP研究所 2001

Published: 9月 26th, 2010 at 18:37
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